皿の中に、イタリア

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062188111

感想・レビュー・書評

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  • カラブリア三兄弟を支点としてめぐっていくイタリア人間模様。安定の内田洋子。本当にジーノの家で始めてこの筆者を読む機会があった幸運に感謝。
    珠玉の佳作を今後も期待。

  • タイトルから、イタリアの食にまつわる、軽めのエッセイ集かな、と思って手に取ったのだが、思っていた以上に読み応えがあった。

    著者がイタリアに長く暮らすうちに出会った人々の、食から浮かび上がる生活や悩み、人生。

    美味しいものがたくさんあるイタリアでも、手間のかかる伝統的な料理でなく、手軽で画一的な料理が幅をきかせつつあるが、それに抗する人々もいれば、いろんな問題から食の豊かさを享受できない人も…。

    おいしい食べ物もたくさん出てきたので、それを堪能しつつ、いろいろと考えさせられる本でもあった。

  • ひとつひとつのエピソードが物語のようで、読み応えあり。イタリアとの関わりを静かな口調で、自然に描けるひとは、今は彼女だけなのではないでしょうか。

  • 一部やや既視感を感じるものもあったが、読み応えは十分あり、イタリアの空気が濃密に感じられた。

著者プロフィール

ジャーナリスト

「2022年 『ベスト・エッセイ2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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