皿の中に、イタリア

著者 :
  • 講談社
4.08
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本棚登録 : 98
感想 : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062188111

作品紹介・あらすじ

『ジーノの家』で「日本エッセイスト・クラブ賞」、「講談社エッセイ賞」を同時受賞した、イタリア在住歴30年以上の著者が描く、食と人を巡るエッセイ集。青空市場で魚を売る無口なカラブリア出身の三兄弟。毎年、夏に農家で作るトマトピューレ。自慢のオリーブを黙って差し出す、無骨なリグリアの父娘。スープに凝縮される家族の歴史。食べることは、生きること。食と共に鮮やかに浮かび上がる、イタリアに住まう人々の営み20編。

感想・レビュー・書評

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  • カラブリア島出身の魚屋三兄弟との出会いから始まり、料理を軸に広がっていく様々な人とのエピソード。
    きれいな文章で読みやすく、読んでいるだけで温かくなる本。

  • 図書館で。
    友人が面白いよ、というのでリクエストして借りたのですがハードカバーだった… 通勤のお供にはちょっと重たかった。

    そう言えばイタリアとかスペインはタコとか食べるんだったなぁなんて思いながら読みました。イタリア人というと陽気で明るいラテン系というイメージがありますがイタリアだって広いものなぁ。色々な人が居て当然だよなぁ。日本だって北海道から沖縄まで縦長の国土に住む人間が皆同じ性格している訳ではないのだし。

    魚屋さんと段々仲良くなっていく過程が良いですね。何尾、とかじゃ無くてキロ単位でドサっと売るのも海外らしいなぁと思います。読んでいてイタリア料理が食べたくなりました。個人的にはドイツ人のバカンスの吝嗇っぷりがとても面白かったです。

  • 2019年8月21日読了

  • 人とのつながり、土地とのかかわりと共に食がある。
    食を楽しんいるか?生きていることが楽しいか?と、問いかけられているような気がした。

  • カラブリア三兄弟を支点としてめぐっていくイタリア人間模様。安定の内田洋子。本当にジーノの家で始めてこの筆者を読む機会があった幸運に感謝。
    珠玉の佳作を今後も期待。

  • タイトルから、イタリアの食にまつわる、軽めのエッセイ集かな、と思って手に取ったのだが、思っていた以上に読み応えがあった。

    著者がイタリアに長く暮らすうちに出会った人々の、食から浮かび上がる生活や悩み、人生。

    美味しいものがたくさんあるイタリアでも、手間のかかる伝統的な料理でなく、手軽で画一的な料理が幅をきかせつつあるが、それに抗する人々もいれば、いろんな問題から食の豊かさを享受できない人も…。

    おいしい食べ物もたくさん出てきたので、それを堪能しつつ、いろいろと考えさせられる本でもあった。

  • ひとつひとつのエピソードが物語のようで、読み応えあり。イタリアとの関わりを静かな口調で、自然に描けるひとは、今は彼女だけなのではないでしょうか。

  • 巡り合って良かった、この本に。
    行ったことがないのに、繰り広げられる食のあれこれが、実感を伴って目に浮かぶ。
    保存版にして時々取り出して読みたい。いつかサルデーニャにリグリアにカラブリアに行くことを心に誓って。

  • 一部やや既視感を感じるものもあったが、読み応えは十分あり、イタリアの空気が濃密に感じられた。

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著者プロフィール

1959年神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。株式会社ウーノアソシエイツ代表。主にヨーロッパの報道機関、記者、カメラマンをネットワーク化して、ニュース・写真を配信。2011年『ジーノの家 イタリア10景』(文藝春秋)で日本エッセイスト・クラブ賞と講談社エッセイ賞を同時受賞。また2019年日伊両国に関する報道の業績を評価され「ウンベルト・アニェッリ記念 ジャーナリスト賞」、2020年イタリア版の本屋大賞・第68回露天商賞(Premio Bancarella)の授賞式にて、「金の籠賞(GERLA DORO)」を受賞。近著に『サルデーニャの蜜蜂』(小学館)がある。

「2021年 『クジオのさかな会計士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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