ムラカミのホームラン

  • 講談社
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本棚登録 : 18
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062190152

作品紹介・あらすじ

テレビCMに脚光が当たり始めた時代、フリーとなった主人公は相棒のプロデューサーと話題の作品を撮り続けていた。あれから数十年経ち、彼の訃報が飛び込んできたことを機に過去に想いを馳せるのであった。
小学校からズバ抜けた才能をみせ、甲子園を目指し野球の強豪校に入った友人の村上。一年生でレギュラーを取ったものの、急死してしまう。葬儀で交わされる野球部のキャッチボール。そして、ニューヨークでウディ・アレンを起用し、自分との才能の違いをまざまざと見せつけられたCM撮影現場の状況など、【圧倒的な才能】にまつわる生と死を描き切った「ムラカミのホームラン」と、主人公である猫自身の死と烏のヨシダ、餌をくれる老人との触れ合いをユーモラスな筆致で描写した「ヨシダ」を併録。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙とタイトルで購入。
    表題作より、同時収録されている「ヨシダ」の方が秀逸だと感じた。
    淡々と、客観的に、死と生について述べているが、これがなんとも言えない後味を生んでいる。

  • 人に理解されにくいような、独特の感覚を持った人。
    読みたくて買った本の予習の前の予習で読んだけど、買った本にたどりつけないかも。や、慣れたらいけるか。

  • 世の平均年齢の上昇に伴い、その層をターゲットにした商品が主力になるのは本の世界にも当てはまるのかな。多分、この本も。

    残念、私はそのゾーンより少し下かな。いや、下でいたいんだろうな。だからって訳じゃないけど、チョット世界観についていけなかったな。

  • 記憶と記憶の交差。ウディ・アレンのオーラと時代の狂騒と少年期の思い出。併録の「ヨシダ」が凄い。猫とカラスの諦念。野生のモノたちの潔さ。死はそこにあっては必然であり、悲しみを伴うものではない。

  • 繰り返されるもの?
    終わりのないループの物語?
    けっこう抽象的で時間軸も前後して、わかりやすくはない。

  • もっと簡単に執筆すれば良いのに。

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著者プロフィール

1948年生まれ。70年代からCMディレクターとして活躍し、一世を風靡する。『猫の水につかるカエル』で野間文芸新人賞候補。ほかに、『ムラカミのホームラン』『最後に誉めるもの』(ともに講談社)など。

「2017年 『あなたが子供だった頃、わたしはもう大人だった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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