Art in Hospital スウェーデンを旅して

  • 講談社 (2013年9月28日発売)
4.19
  • (6)
  • (7)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 63
感想 : 12
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (64ページ) / ISBN・EAN: 9784062185745

作品紹介・あらすじ

目次
■中部ろうさい病院での気づき
はじめに 4
天井画の原点は天井のシミ!? 6
心がパーッと広がる絵 8
時がたつほど、味がでる 10
アートはスタッフのため、でもある 12
■スウェーデンでの学び
赤い廊下に赤い椅子 14
消化器内科にはネオンアート 16
キラキラの集中治療室 18
ストレッチャーから見るアート 20
“こわくない”病院の外観 22
受付は低いカウンターで 24
動物のオブジェ 26
ずーっと、続いていく絵 28
道具として機能する診察室のアート 30
着替えて行くレストラン 32
貸し出しギャラリー 34
入院中こそ本は必要 36
いろいろな顔を持つプレイルーム 38
赤ちゃんの霊安所 40
ここで、待ってるよ! 42
■和歌山県立医科大学付属病院での実践
一通のメールから 44
汚れたら、ふき取れる絵を 46
オーベルニュの子守唄 48
鳥の歌 50

座談会 52
おわりに 60
国立成育医療研究センター 62

みんなの感想まとめ

アートがもたらす癒しと心の安らぎについて深く考えさせられる作品で、特に病院におけるアートの重要性が強調されています。スウェーデンの法令により、病院の建設費の1%をアートに充てるという取り組みが紹介され...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 山本容子さん。自信に満ち溢れ堂々としていて華やかで、ご自身のことが大好きで(*^v^) オーラのある方だと思います。ホスピタルアート、初めて知りました。そうですね、1番絵が必要とされている場所なのかも。
    ここでは、絵=癒し。アーティストのエゴはいらないというのがなんとも潔くてカッコイイ。
    壁面に直接描くのもいいですね。
    この分野は、予算がほとんどおりないそう。実際は院長先生がたも山本さんご自身も「寄贈・寄付」したんだぞーと愚痴もチラリ。山本さんがおっしゃるように、今後のアーティストさんのためにも、ボランティアであってはならないと思います。やなせたかしさんの厚意につけ込んで、無償で絵を提供させる団体組織のようであってはならないと思います。

  • 気になる書き方や

    講談社のPR
    「もし芸術に力があるとするならば」

    LUCAS MUSEUM|山本容子美術館
    http://www.gdigrec.com/information/index.php?catid=6

  • ”病院”とは患者さんの生活の場であるとともに医療スタッフにとっての大事な職場でもある。

    本誌ではアーティスト(=山本容子)の中部ろうさい病院での経験とスウェーデンのArt in Hospital見学をもとに、和歌山県立医科大学附属病院でのArt in Hospitalに落とし込んでいく過程を記している。

    「Art in Hospital」は、医療技術がカバーすることのできないQOL向上や病院への抵抗感を軽減する効果もある。しかし、現状日本の病院にある絵などは寄付・寄贈されたものがほとんどで、Art in Hospitalの重要性や知名度も浸透しきれていないのが現実。
    それは、個人病院での自由度と比較した際に公立・国立などの大病院では公正性が問われることも理由の1つであるそう。

    昔からある大病院が古くなり、改修や一部建て直しを続々と行いつつある今こそ、Art in Hospitalの概念が普及すれば実践に移すことのできるチャンスではという考えもある。
    是非今後の動向に注目したいと思います。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:498.16||Y
    資料ID:95130972

  • 山本さんの絵画の雰囲気が病院にいるいろいろな人(患者、お見舞い、医療関係者)の気持ちに安心感や少し明るい気持ちをもたらしているのではないかと思う。

    実際には、日本の病院ではアートになかなか予算が向かないという現状について対談の中で触れられており、そのような状況が変わってくればと思う。病気の回復や医療関係者の労働環境の改善にプラスの効果があるというのは、はっきり示すことができると思うのだが。

  • 三葛館一般 526.49||YA

    和医大附属病院の総合周産期母子医療センターの壁画を描かれた山本容子さんの本です。スウェーデンへの取材旅行と、山本さんが手がけたアート・イン・ホスピタルが紹介されています。その山本さんのアート・イン・ホスピタル第1作目が附属病院にあります。もちろん本書でも紹介されていますので、ぜひ手にとってご覧ください!!
                                  (うめ)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=67369

  • アートが持つ力を、感じさせる1冊。
    取材、実践、対談をコンパクトに。
    普段はページの隅にひっそりつけられるページ数がカラフルに大胆に配置されているのも面白い。

    それにしても、対談で明かされている予算の話には暗澹たる思い……
    どの分野でも、前例のない所にお金はでないし、理解ある職員が退職金注ぎ込んで寄贈、という話はよくあるのだけれど、それに甘えることなく今後に活かさなければ、繋げなければマズイと思う。

    写真 / 渡邊 英昭、柴田 ひろあき
    ブックデザイン / 十河 岳男

  • 療養環境としての「Art」を考える。
    著者の山本容子さんのホスピタルアートの取組や、スウェーデンへの取材内容、国内で山本さんが壁画や天井画を描いた病院のキーパーソンとの対談からなる一冊。
    スウェーデンでは病院建築費の1%をアートに使わなければいけないという決まりがあるそうです。
    アストリット・リンドグレーン(「長靴下のピッピ」とかのね)子ども病院の図書室が素敵過ぎて目眩がしました。
    日本では「壁に絵を描くのはよろしい、でも絵のお代は予算無いので無理」という…。紹介されている2医療施設とも、キーパーソン(一部山本さん)の寄贈という形で描かれたそうです。でも、山本さんは「無料では描かない」ときちんと理由も述べて仰っており、私もそれに賛成します。
    日本の医療現場や、そこで働く多くのくスタッフにとって、教養や芸術といった分野への理解がいまひとつなのだろう(もしくは優先度が低い)、なんて言ったら怒られてしまいますかね。全ての人がそうではないけれど。

  • 私自身、山本容子さんの絵に癒されている一人です。拝金主義に傾いているアートが、本来の立ち位置に戻ってくれたら、と願うばかりです。

  • 新生児集中治療室の前に描かれた「鳥の歌」の絵がすばらしかった。たいへんな現場に、セニ(心の静けさ)を差し込んでくれていると思う。

全10件中 1 - 10件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

銅版画家。1952年生まれ。京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で軽快洒脱な色彩で、独自の銅版画の世界を確立。絵画に音楽や詩を融合させるジャンルを超えたコラボレーションを展開して数多くの書籍の装幀、挿画を手がける。ライフワークのひとつとして、医療現場の環境への提言である〈アート・イン・ホスピタル〉にも取り組むなど、幅広い分野で精力的に創作活動を展開している。

「2022年 『山猫画句帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山本容子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×