ふたり

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 433
感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062185295

感想・レビュー・書評

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  • 【物語】ふたり 小学六年生の話。素直に共感でき読みやすかった。今年一番はまった本です。小学生から大人まで読んでほしい。

  • 図書館で覆面作家を追う小学生の男の子と女の子。
    読まざるを得ませんわね。
    純粋過ぎるふたりに熱くなる頬と目頭。

  • 小学校6年生が主人公だけど、考え方とか大人っぽいなーと、思った。嫌がらせをされたら、私ならもっと取り乱してしまう。

  • クラスでいじめられている転校生の佳純と、それに気付いてしまった准一。
    ある日、ふたりはお互いにミステリー作家「月森和」が好きなことを知る。
    月森和は覆面作家で、別名義でも本を出しており、別名義の謎は既刊の小説の中に隠されているらしい…。ふたりは図書館で月森和について調べ始め、距離を縮めていきます。

    本を通じて、友情ともほのかな恋心とも取れるような関係を育んでいきます。
    それぞれ家族のことや進路のことで悩みながらも、それに向き合い、乗り越えようとする姿がとても良かった。

    章ごとに主人公が准一、佳純と入れ替わるような構成になっているのも面白い。

  • のんびりゆっくりと進んでいけばいい。

    思い出が詰まった一冊になりました。
    福田隆浩さんの本、もっと読みたいな。

  • 小学生ふたりが好きなミステリー作家を通じて距離を縮めていく。爽やかでとても微笑ましい小さな恋の物語。
    いろいろなテーマてんこ盛りだったけど、読後感も良かった。
    これからふたりがどう変わっていくのか?変わらないで成長していくのか?見守りたい気持ちになりました。

  • 弱虫だった准(じゅん・母子家庭)がクラスのいじめられっ子佳純(かすみ・母が聾唖で手話ができる)とひょんなことから本の趣味が同じなことを知る。それから、図書館でふたりで会うようになる。いつしかお互いが気になりだす。学校では佳純がいじめられる。准は佳純を助ける。しかし、ふたりが図書館デートをしているのがばれて皆からからかわれてしまう。図書館では本の作者が偽名で他の本を書いているという。苦労してやっと見つけ出し、隣町まで会いに行く。しかし、合っていたけど外れてもいた。しかも、考察も間違っていた。でも、作者に会いふたりは勇気をもらう。学校でも勇気をもっていじめに立ち向かう。そして、いじめも克服する。愛がふたりを成長させた。ふたりは変わってしまうのかなぁ。変わらないのかぁ。

  • 201 4年9月12日

  • 小学生らしい将来への不安とか、ちょっと背伸びした冒険とか描かれていて、
    甘酸っぱい恋の予感みたいな微妙なふたりの距離感がキュンっと可愛くて
    小学生に「読んでみて!」って勧めたくなる作品でした。

  • がんばれ、って感じ。
    いい本だと思います。

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著者プロフィール

長崎県の特別支援学校勤務。『この素晴らしき世界に生まれて』(小峰書店)で、日本児童文学者協会長編児童文学新人賞受賞。
『熱風』で、第48回講談社児童文学新人賞佳作受賞。
『ひみつ』(講談社)が第50回野間児童文芸賞最終候補作に、
『ふたり』(講談社)が2014年青少年読書感想文全国コンクール課題図書に、
『幽霊魚』(講談社)が2016年読書感想画中央コンクール指定図書に、
『香菜とななつの秘密』が厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財に選ばれる。
『たぶんみんなは知らないこと』で第60回野間児童文芸賞を受賞。
その他、『おなべの妖精一家シリーズ1.2』『おはなしSDGs 人や不平等をなくそう 明日香さんは負けない』(講談社)など





「2022年 『たぶんみんなは知らないこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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