酔うために地球はぐるぐるまわってる

著者 :
  • 講談社
3.27
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本棚登録 : 75
感想 : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062189293

作品紹介・あらすじ

シーナ初の一冊まるごと「酒」にまつわる楽しいエッセイ集。シーナファンにはもちろんのこと、お酒好きやウンチク好きの人にも読み応え十分です。

第1章 世界のあちこちでこんな酒を飲んできた
中学生で盗み酒をして以来、毎日毎晩、日本のみならず世界中のいろんな場所でいろんな人と飲みつづけてきたいろんなお酒の軽ウンチクや思い出から自身のバカ話まで、世界中のお酒への愛があふれる面白エピソードを直筆のイラストやマンガも併載して語る。

第2章 シングルモルトウイスキーの旅で
シングルモルトウイスキーの魅力にハマり、スコットランドと日本のシングルモルト蒸溜所を訪ね歩いた、ちょっとクールな道中記。大のビール党シーナのシングルモルトとのショッキングな出会いと、うまさ奥深さや魅力を堪能しつつの紀行を写真とともに紹介。ウイスキーそのもののウンチクや製造法、文化などについても現場でしっかり取材。

第3章 ビールがいつも旅人を助けてくれた
自他共に認める部類のビール好きのシーナが、ビールをモチーフに身辺雑事や旅の思い出などを綴った、ゆるくて軽やかでちょっと風情ある、おもしろ可笑しくて時々ちょっとしみじみしたショートエッセイ集。

第4章 さあ今日もグラス囲んで黄金時間
お酒のあるところにはさまざまな物語や光景もあれば、「思うこと」もある。でも、むずかしいことは抜きで、、明るく元気でおばかな思い出や場面などの肩肘まったく張らない雑話を大いに語る。

感想・レビュー・書評

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  • 迷わづ ☆☆☆☆☆5つ

    いやあ実に楽しくビールやウイスキーが猛然と飲みたくなってしまう本なのだ。
    休日の朝から読むのはよした方がいいけど、天気の良い土曜の夕方から読み始めるとその後のビールが圧倒的にうまい!と思うのだ。

    しかしまあシーナ兄いは沢山の本を次から次へと出すもんだ。ご本人も自分のことを粗製乱造作家と言っているので自覚はあるのだろうけど。
    そうしてその本をかたっぱしから読んでしまうわたしも粗整乱蔵読者なのだ。(よく見てね、似てるけどちょっと気持ちの入った漢字に変えたからね(爆)

    あれ? 第一部の内容の初出は、例の発作的雑誌本『呑んだビールが5万本』なのだそうだ。
    なぜ、あれ? かというと。その本はもちろん速攻で買って読んだのだけれど、ほとんど内容を覚えていないのだ。いいぞいいぞ。既に読んだ内容で2回3回と楽しめてしまう俺の記憶力いいぞ! いや実わちょっとだけ悲しいんだけどな(涙)

    英国スコットランドのシングルモルトウイスキー蒸溜工場を訪れる旅の話は非常に興味津々である。スコットランドの蒸溜所はたいていが海辺に有るのね。わたしも素早く新鮮な牡蠣を買ってきてボウモアをたらして食べたくなった。

    次はサントリーの山崎工場見学のお話。
    ニッポン最初のウイスキー蒸溜工場である(たぶん)。実はわたしもつい先日このサントリー山崎へ見学ツアーで連れって行ってもらったのだ。各種世界のシングルモルトウイスキーのテイスティングなどもあって、大変に楽しく充実した一時であった。そぉして、今ではスコッチ・シングルモルトの雄ボウモアだってサントリーの傘下なのだ。ドォダまいったか!

    さぁてその後は同じくサントリーの白州蒸溜所なのだ。
    ここではあえてお酒の話はよして我がお仕事と密接に関係有る事をシーナ兄いは書いてくれたのでそこに触れる。
    ウイスキーの熟成樽を貯蔵保管してある巨大な倉庫が白州蒸溜所にはあるのだが、この貯蔵庫の中には「スタッカークレーン」と呼ばれるちょっとめづらしい機械がある。
    この機械は、重さが何百kgもあるウイスキー樽を楽々と入出庫搬送する為のものなのだ。
    倉庫の大きさは左右95m、奥行き42m、高さ16mである。なんと3万樽ものウイスキーが保管されているそうな。シーナ兄いはこの「スタッカークレーン」のことを「SF映画的な不思議な乗り物」と言ってくれている。

