猫弁と少女探偵

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 468
感想 : 69
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062183826

作品紹介・あらすじ

飼い猫・テヌーの足跡を見て、自身の「大いなる欠け」を知った天才弁護士・百瀬太郎。三毛猫が失踪してしまった少女は、百瀬とコンビを組み、猫を探し出すことになった。婚約者の大福亜子は、誕生日に百瀬から呼び出され、贈り物を期待していた。イタズラ好きの少年は、百瀬法律事務所の手伝いをしていた。やっかいでかけがえのない人たちの謎を抱えた百瀬のもとに、百瀬次郎と名乗る赤毛の青年までやってきて――。大切なものたちがつぎつぎにつながるハートフルミステリー、急展開の第四弾!

感想・レビュー・書評

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  • 今回も猫弁らしく猫ちゃんと
    謎多き依頼者たちに百瀬さんは
    あっちへこっちへぐるぐるぐるぐる。

    でも、今回は遅々として進まなかった
    大切な婚約者、亜子ちゃんとの関係にも
    変化と動きが。

    いつも周りのみんなを包み込むように
    すべてをまぁるく温かいほうへと
    解決していく百瀬太郎。
    でも、その実は正円であり、
    正円とはすなわち空洞。
    その大いなる欠けに気づきながら
    まだ行動に移せなかったところに大きな問題が。

    初めて自分の気持ちの真ん中に立ち、
    感情というものの激情を知った百瀬さん。

    「わたしたちにできることは
    余計なことぐらいですからね」
    と、今回も七重たちの深い愛情がうれしい。

    いろいろと問題も未解決なことも残しつつ
    いよいよ最終巻。明日は晴れる。
    幸せに満ち足りた百瀬さんの正円が見れますように。

  • シリーズ4作目。
    百瀬太郎と大福亜子がこの後に及んでもまだ結婚しないのでびっくりした笑 でも次こそ進みそうな感じ。
    それにしても百瀬次郎と名乗る赤毛の人物は一体誰だったのだろう…盗聴器の謎も気になる。

  • 今回は、パズルのピースが残ってしまった感じがしますが、次回の布石なのかな?と思いました。何だか猫弁こと百瀬だけは何かに巻き込まれるかもと予感している感じも。現時点では、次巻の発売情報も流れているので、余計にそう思うのかもしれませんが、母に関するなにかも出てきそうな予感が...。そして完太のことも。これからは張り紙がなくなってしまうんだろうな。
    そして亜子と猫弁の関係も何だかとてもうらやましく読みながらにんまり。最後は特に良かった。亜子と一緒にいることで、自分の感情を持つ猫弁。亜子と一緒になれてラッキーな猫弁。そして、猫弁と一緒にいる人が幸せに感じるのではという一言。そんな二人が一緒に歩もうとするのは読んでいて本当にほほえましくて、どこかうらやましい。
    次回が最終巻。事件も恋愛もすべてハッピーエンドになってくれるといいな。

  • 今回もまた、猫が幸せそうで良かった…(^-^)
    このシリーズを読むと、ほんわかするのでとても好き。2人の恋愛模様も微笑ましい。続きが楽しみです。

  • 猫弁シリーズ、4作目。

    今作も面白かったし、ホロリとさせられた。小さい頃に唯一の家族だった母親と生き別れ、一人ぼっちになった百瀬さんだけど、彼の集まってくる人たちは皆、本当にイイ人たちばかり(多少ユニークだけど)。作中の言葉通り、百瀬さんといると皆が自然と幸せになっていくんだろうな。今作では、これまでのシリーズ作品に出てきたあの人、この人が再登場し、懐かしむと同時に、それぞれが自分の道を見つけ、「卒業」していく姿を見ることが出来る。もちろん、それは百瀬も同じで、最後の「卒業」のバスシーンはとってもヨカッタ。
    気になる、ニセの百瀬の弟。急転直下のシリアスな展開。これは次作に持ち越しかな?早いところの百瀬と亜子の幸せの成就を願うばかりだけれど、次作が最終話?になるかもしれないというのはちょっと淋しい。

  • 【4】ほのぼの予定調和であっても白ける事も反感も嫌味も感じない、このシリーズ好きです。今回は登場人物たちが未来に向けて一歩踏み出し、今までよりキリッとした印象。百瀬の母の謎も一層深まって、次巻もますます楽しみなところへ、最後!一体誰からの電話??後引くわ~~。

  • もともと悪人の少ないシリーズだが、今回は特にいい人ばかり。
    ハートウォーミングで、何度かじーんとくる。
    少女探偵との猫探しは、周りのあたたかいまなざしに満ちている。
    春美の決断は、意外。
    次はどうするのか、気になるところ。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-786d.html

  • 猫弁シリーズ4作目。
    相も変わらず、優しさと思いやりがぎゅっと詰まったお話し。
    百瀬さんの人柄に触れると、小説だと分かってはいるものの幸せな気持ちになれます。
    ちょっとばかり損をしても、思いやりを持っていたいと気付かせてくれる温かい登場人物ばかりです。

  • 綺麗にまとまった安心の作。
    登場人物それぞれの変化・成長が心地好いです。
    シリーズ終結に向けた助走的な雰囲気も感じられます。

  • 殺人やトリックとは縁がない優しい人たちの事件簿である。
    猫は好きだけど家で飼えない私には羨ましい話である。事務所に10匹を超える猫を飼っているのも不思議。百瀬の不器用な性格に好感を持てるがちょっとじれったい気もする。

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著者プロフィール

東京都出身。2006年、『三日月夜話』で城戸賞入選。2008年、『通夜女』で函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞グランプリ。2011年、『猫弁~死体の身代金~』にて第三回TBS・講談社ドラマ原作大賞を受賞しデビュー、TBSでドラマ化もされた。著書に『赤い靴』、『通夜女』などがあり、「猫弁」「あずかりやさん」など発行部数が数十万部を超える人気シリーズを持つ。

「2022年 『犬小屋アットホーム!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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