こころを学ぶ ダライ・ラマ法王 仏教者と科学者の対話

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062186872

作品紹介・あらすじ

中東、アフリカで今も続く内戦に政情不安。日本でも中国、韓国、そして北朝鮮とも緊張した関係が続いている。そんな緊迫した情勢の中、「世界の平和をリードするのは、日本だ。今こそ日本人の出番だ!」とチベットの精神的最高指導者のダライ・ラマ法王14世は言う。
そして「平和は、祈りだけではかなえられない、心と科学を統合させることが必要」と強調、法王のたっての希望で日本のトップ科学者8人との対話が行われた。
量子論、遺伝子、ビッグバン、そして般若心経に輪廻転生……討論は白熱する!
これは、2012年11月6日、7日に開かれた「ダライ・ラマ法王と科学者の対話 日本からの発信」の対話録である。
対話に参加した日本の科学者は、
・村上和雄氏(筑波大学名誉教授)、
・志村史夫氏(静岡理工科大学教授)、
・佐治晴夫氏(鈴鹿短期大学学長)、
・横山順一(東大大学院医学系研究科付属ビッグバン宇宙国際研究センター教授)、
・米沢登美子氏(慶應義塾大学名誉教授)、
・柳沢正史(筑波大学、テキサス大学、サウスウェスタン医学センター教授)、
・矢作直樹(東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授)、
・河合徳枝(早稲田大学研究院客員教授)
である。

序章 村上和雄 「今こそ日本人の出番」と法王様はおっしゃった

セッション1 「遺伝子・科学/技術と仏教」
ダライ・ラマ法王 オープニング・スピーチ
村上和雄 「遺伝子オンでいのちを輝かす」
志村史夫 「佛教が唱え、物理学が明らかにしたこと」

セッション2 「物理科学・宇宙と仏教」
佐治晴夫 「“こころ”が結ぶ科学と宗教」
横山順一 「たくさんの宇宙」
米沢富美子 「“あいまいさの科学”と人間」

セッション3 「生命科学・医学と仏教」
柳沢正史 「睡眠の謎」
矢作直樹 「病は気から」
河合徳枝 「“幸福感の脳機能”を測ることは可能か?」

セッション4 「新たな科学の創造への挑戦 ~日本からの発信~」
安田喜憲(東北大学大学院教授)、棚次正和(京都府立医科大学大学院教授)、大橋力(文明科学研究所所長)

感想・レビュー・書評

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  • 法王と素晴らしい研究・実績を残されている日本の科学者との対話集。実際にこの場に参加していた方が羨ましく、読んでいてワクワクする内容。自称専門家とは違いそれぞれが領域外の知識を駆使し自身の考えを披露されることに素直に感動を覚えた。個人的に何度も何度も読み返す機会がありそうな気がする◎

  • ダライラマ法王と日本の科学者の対談
    遺伝子・科学/技術と仏教
    物理化学・宇宙と仏教
    生命科学・医学と仏教
    ダライラマ法王も科学には非常に見識のある方
    みたいで内容もなかなか高度である。
    ダライラマ法王の話は非常に感動的な内容で
    読むと面白いと思いました。
    ただやはり科学者と法王の応酬の部分は若干
    噛み合っていないような部分も

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著者プロフィール

ダライ・ラマ法王14世(本名テンジン・ギャツォ)。チベットの精神的指導者。
1935年チベットのアムド地方タクツェル村に生まれる。2歳のときにダライ・ラマ法王13世トプテン・ギャツォの転生者と認定される。チベット人から、慈悲の仏である観音菩薩の生まれ変わりと信じられている。
1959年に中国のチベット侵略により、インドに亡命、以来、ダラムサラに在住。1989年にノーベル平和賞受賞。世界各国をかけまわり、宗教派を問わずに互いの理解を深め、世界の著名な科学者との対話を通じて世界平和に貢献している。

「2013年 『こころを学ぶ ダライ・ラマ法王 仏教者と科学者の対話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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