    実はこの機械の設計がその昔のわたしの大切なお仕事なのであった。いやサントリー白州にある機械を直接設計したわけでわないのですが。と云うことで、なんのこっちゃ解らなかったでしょう。誠にすまぬ。
    (でも、この下のURL先にその機械のことは載っている。こういうLinkをここに貼り付けてもいいものかどうかは知らないがとにかく載っている。
    http://www.suntory.co.jp/whisky/museum/know/shiina/vol8/2.html
    興味の有る方は見て欲しい。熟成倉庫の写真の左端にスタッカークレーンは写っていて、シーナ兄いが乗っているのがなんとなくわかる、気がする(爆)

    • ほんやだワンさん
      Rにいさん、スゲエ仕事してますなー。
      なにがどうスゴいのかよくわからんが、なんだかカッコイイ機械(びっくりドッキリメカ)であるとお見受けし...
      Rにいさん、スゲエ仕事してますなー。
      なにがどうスゴいのかよくわからんが、なんだかカッコイイ機械(びっくりドッキリメカ)であるとお見受けしました。

      また、酒造りに関わるモノであるところが、さらに良い。

      あと、椎名氏はづ~っとサントリーと仲良しですね。
      2014/06/11
    • ryoukentさん
      わぁ、タワンさんお便りありがとう。とここに書いても伝わらんので、どっかタワンさんのお家の壁にもこれをコピペに行こうw.
      わぁ、タワンさんお便りありがとう。とここに書いても伝わらんので、どっかタワンさんのお家の壁にもこれをコピペに行こうw.
      2014/06/11
    • ほんやだワンさん
      どもども。
      お家の壁のコピペ確認しやした。

      ワタクシが日ごろ飲んでる各種お酒にも、R博士のびっくりドッキリお酒メカが関与しているかも...
      どもども。
      お家の壁のコピペ確認しやした。

      ワタクシが日ごろ飲んでる各種お酒にも、R博士のびっくりドッキリお酒メカが関与しているかも、などと思う今日この頃でアリマス。
      2014/06/14
  • 椎名誠さんらしい、「お酒」に関するエッセイ集。さすが、世界各国を旅しているだけあって、様々なお酒の話が出てきてなかなか面白い

  • 楽しそうで幸せそうで明るくていいな。「またあの例の話で恐縮だけどさ」「まあこの話の詳細はあの本読んでよ」みたいな文言がとても多くて著作の多い作家さんて大変だなあとおもった。

  • 私は酒が飲めないけれど こういう本は好きです。

  • 同じような話だけど、タイトルにつられ、ついついまた読んでしまった。でも、いつも面白い。
    椎名さんは、男っぽい人だけれど、家族も大事に思っているし、犬と友達になれる人だと思う。
    これからも、大いに飲んで欲しい。

  • 相変わらずこの人の文章は掟破りで破天荒的に面白いのだった。酒についてのエッセイを集めたもので初出はけこう古いものもある。

  • シーナ隊長のおサケ話。しみじみしないバカ話系で、すかっと楽しい。隊長のエッセイや私小説は、作品によってずいぶん色合いが違うけれど、私はどれも好きだなあ。

    テキーラがぶ飲み後の二日酔い譚が強烈。「いっそのこと!」ホテル高層階の広い大きな窓から身を投げようと、何度も本格的に思ったそうな。あな恐ろしや。

  • 世界に横たわる酒についての一冊。北米大陸の果てでのイヌイットとの話は身につまされる。(台湾のパチンコ屋の話を思い出した)
    なんとも複雑なお味のしそうなチッチャなどは生まれ変わっても呑みたくないものだなあ。うーん。
    陽が早く沈んで行く山間の川沿いに、一晩は持ちそうな薪を積み上げ、さてさて何から呑みましょう、肴は何を焼きましょうというのが我が人生最大の喜びのような気もする。

  • 椎名さんが今までに書いた酒に関するエッセイをーつの本にまとめた物。基本はビール!次にウイスキー。ロシアの馬ションビールの話からシングルモルトウイスキー山崎の蒸留所見学の話まで、とにかく読んでいると酒、とくにビールが飲みたくなる本。

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著者プロフィール

椎名誠(しいなまこと):1944年東京都生まれ。作家、エッセイスト。『犬の系譜』(講談社)で第10回吉川英治文学新人賞、『アド・バード』(集英社)で第11回日本SF大賞受賞。そのほかの著書に「岳物語」シリーズ(集英社文庫)、『遺言未満、』(集英社)、『階層樹海』(文藝春秋)、『幕張少年マサイ族』(東京新聞)ほか多数。写真集に『こんな写真を撮ってきた』(新日本出版社)、絵本に『おっちゃん山』(塚本やすし 絵/新日本出版社)、映画監督作品に『白い馬』などがある。

「2021年 『そらと うみと ぐうちゃんと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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