世の中への扉 図書館のトリセツ

  • 講談社
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062184977

作品紹介・あらすじ

タイトルのトリセツとは、「取扱説明書」を略したものです。
『図書館のトリセツ』は、図書館の正しい取り扱い方を、楽しく知るための本です。

読者対象は、小学生以上。

図書館ってどんなところ?
図書館でできることはなにがある?
図書館の本ってどんなふうに並んでいるの?
図書館の分類ってなに?
図書館は本との出会いの宝庫!
本の見つけ方のこつは?
調べ学習や自由研究なら、図書館で調べよう
リファレンスってなーに?
困ったときのQ&A

などなど。

小学生がはじめて図書館を利用するときのとまどいやお悩みを解決する、楽しくて、わかりやすいガイドブックです。

イラストはスギヤマカナヨ氏。

感想・レビュー・書評

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  • 本が大好きな子、「図書館で何冊借りましたシール」を貼るのが好きな子、図書館で手塚治虫を読む子…そんな子供達と、かつてそんな子供だった大人の皆さんに読んで欲しいトリセツです( ^ω^ )ほ…ほっこり…←

    十進分類法の知識は要らないんじゃないかしら〜誰得だよ〜(笑)とも感じましたが、いやいや、子供は自分の興味ある分野の知識に対しては貪欲だものね。他の子が知らないことを知ってる、っていうスペシャルな自分が誇らしく感じるものね。

    私もきっと、この本の知識を小学生の頃に持ってたら、親にひけらかしてましたよ、絶対(笑)。
    あと、レファレンスって単語もやたら使いたがったと思うわ〜(笑)。

    …レファレンスサービス活用してないなあ…今度、図書館行った時にお願いしてみよう…
    なんか図書館に行きたくなったな〜\(^o^)/笑

  • 福本さんのわかりやすい説明と、スギヤマカナヨさんのフレンドリーなイラスト。これは学校図書館にもぜひ置きたい一冊です!
    分類は2次まで説明されていたけれど、これ、小学生にはまだまだハードル高いんですよね…。うちは1次プラス「どうぶつ」「さんすう」などのシールを背に貼ることで対応しています。
    見返しの、「図書館は自由な場所」ということがよくわかる説明が、最高です(*^-゜)b

  • 図書館を活用しようというより、「本と仲よくなろう」「図書館に入り浸ろう」のススメ。

    ・図書館ってこんなところ
    →本がいっぱいある!から。
    ・本と出会う
    →分類など探し方も丁寧なんだけど、ブラウジングの楽しさも。
    ・本で調べる
    →百科事典、レファレンス

    ☆読み終わったら、図書館に行きたくなる。

  • 小学校で司書をしています。
    子どもたちの目線に立って、図書館利用の仕方を学ぶために手に取りましたが、思わぬ収穫のある本でした。

    本の真ん中あたりまでは、図書館の利用の仕方が載っています。十進分類法や本の並び方等、、、。

    ある程度 知識のある方は【本の見つけ方のこつ】より後を読んでも楽しんでいただけると思います。

    リファレンスコーナーの役割は答えを教えることではないという点にハッとし、自由研究のテーマの決め方のひとつには【百科事典で適当に開いたページからヒントを得る】というものもあり、笑いながら頷ける部分がいくつかありました。

  • 学校図書館に1冊おいてほしい本。
    でも、「図書館を詳しく知りたかったら、これを読んでね」とは言えない…な
    だって、これから調べ学習を始めようとする子に、「1冊読んで」とか、ありえない(涙)
    先生か司書が読みくだいて、分かりやすくクラス全員に図書館の使い方を伝えることができれば、その種にできるなら、素晴らしい1冊になるかなぁ。
    挿し絵は可愛らしく、図も分かりやすくて好感がもてます。

  • 550

    福本 友美子
    1951年東京都生まれ。公共図書館に勤めた後、児童書の研究、翻訳などで活躍している。「おさるのジョージ」シリーズ(岩波書店)、『としょかんライオン』(岩崎書店)、『ないしょのおともだち』(ほるぷ出版)、『シモンのおとしもの』(あすなろ書房)など絵本の翻訳を多く担当。編著書に『キラキラ子どもブックガイド』(共著、玉川大学出版部)などがある。

