数学の誘惑

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062185066

作品紹介・あらすじ

フランク・ブルマイスターは、ほぼ安全にルーレットで勝つ方法を知っている。首尾一貫して黒に賭け、赤が出たら賭け金を倍増するというやり方だ。ところが、ほとんどありそうもないことが起こる。玉が11回続けて赤に落ちたのだ。ブルマイスターは1万ユーロ以上の損失を出し――そして、多少の学びを得る。つまり、期待値と「大数の法則」のことを……。

日常生活の中の「数学」を掘り下げることで、知的好奇心を満たしてくれる一冊。

本書は17の章から成り、各章は再現ドラマ風の前半部分と数学的解説の後半部分に分かれる。再現ドラマのテーマは、殺人事件や給与、結婚、賭博、交通渋滞など多岐にわたり、中には古代ギリシャが舞台になったものもある。

そういった日常、非日常のあらゆる場面を少し違った角度から見てみると、数学の豊かな世界が立ち上ってくる。数学は学生時代の苦行や無味乾燥な数字と記号の羅列ではなく、人間生活に密接なかかわりを持つものであることを17の章を通じて著者は訴えている。

感想・レビュー・書評

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  • 請求記号 410/D 92

  • ドイツ人が書いた数学書。考えたら、その昔、ドイツが数学の中心だったことがあったな。

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著者プロフィール

1958年生まれ。ボン大学で数学を学んだ後、約10年にわたってフリージャーナリストとして活躍。この間に、米マサチューセッツ工科大学で科学ジャーナリスト特別研究員として1年間を過ごす。
現在、ドイツ高級紙『ツァイト』の学術部門編集部員として、1997年からコラム「Stimmts?(それ、ほんと?)」において、日常生活に潜む都市伝説に関する読者の質問に答えている。また、同紙の学術雑誌『Zeit Wissen』創刊時には編集長を務めた。さらに、ベルリン・ブランデンブルク放送と北ドイツ放送のラジオコラムにも出演中。それらの業績に対し、2005年にはジャーナリスト専門誌『Medium Magazin』の「今年の学術ジャーナリスト」に選ばれ、2008年にはドイツ数学会からメディア賞を授与されている。

「2016年 『数学の誘惑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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