夫婦のルール

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062189262

作品紹介・あらすじ

夫、88歳。妻、82歳。いま最も活躍する作家夫婦が、60年間の結婚生活をもとに明かす夫婦関係、そして人生の極意とは?
僕は嘘つきです」から始まった結婚生活、作家として執筆と子育てに追われた30代、世界を飛び回りながら3人の親を介護し看取った40~50代、様々な危機を越えていま人生の第三幕を迎えた夫婦が、ともに歩んだ歳月を振り返り、本音で語り合う夫婦関係の極意。人生の智慧にあふれた待望の対話集!

感想・レビュー・書評

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  • 三浦さんと曽野さんの対談形式

    価値観を善悪と決めてしまうから対立が生まれる
    それが善か悪か誰に証明できるか
    違うことを受け入れる
    善を追及しようとするからおかしくなる

    結婚に理想は禁物

    子育て、皆と同じではなく違うことを

    意気込みをもたない
    そうだよといっても後で違ったと言える

    店の菓子には手を出さない
    黙ってこそこそのみにいくから怪しい
    堂々と言えばいい

    神は見えないところにあって
    見えないものを見ている
    神が見てるからこの世で誉められなくてもいい

    お金や成功を求めるから自由になれない

  • 老いるのも、死んでいくのも自然にまかせて泰然と過ごそうと改めて思わせてくれる本。
    なんて今、私は40代だからそう思えるのかもしれないけど。
    ・50代から”一人で遊べる”世界を築く。
    ・墓に家名は入れない。
    ・相手の苦しみに同調せず、あえて気づかないふりをする

    など、名言多し。

    三浦朱門が、妻を看取るのが私の役目と(曾根綾子が悪口を心おきなく言えるのは夫の自分しかいないから)あった。
    この前の徹子の部屋、三浦氏が耳が遠くて出られなかったのが残念。夫婦で見たかった。聞きたかった。

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著者プロフィール

三浦 朱門(みうらしゅもん)
1936年東京生まれ。教職に就くとともに作家活動に入る。1985年4月から翌年8月まで
文化庁長官を務める。99年には産経正論大賞を受賞。同年、文化功労者となり、日本文藝家協会理事長、日本芸術院院長を歴任する。著者に「箱庭」(講談社文芸文庫)、「夫婦口論」(曽野綾子共著・扶桑社)、「不老の精神―魂は衰えない」(青萌堂)、「朱に交われば・・・私の青春交遊録」(マガジンハウス)、「日本の活路―気鋭対論」(渡辺利夫共著・海竜社)など多数。2017年2月没。

「2020年 『新装版 老年の品格』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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