まるまるの毬

著者 :
  • 講談社
3.87
  • (43)
  • (119)
  • (62)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 458
レビュー : 103
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062189903

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 登場人物がみんなチャーミング。

    そして、特にお若い方々にはやきもきさせられる……。続きはまだかなーーー?!

  • 楽しく読んだ和菓子の話。

  • 2014.10.12読了

  • 美味しそうなお菓子(時代小説だからみんな和菓子)、と思ってたら主人公のじーさんが高貴な方のご落胤とか、意外。でもそれがあのオットセイ将軍(笑)とか言われるともう、ああ!なるほど。となんとなく納得してしまう。
    でもそんなのほほんとした読者を差し置いて、その秘められた事実が家族を翻弄する。孫は破談になるわ養家は屋敷を追われるわ、弟は立派なお寺を辞さなければならなくなる。
    書いてみるとすごいけど、結びで破談になったはずの孫娘はあっけらかんと明るいし、弟も非常にさばさば。それがこのお話の凄いところなんだろうな。

    読むときはお茶とお茶請けをお忘れなく(笑)

  • 設定は江戸時代だけど、家族のステキな物語。
    私も南星屋のお菓子が食べてみた〜い(*^^*)

  • 図書館で借りる。江戸時代の菓子職人が主人公というのに惹かれて読む。初めての著作だったが、とても温かい読後感だった。
    他の作品も読みたい。

  • いいお話だった。
    登場人物のみんなの人柄のよさがひしひし伝わる。
    家族を大事に、必要以上は望まず、慎ましく傲らず、支えあって生きていく。
    こういう人になりたい。
    五郎さん一番好きかなー。

    そして、お菓子食べたい。

  • 一つのお菓子に一章ずつ、菓子屋一家に起こる出来事が描かれる。お話はともかく、お菓子がむちゃくちゃおいしそう!

  • 読みやすい。ページを開けば、江戸の和菓子屋の前にポンと立てる。

  • +++
    武士から転身した変わり種、諸国の菓子に通ずる店の主・治兵衛。菓子のことなら何でもござれ、驚異の記憶力を持つ出戻り娘・お永。ただいま花嫁修業中!ご存じ、南星屋の“看板娘”・お君。親子三代で営む菓子舗「南星屋」。繁盛の理由は、ここでしか買えない日本全国、銘菓の数々。でもこの一家、実はある秘密を抱えていて…。思わず頬がおちる、読み味絶品の時代小説!
    +++
    表題作のほか、「カスドース」 「若みどり」 「大鶉」 「梅枝」 「松の風」 「南天月」
    +++

    公方様のご落胤という出自を持つ主・治兵衛が、出戻り娘・お永と孫娘のお君と三人で営む和菓子屋「南星(なんぼし)屋」が舞台の物語である。治兵衛が諸国を旅して見覚えたご当地の菓子を真似て作り、しかも安く売り出すので、南星屋には毎日行列ができる。各章のタイトルは、すべてそれらの菓子の名であり、菓子にまつわる出来事が描かれている。おいしそうな菓子の魅力に思わず惹き込まれるが、それだけではない。主の出自ゆえの屈託や、登場人物たちの情の通い合い、家族のあたたかさにも胸を打たれる。お君の縁談は残念だったが、きっとこの先いいご縁があるに違いない。「南天月」だけではなく、新しいオリジナルの菓子ももっともっと見たいと思わされる一冊である。

全103件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。12年に『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞を受賞、15年には『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞を受賞した。他著に「善人長屋」シリーズ、『九十九藤』『無暁の鈴』『睦月童』などがある。

「2019年 『亥子ころころ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

まるまるの毬のその他の作品

西條奈加の作品

ツイートする