星籠の海 下

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 475
感想 : 83
  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062187008

作品紹介・あらすじ

瀬戸内海に浮かぶ島に流れ着くいくつもの死体。そして風光明媚な福山の鞆を舞台にした不可解な人間模様――。奇怪な事件に御手洗潔が挑む超巨編。

感想・レビュー・書評

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  • あれ?福山市のためにわざわざ書いてくれた感が強い?
    そんな感じの久々の御手洗シリーズでした。
    白血病で死ぬ少年のくだりは必要だったのかな。
    原発批判など映画化なのに大丈夫?
    しかし村上水軍など興味深く読めました。

  • 御手洗、石岡ともにパワー不足。いや……。
    待望の御手洗シリーズだったのに、残念でならない。
    満を持しての完成度の高い作品を期待する。

    でも、新作というより、あの写楽の話の続きが一番読みたい。

  • 御手洗シリーズ国内最終章。ひいきの選手が戦力外通告を受けて引退していくような、そんな無念さを感じる。以前から予感はあったものの、こうあからさまに見せられるとやっぱりショックだわ。評価は大甘の星みっつ。このふたりにはお世話になったので感謝の意を込めて。

    上下巻だが、ボリュームを気にすることなく読める。というより会話がほとんどで、会話によって展開するので、中身は薄く味気ない。どこまでもフリーダムで、ほぼ書きっ放し。一方的にストーリーを進めて、稚拙でベタな展開を平気でぶち込んでくるのはボケの始まりじゃないかとさえ思ってしまう。

    トリックなし、伏線なし。無駄な呪いに意味不明のストーカー、恋愛があって友情があって、結局はドタバタ喜劇。御手洗は相変わらずキレ者で冷静だが、石岡くんは完全に空気。書けば書くほど愚痴になるのでもういいわ。『写楽』や『アルカトラズ』のような良作も書けるのに、御手洗シリーズでの傑作はもう無理なんだろな。お疲れさまでした。

  • いつになくテンポよく進んで上巻も含めて一気に読んでしまった。
    テンポ良すぎたので、もうちょっと石岡さんが悶々とするような場面があるといいのに、と思っちゃったくらいw

    この本で知った、呉にあった瀬戸内海の巨大水理模型は、調べてみたらすでに存在しないようだけど、見てみたかったなー。

  • 上巻に比べて下巻が面白くないのは、子どもが死んでいるから。

    しかも、二人も。

    女を悪く表現するために、わざとやっていないか?

    不快で、いやだった。

    そもそも、福島を出す必要あったのか?

    1993年当時に被爆していた可能性をにおわすような表現って、必要だったのか?

    というわけで、星は二つ。

  • サクサク読めるのだが、不必要なエピソードの盛り過ぎで、焦点が曖昧で 散漫な印象だった。
    変死体の漂着と瀬戸内海の特質についてまでは、期待で盛り上がっただけに残念。
    https://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/14921352.html

  • …うーん?主眼が曖昧。頑張って書いてくださったのかな?という感じで…時々往来の、っぽさが垣間見えはしたんだけど。

  • 上巻から引き続き、いろんな事柄が起こり、そしてそのひとつひとつが繋がっていくのが、読んでいてすごく興味深かった。前には意味が全くわからなかったことが、後になってそこまで深い意味があったのか、と感心させられることが何回もあった。終わりまでとても長かったけど、飽きることなく読み続けられた。初めて島田荘司の本を読み切った。また他の作品もぜひ読んでみたいと思う。

  • 初読。図書館。上巻のワクワク感が、書き込みすぎた誘拐事件で少し損なわれたかな。そのせいか結末への収束が唐突に感じられた。素材としては面白いものを存分に詰め込んでいるんだけど、その各エピソードの比重が好みではなかった。

  • 「読み終わったー!」という達成感でいっぱいになった。
    忽那水軍の「星籠」…。
    海の中を静かに航行し、智弘くんに海の綺麗な姿を見せてくれる、その反面兵器としての姿。
    上巻でも書いたが小坂井の件はやっぱりあの長さはいらなかったと思う。
    小坂井が登場する場面になると読むスピードが遅くなって大変だった(爆)
    そして辰見洋子、滝沢助教授の女性陣が好きになれなかった。2人に共通したのは「自分は何様のつもりなんだろう?」だったので。
    しかしそう思った滝沢に共感を覚えた石岡くん。
    なぜ、どうして?笑)
    余計な場面が多く切っても良いだろうと思う所が多々あったり風呂敷を広げて頑張って大急ぎで回収しました。という感じが強かった。

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著者プロフィール

●著者紹介
1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2021年 『島田荘司選 日華ミステリーアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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