なぜ「小三治」の落語は面白いのか?

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 79
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062190428

作品紹介・あらすじ

日本が誇る落語界の名人、柳家小三治。その小三治を愛してやまない著者が、膨大な時間と情熱をかけ、追いかけて綴った、「小三治論」の決定版!
貴重なロングインタビューから、高座を見続けたからこそ感じえた独特の「小三治論」、そして小三治聴きくらべ「九十演目」まで。
小三治という落語家が、なぜこれほどまで高い評価を得て、人々から愛されるのかが一目瞭然。2014年、人間国宝に認定された稀代の噺家、そのすべてを味わいつくす、落語ファン必読の書。

感想・レビュー・書評

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  • 新日本の話芸ポッドキャストを聞いて広瀬さんを知った。読みながら広瀬さんの声で再生できるくらいまんま広瀬和生な文章だった。
    全編通して小三治への愛がすごい。
    演目90席の紹介にしても、どれもちゃんと小三治の演目としての思い入れを感じた。内容も他の師匠の演目との比較を行いながらも批評的ではなく、一貫して「ほら、いいでしょ、小三治いいでしょ」といった姿勢が貫かれていて、読んでいてこっちも楽しい気持ちになれた。

  • 新装のA図書館でカードを作って借りる。KO図書館でも文庫を見つけていたが、タイトルがどうにもで手に取らなかった。第一章のインタビューが圧巻。第二章の演目コメントも音源や映像データがどこにあるか網羅されていて資料として便利。

  • 小三治ファンにはたまらない本です。笑いながら泣いた人なら分かるはず。

  • インタビュー部のみ読了。

    人間国宝となった75歳の今ですら、藻掻いて藻掻いて藻掻いて藻掻きつづけているのが如実に感じ取れる内容だった。(インタビュー時は国宝になっていたか忘れちゃいましたけど)

    師の場合は、言うだけでなく、本当に実行してるから凄い。高座がうまく行かなかったといって眠れなくなり、お客さんとの、落語との向き合い方を常に考え続けている。

    読んでいて、気迫の凄さに圧倒され、ひたむきな「諦めなさ」にただ頭が下がる思いでした。

  • 2014年8月刊。前半は柳家小三治へのロングインタビュー、後半は小三治の主要落語演目90席の紹介。このインタビューは貴重だと思う。

    【引用メモ】
    芝居じゃないんだ、と。落語は。「おはなし」なんだ、って(小さんは)言ってましたよ。(p.24)

    私の噺の根本は、「こういうの、あるよね!」っていう、その共感。(p.27)

    本を素読みにしても面白いものを、節つければ面白いのは当たり前なんで。俺がやりたいのは、本を素読みにしても面白くないものを、噺家がやると、こんなに面白くなるのかい、って噺にしたいわけ。(p.42)

  • <閲覧スタッフより>
    「落語」とは?
    江戸中期に始まった庶民的な話芸。 人情ものや怪談ものなど、様々なカテゴリがあり、噺の最後に「落ち」と呼ばれる結末がつくため、「落語」と言われます。 また、同じ噺でも噺家によって違ったりと、色々な楽しみ方があります。

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    所在記号:779.13||ヤナ
    資料番号:10226100
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著者プロフィール

1960年、埼玉県生まれ。東京大学工学部卒業。ヘヴィメタル専門誌「BURRN!」編集長。落語評論家。1970年代からの落語ファンで、ほぼ毎日、生の高座に接し、最近では自ら落語会のプロデュースも手掛ける。『この落語家を聴け!』(集英社文庫)、『この落語家に訊け!』(アスペクト)、『この落語家をよろしく』(講談社)、『現代落語の基礎知識』(集英社)、『噺家のはなし』(小学館)、『落語評論はなぜ役に立たないのか』『談志の十八番 必聴! 名演・名盤ガイド』(光文社新書)、『柳家三三、春風亭一之輔、桃月庵白酒、三遊亭兼好、三遊亭白鳥 「落語家」という生き方』(講談社)など、落語関係の著作を多数上梓。

「2016年 『なぜ「小三治」の落語は面白いのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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