晴れたり曇ったり

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 433
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062183741

感想・レビュー・書評

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  • 日々を見つめるエッセイの寄せ集め。

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    日々の暮らしの発見、忘れられない人との出会い、大好きな本、そして、「あの日」からのこと。いろんな想いが満載!最新エッセイ集。
    +++

    川上さんの欠片の一部を集めて並べたようなエッセイ集である。個人的には、作家さんのエッセイは、読まなければよかったと思わされることも多いのだが、川上弘美さんのエッセイは、小説から想う著者像を裏切らず、さらに深く納得させてくれるので好きである。町のどこかでそんな彼女に偶然出会いたいと思わされる一冊である。

  • 1958年生まれ川上弘美さんの楽しいエッセイ「晴れたり曇ったり」、2013.7発行です。川上弘美さんの視線、心の中が面白いです。あっ、一緒だなという喜びもありますw。タイトルは大学生の頃、バスの窓から見ていた喫茶店の看板からで、ずっと心から消えないそうです。①長男高校、次男中学、そして川上弘美さんは運動会フリークだそうですw。(フリークとは、ある事柄に異常に心酔するものをいうんですね)②小説家は北杜夫が好きで、高校生の頃は定期入れに北杜夫の写真を③日記には、その日におこなったこと、会った人、読んだ本、献立

  • 今の気分にぴったりな題名で、惹かれてしまう。

    川上さんのエッセイは美味しいお水みたい。ぐんぐん浸透して、たぷたぷ満たされる。男の子のくたっとしたセーターが好き。これ、わかる。安心して眠る猫みたいな気分になる。

  • 2015/07/27 読了。

    人間ドッグのママ友の話がいまの私のころなので興味深く読ませてもらった。
    大きくなった子供とお弁当持って出かけたり素敵な親子関係なのだなぁと思ったり、さらりと離婚していたり(笑)
    《号泣する準備はできていた》このタイトルは凡人の私にとっても、ものすごく惹かれるタイトルで、そのときのエピソードがすごく好きです。
    なんか言いたいことばかりのレビューですが、楽しく読めました。《書評は飛ばし読み

  • 川上さんの文章は読みやすくて、やさしい。すっと体の中に入ってきます。
    これは、エッセイなどがはいっていて、ちょこちょこっと読んでいます。
    小説や本について、改めて言葉にしているところが多くて、あらためて、作者の姿勢を感じました。

  • 上質なエッセイ。「考える」という言葉がよく出てくる。良い小説家は考える人なんだなあ、と思う。

  • 小説だと思って借りてきたらエッセイじゃないか。晴れたり曇ったり人生いろいろ。

  • 楽しく読ませてもらいました。

  • 雑誌や新聞、週刊誌のエッセイや文庫本の解説を集めた一冊。 濃いのや淡い川上弘美が居る。
    『号泣する準備はできていた』ってタイトルの川上氏のエッセイ(笑)ワクワクしながら読んだ。江國さんから川上さんを見た文章ってあるのかな。あったら読みたい。『通天閣』これから読みます。
    「記憶」の中の美しいという言葉についての文章、メモりました。 あの一文を最後に持ってくるの、ズルイ。感傷から抜け出て私にも「美」を思い出させた。
    川上弘美氏の文章を読んでいると文学に近付けた気持ちになる。 おこがましいかしら。

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著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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