まるまるの毬

著者 :
  • 講談社
3.87
  • (43)
  • (119)
  • (62)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 458
レビュー : 103
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062189903

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 江戸後期、麹町で小さな和菓子店を営む治兵衛と娘、孫娘。
    切なくも清々しい話ばかり。

    【図書館・初読・8/6読了】

  • L

    いままで読んだ西條作品にはない重厚ただならぬ感じ。今までにない重厚な感じの反面、清々しさも半端ない。
    父親と娘、祖父と孫、母と娘に兄弟、実父・養父と息子…まとめれば家族愛だけど、どの関わり合いも深い。全体はタイトルの「まるまるの毬」そのままだけれど、「大鶉」に号泣。旗本の家柄から跡目を継いだ長男、菓子職人となった次男、寺に仕えた三男の関わりが細部にわたって描かれていてたまらない。小さな菓子屋の主と格の高い寺の住職に身分を替えても変わらぬ兄弟の繋がりが猛烈に押し寄せてきて泣ける。
    宇江佐作品寄りに感じないこともないがなんにしても逸品。

  • 江戸後期の小さな和菓子店を舞台にしたお話。ご落胤騒動の結末、これはこれで丸く収まって良いのかも知れないけど、本音を言えば何一つ傷つく事無く元鞘に納まって欲しかったとも。作中に登場した和菓子の見た目がどんなものか、イラストなりで見たかったな。家族愛・兄弟愛は読んでいて気持ちが良かった。

  • 書いた人も知らないし、タイトルも表紙もイマイチだったけど、読んでみてびっくり!
    こんな面白くてほのぼのする本だとは知りませんでした。
    ちょっと切ないところもあるけれど、そこは我慢。
    お勧めです!

  • 西條さんらしいほっこり感が満載でした。
    和菓子が食べたくなるのは勿論ですが、何故か異様にお団子を丸めたくなりました。

    これは、そのうちNHK 水曜8時のドラマになるんじゃないですか?

  • 麹町でお菓子屋を営む親子3人にまつわるお江戸人情ミステリ。このパターンでは一目置いている宮部みゆきに勝るとも劣らない傑作です。「上野池之端 鱗や繁盛記」は料理の話で今回はお菓子。食べ物シリーズにするのかなぁ。「毬」は「まり」だと思ってましたが「いが」とも読むのだと初めて知りました。変なの。

  • 【収録作品】カスドース/若みどり/まるまるの毬/大鴉/梅枝/松の風/南天月

  • 菓子職人のおじいちゃん、娘さん、お孫さん、住職の弟たちの話。
    武士は面倒なんだな~

全103件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。12年に『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞を受賞、15年には『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞を受賞した。他著に「善人長屋」シリーズ、『九十九藤』『無暁の鈴』『睦月童』などがある。

「2019年 『亥子ころころ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

まるまるの毬のその他の作品

西條奈加の作品

ツイートする