島はぼくらと

著者 :
制作 : 五十嵐 大介 
  • 講談社
4.02
  • (467)
  • (657)
  • (329)
  • (45)
  • (5)
本棚登録 : 3760
レビュー : 589
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062183659

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 直木賞受賞後、第1作となるこの本。
    本屋大賞にもノミネートされていました。
    瀬戸内海の冴島(架空の島)の4人の高校生はフェリーで島外の高校に通っている。
    島で生まれ育った人々、Uターンした人々、Iターンの人々。
    島で暮らすということ・・・
    ラストは感動的です。

  • ラストのあたりのまとめ方はなかなか気持ちよく、読後感は良いのだけれど、過去作品のキャラクターの登場は(深月さんなら、もうお約束とはいえ)、今回は若干あざとい感じがしてしまう。彼女がこんな感じに成長しているというのがわかるのは、確かにうれしいのだが、もうちょっとささやかに出てきてもらえるともっと良かったかもしれない。ミステリー的要素がまるでないのも、やっぱりちょっと残念。有川浩が、壮大なほら話路線から、お手軽なお仕事ものにうつってしまったことを考えると、深月さんにも、「読者が求めているのは、これなんでしょう」って思っちゃって欲しくない。
    確かに社会を見る視線、人間関係を見る視線は、母になって一層深まっているようには感じるのだけれど、でもラストのどんでん返しであっと言わせる技をこれからもまだまだ見せていってほしいなあと願います。デビュー作から全作品を追ってきているわがままなファンとしては、これが「新境地」ではなくて、展開の一つであってほしいと願ってしまいます。

  • 何度か手にして、その度に棚に戻し続けた辻村作品。50のオッさんが読むには眩しすぎる表紙。ついに読了。
    正直、読みにくかった。登場人物の設定が自分の中でうまく確立できず、朱里(あかり)を最後まで、しゅり、と発音したり、他にも色々思い起こすと作者には、とっても失礼な読み方をしてしまった気がする。
    でも、高校生の瑞々しさをただ描いた作品じゃなく、色々絡み合う、やはり素敵な展開に、読後満足感は十分。もう少し彼女の作品、読んでいいかな?

  • 読み始めたら止まらなくなって一気に読んでしまいました。

    離島の高校生のお話。

    狭い世界の中で生きていくには色々あるんだなって考えさせられました。

  • 本土から離れた島「冴島(さえじま)」に住む4人の高校生とこの島に昔から住む人、Iターンで移住してきた人、そしてこの島に関わる本土の人、そうした人たちが家族のように助け合いながら日々を過ごしている様子が描かれています。
    とは言っても平坦な内容では無く、4章で構成されるストーリーはそれぞれで山場があり、飽きることなく様々な切り口で描かれていてとても面白く読みやすい作品でした。
    特に好きなのは、Iターンで移住してきた男性・本木クンが医師免許を持っていることを告白したシーン。そして朱里に「何かあったら本木クンを頼って」とそのお膳立てをしたヨシノさん。泣きながら感謝を伝えた蕗子さん。頭の中では「みんなすごくいい表情をしている」妄想ができました!

  • 少し消化不良で終わってしまったかな。新と衣花、源樹と朱理がどうなったのか気になって仕方ない。島という小さな場所での人間関係や人との繋がり、風習がとても窮屈に見えてとても良い感じだった。

  • 島で生きるという事がよく分かった。4人の高校生の島と本土を往復する暮らし、島の掟のようなもの、Iターンで島に入ってくる人たちの生きざま等々。でも、私は個人的にこの世界に入り込めなかった。島の空気が良く書かれていて、4人の高校生達の進路に対する悩みや生き方に対する考えはよく分かるのだが、もう一度読みたいとは思わない。島で起こる色々な問題を並べすぎている気がする。物語を通しての1つのテーマがピンとこない。「島はぼくらと」と言うタイトルどうりの内容。

  • 6他の部分も、もう少し掘り下げて欲しかった。

  • わー!好き、すごい好き!

    このつながってる感じとか(脚本って時点でちょっと期待してた)、いいだけでも悪いだけでもない感じとか。

  • 赤羽環(『スロウハイツの神様』)が出てきた。カッコイイ!環さん。衣花はまさかの村長に。朱里も戻ってきて、島がよりよくなりそう。新と源樹のその後が気になる。というより、新と衣花、朱里と源樹がどうなったのか気になる。4人の友情が気持ちよくてあたたかくなるお話だったけど、もっと見ていたかったな。

著者プロフィール

辻村深月(つじむら みづき)
1980年山梨県生まれ。千葉大学教育学部卒業後、2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、2017年『かがみの孤城』で「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー」1位、王様のブランチBOOK大賞、啓文堂書店文芸書大賞などをそれぞれ受賞。本屋大賞ノミネート作も数多く、2018年に『かがみの孤城』で第6回ブクログ大賞、第15回本屋大賞などを受賞し、2019年6月からコミック化される。他の代表作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ハケンアニメ!』『朝が来る』など。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。2020年、河瀬直美監督により『朝が来る』が映画化される。

島はぼくらとのその他の作品

辻村深月の作品

ツイートする