愚民文明の暴走

著者 :
  • 講談社
2.84
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本棚登録 : 106
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062188982

作品紹介・あらすじ

食品の偽装表示問題しかり、秘密保護法案反対デモしかり、自民党独裁から民主党そして自民党への反動票しかり、市場主義経済への賛成または反対しかり、「民意」という名の価値観のブレそのままに、ものごとの判断基準が揺れ動きつづけている時代。偽善、偽装、偽造が根深くはびこる現代ニッポンはこれからどこへ向かおうとしているのか? いったいいまの世の中において正しい考え方とは何なのか? 無責任極まりない近代大衆社会の病について深く洞察し、民主主義・人権主義の偽善について警鐘ならしつづけてきた評論家・呉智英と、「B層」をキーワードに、大衆社会の落とし穴を指摘し続けている新進気鋭の哲学者・適菜収が、現代ニッポンの真の「病の姿」を赤裸々にあばき、その解決法について徹底的に考察し論じ尽くす。いったい何が正しい考え方で、何が間違った思考法なのか。哲学的、社会学的、歴史学的見地から現代人が、世の中の悪癖から解き放たれ、より良く自分の生を生きぬく思考の術を手に入れられる必読の書だ。

感想・レビュー・書評

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  • インテリ同士の雑談って、こんな感じで知識のひけらかしあいなんだろうな。

    呉さんの書き物は好きなんですが、「朝生」出演したときに借りてきた猫のようにおとなしかった印象が強く、口下手なのかと思いきや、本書では立て板に水の如きで少し驚きました。

    そういえば、流行りの言論人を招く「朝生」に適菜収氏が呼ばれないのはなぜだろう?

    クセの強い日垣隆氏でさえ出演したことがあるのに・・

    司会者の田原総一朗のサロンみたいなものだから、佐高信氏や猪瀬直樹氏のような人でも出演できるんだろうが、もういい加減マンネリ気味の番組なんだから、討論に刺激を与える意味でも出演者の選考ぐらい司会者に忖度なしで、プロデューサーが勝手に決めればいいのにね。

    あっ、本の内容ですが、一生読まなくても全然困りません。

  • 【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

  • 対談形式で書かれてあるので読みやすかった。2回目読んでみたが、前よりも少しは理解出来たのかも知れない。本当のところは分からないが。というより前読んだ時のことはほとんど覚えていないが。ともあれこの2人がどういう位置付けに居るのか知らない、少し疎外されている気配すら感じるのだが、言っていることも頷けるところが多々あるので、分からないなりにもこれから学んでいきたい。活動的な馬鹿が一番危険だと書いていた。俺もそうかも知れないと思うが、懲りずに本を読もう。特に最後の章の政治の免許制は大賛成、哲人政治大賛成だ。民主主義の危うさはようやく理解した。

  • 読んだけど頭に入っていないような気がする。そもそもの教養がかなり要求されるので。

  • 「読書で賢く生きる」紹介

  •  本の内容として多くの人は拒絶反応をするだろうとは思うがそもそも突き詰めていけばおおかたこのような論点に行き着くのはありなのかもしれない。

     右でも左でも一番大切なことを忘れている今現在、いかに面白く世の中を渡り歩いていくかだけに焦点が絞られているその解説書だと思っていれば嫌いな人でも我慢できるのではないか。そして、そこからまた何か一つ掘り起こすことができれば素晴らしい事ではないだろうか。

     それができるかできないかで世の中は変わっていくその流れに乗るのもまた楽しみの一つになることだろう。

  • 言わずと知れた評論家・呉智英と新進気鋭のニーチェ研究者・適菜収の文明批評対談。帯には「徹底討論」と書いてあるが、適菜が「民意が社会を滅ぼす。伝統と知を重んじるべきだ」と一貫した主張を展開するのに対し、呉はフォローと歴史的事実の補足に徹しており、意見を戦わせるというよりかは、ズバズバ言いたいことを言う若者とそれをたしなめる大人、という構図に近い。たださすがに呉の知識量は膨大で、ストーリー性のある適菜の大衆社会批判と一緒に読むと、すらすら頭に入って勉強になる。適菜節が嫌いでない人は、論点のおさらいがてら楽しく読めると思う。

  • ところどころ卓見があるし、面白い分析もある。
    でもなんか、適菜さんの方が「浅い」というか「若い」というか。呉さんに「別にそれはいいんじゃない?」とうまくかわされるところが多くて、それはその通りだと思った。
    呉さん相手に、力が入りすぎちゃったのかな。

    あと特に左翼とかフェミニズムとかへの攻撃のときは、「それって藁人形では?」と思う箇所がいくつか。

  • 140708

  • 14/07/06。

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著者プロフィール

呉智英(くれ・ともふさ、ごちえい)1946年生まれ。評論家・マンガ評論家。近著に「吉本隆明という共同幻想」「つぎはぎ仏教入門」など。

「2014年 『愚民文明の暴走』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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