- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062189538
作品紹介・あらすじ
今話題の「マンガボックス」の編集長であり、かつ数多くの大ヒット作を手掛けた漫画原作者である樹林伸の「弱者が成功する心理戦略」を、日本で唯一のメンタリストであるメンタリストDaiGoが補足解説する新基軸のビジネス成功マニュアル。
ターゲットは、能力と資質に恵まれてはおらず、自分が大多数のデキない人間に属すると思っている大学生や若手ビジネスマン。「デキない」と自覚しつつも、ビジネスという壮大な心理戦を勝ち抜こうともがく多くの人々にとって、必ず役立つノウハウを、本書には盛り込みました。
編集者として、デキるヤツを横目に、なんとかもがき、悩み抜いているうちにたくさんの方法と考え方が積み重ねてきた樹林氏の実体験を、メンタリストDaiGoがメンタリズム的に解説していきます。
辛い努力はしない! 好きなことなら、いくら時間やエネルギーを費やしても、疲れることはない。嫌なことをコツコツ積み上げたアリさんのような生き方より、好きなことだけやりながら、結果的にもスマートに成功するキリギリスの生き方を提唱する画期的なビジネス書が出来上がりました!
この境地に至るための心の持ち方満載のこの本は、これから就職を考える人、就活真っ最中の人、新人として仕事人生の第一歩を踏み出した人、経験が少しずつ積み重なり、仕事のおもしろさが分かりかけてきた人、はじめての部下を持ち、戸惑いつつも、ともに大きな仕事をしようと希望に燃える人、いずれの立場であっても、きっと間違いなく役に立つはずです!
感想・レビュー・書評
-
・寓話「アリとキリギリス」は「働かざる者、食うべからず」という教えがはっきり伝わるつくりだが、はたしてキリギリスはほんとうに冬を越せなかったのだろうか?
・夏の間、好きなバイオリンに打ち込んだキリギリスの演奏は、かなりのレベルに達していたのでは?きっと、彼のバイオリンに惹かれる者だって多くいたはず。ならばキリギリスは、冬になっても皆のためにバイオリンを弾き、その音色を楽しむ周囲がきっと対価として食べ物を世話してくれたのではないか。夏に好きなことに打ち込んだキリギリスは、冬もアリよりずっと楽しく過ごしていたかもしれないのだ。我慢に我慢を重ね、分かりやすく額に汗をかき、コツコツ努力しなければ成功はできないと信じすぎてはいないだろうか。好きなことだけをとことん貫いて過ごすという生き方だってあるし、それによって成功している人が世の中にはたくさんいる。
・しかし決して忘れてはいけないのは、冬は一度で終わらない。キリギリスとして生きていくためには、次にまた必ずやってくる冬に、キリギリスなりに備えなくてはならない。その備えとは、ある種の魅力を身につけること。他人の悪口を言わず、周囲へのリスペクトを欠かさないことで、幾度もの冬を越えるための魅力を手に入れることができる。
・人がいちばん影響を受けるのは自分のハッスル言葉である。他人を惹きつける魅力を持つ人たちの特徴にある「他者の悪口を言わない」・・・悪口は相手の魅力を奪うために口にするものであるはずだが、現実にはいちばん多く失われるのは、自分の魅力や存在価値である。「愚かな人は学ぶことができないものを嘲笑し、その笑いによって自分の優越を示そうとする」by小説家Mコレリ
・NotToDoリストのすすめ 自分のリソース(資源)を守り維持するためには、「何をやらないか」が大事です。仕事上でToDoリストをつくる人は多い。では、NotToDoリストはどうでしょう。「自分はこれはしない」ということを明確にする。リソースが少ないことを自覚する人は、これを実践したほうがいいですね。
・人間が何んとあめに働いているのかを調べた、心理学の実験があります。仕事の効率や、やる気が何によって上がるかを、ケースごとに見ていったんです。要因として仮定したものは、報酬、労働時間の長短、周りからの評価。すると、いちばん効率とやる気が上がったのは、周りからの評価でした。周りから注目されたり評価されたりする、それによってやりがいを感じることが、作業効率をよくする唯一の要因との結果になりました。人は意外に「やりがい」で動く・・・物理的な利益よりもやりがいが重要だと感覚や無意識では分かっているんですよ。しかし、ふだんはどこか「そんなのきれいごとだ」などと斜に構えてしまうから、行動に移せない。だから、ちゃんと意識したほうがいいのです、僕らはやりがいで動くんだと。やりがいを感じているときこそ、能力を最大限に発揮できると。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
樹林伸という名前ではピンと来なかったけど、金田一少年の原作者と聞いて分かった。その他にも諸々ヒット作を出している。
そんな面白いおじさんとDaigoが交互に語っていく。