- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062188173
作品紹介・あらすじ
藤田晋、浅田一憲、大川弘一、南場智子、堀江貴文、
孫泰蔵、尾崎憲一、本間毅、江端浩人、川邊健太郎。
1998年から2000年まで、飛ぶ鳥を落とす勢いだった若きIT起業家たち。
ITバブル崩壊、IPOブーム、ライブドアショックにリーマンショック。
荒波のような経済環境の激変を経て、彼らカリスマたちはどうなったのか。
大成功した人、被告人になった人、組織の一員として頭角を現した人……。
それぞれに直接取材し、ロングインタビューを敢行。
10年前、一度実現していた「あのころ」の取材時の発言も参照しながら、
IT起業家たちの10年間の軌跡と喜怒哀楽を追うと同時に、
彼らの成功の要因・失敗の要因を探る。
今、いちばん肉声を聞きたい経営者たちが勢揃い、
世界に類を見ない貴重な起業家記録!
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
一歩踏み出すことができるかどうかは、理由よりもむしろ強い意志があるかないかにかかっている
つまり、意志を持ったリスクテイカーであり、先見力がある -
・トランザクションン、売買に組み込まれるビジネス。広告収入は弱い
・ネットならではの良さが生きるビジネス。ニッチ、場所
・良循環が回るビジネス。フリーメールは、ユーザーが増えれば広告ばかりで循環にはならない
・リーバイス作戦。金堀りに殺到した人ではなく、彼らにジーンズを売ったリーバイス。 -
IT起業家のバブル前とその後の10年を追った一冊。
インターネットを代表とするITに強く可能性を感じて、10人の起業家は熱狂の時代を迎えて、その後それぞれの道を歩むことになる。
そのまま会社が軌道に乗る者、別の道に進むもの、経営者から退く者、それぞれの人生の中で印象的だったのがバブルの影響を少なからず受けているということでした。
ただ先見の明とリスクをも恐れぬ精神力でそこから這い上がっていく姿も印象に残っています。
最後の本書に記載のない三木谷氏を含む11人の成功の分析もまた印象的でした。
先見の明を持って不屈の闘志でITと向き合っている10人の起業家の凄さを感じた一冊でした。 -
ちょうど狭間の世代なのかもしれないですが、自分の無知さ加減に呆れました…ソフトバンクって携帯会社のイメージしかないし、ガンホーとの関係も知らなかった。この10年で潰れた会社は山ほどあり、辛酸を舐めた人も山ほどいるのだろう、でもそれは挑戦した人だからなんだろう、ということも改めて知ることができるとっても面白い本でした。
-
10年前の記事と現在の記事を併記することでそれぞれの10年を追った本。
登場人物の年齢と自分の歳と重ねながら読んだりとか、リアルタイムにその年は何してたかなあなんて考えながら読んでいました。
ブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4728545.html -
成功の要因
・強い意志を持ったリスクテイカー
・先見の明があること
先見力はどのようにして養われたか
・ITリテラシーが元々高かった。
・海外で新たな時代の到来を一足早く肌で実感したこと。
・常日頃からビジネスチャンスを貪欲に伺っており、鋭い嗅覚を持っている。
この本で取り上げられた10人は紆余曲折はあれどもある意味成功者ばかりと言っていいだろう。(異論もあるかもしれないが)
しかし10年で消え去った起業家も沢山いるだろう。両者の違いを取り上げていれば、尚興味深いものになったと思う。 -
資料ID:98140171
請求記号:007.35||T
配置場所:普通図書
IT起業をした、業界でも有名な10人のスタート時とその10年後の変化を記した一冊。
勝者と敗者の差が激しいIT業界で生きる企業家の過去と現在そして未来もすべてつまった一冊です。 -
アメーバに藤田は全力をかけた。
堀江はプロ野球チームを買うときは彼なりのビジョンを持っていた。
こういう人たちの足跡をたどるのは面白いね。
みんながみんな成功しているわけでもないのだ。 -
10年の月日を経るなかでそれぞれの方のストーリーからとても学べる要素が大きいです。今のスタートアップで働いている人には良いケーススタディになると思います。