    江口 絵理
    1973年生まれ。阪急コミュニケーションズ(元TBSブリタニカ)勤務を経て、イギリスの出版社ブルームズベリーにインターン勤務。その後、フリーランスの編集者・ライターになる。おもな著書に「ミーアキャットの家族」「ボノボ」(そうえん社)などがある。

    もう1つ図書館のいいところは、古い本も読める、ということです。本屋さんにならんでいる本は新しく出版されたものが中心で、低庫はどんどん入れかわります。けれども図書館には、もう本屋さんで買えなくなった本もちゃんとあるのです。10年前の本も、30年前の本も、100年前の本も。

    わたしたちは赤ちゃんのときから、「五感」―ー見る、聞く、さわる、味わう、 においをかぐ―ーを使って自分のまわりの世界のことを感じてきました。けれども五感でわかるのは、自分が今いるその時間、その場所のことに限られています。一生の間に実際に体験できることといったら、実はほんのわずかしかありません。その限られた時間と場所をこえていく方法、それが、本を読むことです。本が、自分と知らない世界をつなげる窓になってくれるのです。「本を読む人」は、読まない人よりずっと多くの体験をし、ずっと広い世界を知っていることになるのですね。

    図書館にはありとあらゆる種類の本がならんでいます。1冊1冊の中に、わたしたちがまだ知らない世界が広がっています。先日テレビドラマによく出ている人気のある俳優さんが、「最近行ったところでよかったのはどこですか?」と聞かれ、「図書館!」と答えていました。どうしてかというと、「自分の興味とちがうところでも、 なんかすごい刺激があったんで」というのです。わたしたちはふだん自分の興味あるところにばかり日を向けてしまいますが、図書館には、知らない世界へ飛びだすチャンスがいくらでもあります。本を読んで今まで知らなかったことに日を向け、新しいことに興味をもって、あなたの世界をぐんぐん広げてください。

  • タイトル通り、図書館の取り扱い説明書。
    小学生くらいの子供を対象にしていると思うのですが、大人が読んでもおもしろいし、けっこうためになります。
    知ってるようで、知らないこと。いまさら聞けないこともふくめ、図書館の利用法がよく分かります。
    娘が小学生になったら、読ませないと思いました。

  • 【概要】図書館の正しい取り扱い方を楽しく知るための、図書館ガイドブック。(取扱説明書。)

    【雑感】子どもから大人まで、図書館と本の基本のキ(だけどなるべく早く知っておきたい、とても大切なこと)を知る本の1冊としてピッタリ。
    項目「本で調べる」(p69からp137まで)では、(おそらく小学生の)トショくんとカンコちゃんが登場して、実際に調べる様子がストーリーで描かれていて分かりやすい。

    p143の「テーマの見つけ方(全国学校図書館協議会 としょかん通信第267号より)」の亀の子マップと5W1Hマップは子どもへ分かりやすく伝えるために使えそう。

  • 学校司書になって、不安のあまり最初に手に取った本。調べ物の仕方、レファレンスの仕方、図書館の使い方、可愛いイラストと共に解説してある。わかりやすい。

  • 学校には卒業があるけど、図書館にはない。こんな自由で素敵なところ確かに他にないですね。(この本も図書館で借りた本)
    レファレンスで本の探し方を教えてくれるのもぼんやり知ってたのですが、大人読んでも発見がある本でした。

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著者プロフィール

【福本友美子・やく】   慶應義塾大学文学部卒業。公共図書館勤務の後、児童書の研究、翻訳などをする。『としょかんライオン』『ひみつだから!』『おすわりくまちゃん』『おやすみくまちゃん』『だいすき、ぎゅっぎゅっ』(いずれも、岩崎書店)、『ないしょのおともだち』(ほるぷ出版)、『りこうすぎた王子』(岩波書店)など多数の訳書のほか、編著書に『キラキラ応援ブックトーク 子どもに本をすすめる33のシナリオ』(共著、岩崎書店)などがある。東京在住。

「2013年 『ぬいぐるみ4体付 おふろのくまちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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