五年前の忘れ物

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 454
レビュー : 74
  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062184311

作品紹介・あらすじ

「女の人の中に入っているとき、温度わかりますか?」友人の結婚式の帰りに、偶然再会した元上司。バーでのエロティックな会話の応酬のあと、終電を逃しタクシーに手を上げて……「五年前の忘れ物」
「結婚されているんですか?」ゴルフ練習場で出会った感じのいい男性に不意に訊かれ、恋人とうまくいっていないわたしの心は揺れる……「一羽だけの鳥かご」ほか、
「セックス日和」「デニッシュ」「とびら」など30代の女性を描く、新鮮な短篇集。

感想・レビュー・書評

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  • まず、オトナ(あえてカタカナ)の話だぁーと思った。

    次に、益田ミリさんって、こう言う話も書くのか、知らなかったなぁーと思ったら、初の小説集だそうで。

    最後に、ちょこっと漫画がついていて、ああ、やっぱりこの本は、益田ミリさんが書いたんだよね〜なんて、再確認(?)しながら、読了。

  • 益田ミリさんの本は、マンガとエッセイだけだと思っていたらこんな短編集もありました。装丁は名久井直子さんです。

    最初の数話は、今までのミリさんらしくない大人な感じ。(ちょっぴり官能的?)だけど、その官能的な作品の中にもミリさんワールドが広がっていて、不倫には何の共感も出来ない私の胸の奥でさえもチクチクと突き刺してくる...そんな1冊でした。

    物語の並びもとてもいいと思いました。

    ブログにて詳しいレビューしています。
    http://egaodekurasu.jugem.jp/?eid=810

  • 「すーちゃん」は知っているのですがチラッと読んだことがあるだけで、今作で初めてちゃんと益田さんの作品に触れました。
    どの物語も面白いです。終わり方が心地良い。なんとなく心温まるというか。
    特に好きな話は、「二羽の鳥かご」「セックス日和」「デニッシュ」。
    ...あー、でもやっぱりどの話も良かったな。

    装幀、余白の広さ、行間の幅など、普段あまり気にしないところまで良いなぁと思える本でした。

  • 短編小説。どのお話しもあっという間に終わってしまう。すらすら読めるけど、少し物足りない。最後のニリンソウは切なかった。

  • 女の人のちょっとずるかったりしたたかだったりする部分をよく書き表しているなあと思う。どこにでもいる普通の人より目立たない人達の心情もよく表されている。
    でも私はミリさんのこう言う小説はあまり好みではないかも。

  • スラスラと読みやすい短編集。
    それぞれの女性が口には出さない心に秘めた感情が描かれている。
    平凡にも見えるけども、そこがリアルで良かった。

  • 益田ミリさんは、女の芯の部分をさらりと表現するのがとても上手い。日頃は隠して、なるべく表に出さないようにしてる、醜さとか傷つきやすい感情とか、哀しみ、そして小さな幸せ。ふわっと自分の気持ちを自然にかき出してくれる、鋭い感性。 私は好きです。救われるなぁと思う。
    どの話もリアルでグッとくる。
    最後は小説家と漫画家のどちらも楽しめて、より物語の世界が伝わって感動した。良かった!

  • 短編集。益田さん、マンガは何冊か読んでいたけど小説は初めて。マンガとはまた違った雰囲気を味わえて楽しかった。最後にマンガもあってお得な気分になれた。

  • 170708
    読みやすかった。
    さいごの話は、じーんとした。

  • インスタでよく見かける益田ミリさん、初めて読みました。10話からなる短編集。
    しばらく読んで「浮気がテーマなのか」と思ったけど更に読んで「違う、女のあざとさがテーマか」と思った。結局どちらでもなかった(笑)

    最後の方はうるっときてしまうお話も。
    特に「堤防の夕焼け」というお話が好きでした。
    女の嫌な部分もどこかしら共感出来てしまう箇所があるんじゃないかな。

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著者プロフィール

益田ミリ(ますだ・みり)
1969年大阪府生まれ。イラストレーター。 主な著書に、『ほしいものはなんですか?』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『今日の人生』『しあわせしりとり』(以上、ミシマ社)、『すーちゃん』シリーズ(幻冬舎)、『沢村さん家のこんな毎日』(文藝春秋)、『僕の姉ちゃん』(マガジンハウス)、『マリコ、うまくいくよ』(新潮社)、『お茶の時間』(講談社)、『こはる日記』(KADOKAWA)、『永遠のおでかけ』(毎日新聞出版)など。共著に、絵本『はやくはやくっていわないで』『だいじなだいじなぼくのはこ』『ネコリンピック』『わたしのじてんしゃ』、2コマ漫画『今日のガッちゃん』(以上、平澤一平・絵、ミシマ社)などがある。

「2020年 『今日の人生2 世界がどんなに変わっても』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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