ハングリーゴーストとぼくらの夏

著者 : 長江優子
  • 講談社 (2014年7月18日発売)
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  • レビュー :3
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062190251

作品紹介

「あの塔が戦争中に日本人に殺されたシンガポール人の記念碑と知ったとき、ちょっとショックだった。そういうの、こっちにいれば、だれだってあるよ。私たちは日本にいる子たちよりはやく、底のない万華鏡をのぞいたんだよ」――本文より

 小学6年生の間中朝芽(まなかはじめ)は、父親の転勤でシンガポールの日本人学校に通うことになった。新しい生活になじめない朝芽は、近所の植物園にひとりで遊びに行くようになる。そこで、肩にサルを乗せたイギリス人に出会い、「植物標本」のゆくえを聞かれる。どうやら彼は植物学者で、大切な植物標本を失ってしまったらしい。
 それから、日本人の老人に、中国人の若者と、次々と不思議な人物に出会う。やがて朝芽は、彼らが過去の人物であることを知り、クラスメイトの主田さん、中国系シンガポール人とのハーフのカズとともに、彼らの探す「植物標本」を現代で見つけようとする。
 その過程で明らかになったのは、思いもしなかった加害の歴史と、そのなかで手を取りあい、共生しようとした人々の願いだった。

ハングリーゴーストとぼくらの夏の感想・レビュー・書評

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  •  シンガポールの日本人学校に転校した朝芽(はじめ)、6年生。クラスにもなじめず、ホームシックに。お母さんと行ったシンガポール植物園で耳にした「キーン」というセミの声は、塾の行き帰りの地下鉄の車輪のきしむ音に似ていた。ゲーム機を手に植物園に行くようになった朝芽に、「理解不能なおかしな出来事」が起こる。シンガポールに来て、71日目のことだった。
     日本人墓地、昭南植物園、ワンダーツリー、フタバガキ・・・69年前の人たちが残した想い。

  • こどもの本の研修で紹介されて、ずっと気になっていた本。

  • シンガポールで暮らす、小学6年生、間中朝芽(まなか はじめ)は、「二回目の神秘」を体験する。

    熱帯雨林の植物。戦争。シンガポールの歴史。

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