田中角栄に消えた闇ガネ 「角円人士」が明かした最後の迷宮

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062187060

作品紹介・あらすじ

2013年12月は、早くも田中角栄が没してから20年を迎える。そして近年、角栄への郷愁が語られるが、そのとき忘れてはならないのが、闇将軍の金権体質。
角栄の懐へ入ったに違いないのに、長らく確証が掴めなかった「金大中事件の政治決着」と「柏崎刈羽原発用地売買」の疑惑につき、著者は地元新潟で越山会の会長も務めた最側近から重大な証言を得た。
「私は2度にわたり4億円を目白へ運び、田中先生に渡した」
一方は東京電力への土地売却代金。もう一つは、国会での事件の追及をかわすため韓国政府から贈られた「お土産」という名の巨額な政治資金。
躊躇なく韓国からの4億円を受けとる首相をみて、証言者は戦慄を覚えたという。
また、もう一人の地元側近からは、角栄の郵政相時代、子の威を借り地元の公共事業を差配する父・角次と、大物秘書を怒鳴りつけてまで息子支持層を固める母・フサの姿につき、赤裸々な証言を著者は得る。
のちに田中ファミリー企業の中心となる越後交通を築くため、周辺の会社買収に狂奔する父と母。雪深い時期の田中家に住み込み、カネの運搬役に駆り出された証言者が、地元でも語られてこなかった田中家の闇を、初めて明かす。

感想・レビュー・書評

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  • 柏崎刈羽原子力発電所設置に絡むウラ金、金大中氏拉致事件にまつわるウラ金等々、今まで表に出ることなく闇の葬り去られようとしていた闇ガネ問題が、証言に基づき明らかにされている。証言者は、刈羽村村長・新潟県議会議員をつとめた木村氏。でも、この人の証言も、二転三転しているようで、かなりキナ臭い・・・。

  • 角栄の母は厳しかった。
    坂田の人間はお前をじっと見ている。どんなに偉くなっても初心を忘れるな。坂田の部落が見えたら、必ず長靴に履き替えろ、間違っておm革靴なんかで車から降りるんじゃないぞ。

    昭和41年、自民党幹事長を務めていた田中は東電が柏崎市でひそかに進めちえた原発立地計画をいち早くキャッチし、おひざ元の腹心である木村に命じて建設予定地の広大な土地を買占めさせた。

    角栄は金で総理総裁の座を買い、返す刀で国民を金でてなづけた

  • f at arc dec 9,13
    b jan5,14

  • 木村博保(ひろやす) 刈羽村長、県会議員、刈羽村越山会会長  S3
    鬼山勝美 刈羽村村議会会長  若いころ角栄の実家に居候

    新潟人 頼まれれば越後から江戸まで米つきにくる 江戸時代から伝わる言い伝え

    刈羽村 S17 日本石油、中村鉱業が合併して帝国石油

    角栄の父 角次
     葛屋の老人にひれ伏した名士たち
     地蔵トンネル 国入りまでに清水建設に作らせた
    角栄の母 フメ 角栄が国入りする時、フメは「坂田の部落がみえてきたら必ず長靴に履き替えろ。間違っても革靴なんかで車から降りるんじゃないぞ」
    「坂田の人間はお前をじっとみている。どんなに偉くなっても初診を忘れるな」

    進学するため角栄と柏崎駅にいるとき 他人が
    「オラチの倅まで仕事にやんのに、オマエチが学校にやるとは何だや」
    「今の聞いたな。世間なんて、所詮こんなもんだ。いいかしっかりやるんだぞ」
     金沢病院で息を引き取る S53/4/18

    荒浜売却資金 総裁戦資金に化けた闇がね 4億円 ボストンバックで運ぶ 特急とき

    小林治助市長 原子力導入

    S47 柏崎市刈羽村 合併問題 村長木村は助役を希望 小林は収入役の席を開けて待つ 木村拒否

    木村 刈羽村農協を舞台にした事件で失脚
    S43 高橋重雄急死により刈羽村村長から県議に転身させられた

    木村 選挙資金2億を金融業者に託す 農協も男に紹介 2億の架空手形 詐欺事件の共犯者として金融業者とともに逮捕される

    H24/4 84歳 小千谷市内の病院で息を引き取る

    金大中拉致事件
     木村を通して李が角栄に会う 
     4億円の紙袋を手に下げて現れた密使

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著者プロフィール

1961年北海道出身。神奈川県立小田原高校、慶應義塾大学文学部フランス文学科卒。出版社勤務を経て、1992年からフリーライターに。以降、政治・経済・社会など幅広いジャンルをカバーしている。
主な著書に、『鳩山由紀夫と鳩山家四代』『政権漂流 : 交代劇は日本の何を変えたのか』『ドキュメント自殺』など。
本書のベースとなった『文藝春秋』『月刊現代』での2本のスクープ記事は、立花隆氏が自著の中で、「闇に隠されていた驚くべき金の流れが、明るみに出た」と絶賛した。

「2013年 『田中角栄に消えた闇ガネ 「角円人士」が明かした最後の迷宮』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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