水底の棘 法医昆虫学捜査官

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 325
感想 : 70
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062190527

感想・レビュー・書評

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  • これまで読んだこのシリーズの中で
    一番おもしろかった。
    限りなく5に近い星4つです。

    ユーモラスなシーンが増え、
    読んでいて楽しかった。
    いつもの面々がそれぞれの個性をこれでもかとばかりに
    全面に押し出してくる。
    それ以外の登場人物にも心がかよっていて、
    憎めない魅力を感じた。

    今回は犯人は誰なのか?よりも
    被害者が誰であるのかに重点が置かれており、
    小さな手掛かりから少しずつ真実に近づいていく過程が興味深かった。

  • 法医昆虫学捜査官シリーズ第3弾。

    赤堀先生の安定のキャラクターに癒されながらも、今回も波乱万丈な事件の展開にどんどんページが進んでいきました。

    シャコとミズケムシ…
    刺青…
    事件解明がなかなか進まない中でも虫たちの声をきき、(今回は虫以外もいた!)解明に導かれる様子が面白かった(๑•̀ㅂ•́)و✧

  • 法医昆虫学捜査官シリーズ3。
    江戸川河川敷の中洲で見つかった死体、発見者は別件でたまたま近くに来ていた昆虫学者の赤堀涼子だった。
    相変わらずぶっ飛んでいる赤堀が、虫の声を信じて真っすぐ突き進む姿が気持ち良い。
    今回は現場が江戸川河口付近ということで、時間により汽水域となる。海の生物が遺体から見つかるが、遺体が川上から流されたのか、海から流されたのか捜査が難しい。
    岩楯の相棒はシリーズ1で組んでいた鰐川で、キャラが更にはっきりしてきて楽しかった。

  • 今回は赤堀と大吉が虫の違和感から川に流れ着いた遺体を発見する所から始まる。相変わらず赤堀先生初っ端から最強。遺体は損傷が激しく身元を特定する材料が刺青と唯一所持のドライバー、赤堀先生分野の虫と微物も乏しい。なので捜査は一歩進んで二歩戻るし虫の語る矛盾もなかなか突き止められない。そんな中九条解剖医が最初に示された前提に違和感が生じてからの展開が凄かった。赤堀の自分の知識に自信を持って真っ直ぐに真実へと突っ走っていく姿はいつもだけど勇気を出した人が他にも出てきて全体の雰囲気が少し変わってきたのが良かった。カムバック鰐川刑事始め身内側聞き込み側色々個性的な人が出てきて掛け合いが楽しい。でも少し慣れが出てきたかな。

  • シリーズ第3弾。今回は害虫駆除に駆り出されていた赤堀が、荒川の中州で腐乱死体を発見することから始まる。解剖の結果、絞殺とみなされ、南湾岸署に捜査本部が立ち上がる。もちろん、捜査一課の岩楯は登場するが、その相方が1作目でコンビを組んだメモ魔の鰐川の再登場に、冒頭からにんまり。相変わらず、遺体の所持品が少なく、なかなか身元が確認出来ずに四苦八苦する警察に、赤堀は遺体の腐乱が異常に早いことに目をつける。そして、今回はウジやハエだけではなく、海洋生物にまで行き着く赤堀の慧眼は本当に凄い!このシリーズで新たに登場する鑑識の堀之内や、司法解剖の助手を勤めたが、赤堀の力説に司法解剖の結果に異論を唱えたシングルマザーの由美など、さらに個性豊かな登場人物が増え、さらにこの先が楽しみになるシリーズ。

  • 大吉と害虫駆除をしていた川の中州で、偶然死体を発見した赤堀。検視結果からも自殺か他殺か判断がつかず、身元すら特定できない中、検死とか全く違う仮説を導き出した赤堀。それを元に捜査する岩楯と鰐川。なかなか進展がないものの、赤堀の精力的な調査にグイグイ引き込まれた。今回登場の鑑識の堀之内もかなりの変わり者で楽しかった。ラストの岩楯・鰐川コンビの危機もハラハラの展開。途中から海への捜索へシフトしたため、虫レベルはやや低めだった。赤堀のペースに引きずり込まれ、アリマテラピーに手を出してしまった岩楯の今後も楽しみ。

  • 一気読みした。
    赤堀のキャラでもっている感じがするけど、
    面白かった。
    11月の海で岩楯と鰐川が助かったのは奇跡としか言いようがないなぁ。

  • 相棒がワニさんに戻って良かった。
    警察による地道な捜査と、別視点で赤堀さんによる虫による捜査の両方から話が進んで収束していく過程が面白い。

  • ミステリ。法医昆虫学捜査官シリーズ。3作目。
    水死体の謎に、昆虫学者が迫る。
    シリーズでお馴染みの、予想外の方向から徐々に被害者の正体に近づいていく展開がとても面白い。
    自分の意見に囚われ過ぎない、他人の意見を客観的に判断する、というのは大事なこと。警察の署長さんは大変な人格者ですね。

  • <あらすじ>
    水死体からも「虫の声」は聞こえるのか!?第一発見者は、法医昆虫学者の赤堀涼子本人。東京湾の荒川河口で彼女が見つけた遺体は、虫や動物による損傷が激しく、身元特定は困難を極めた。絞殺後に川に捨てられたものと、解剖医と鑑識は推定。が、赤堀はまったく別の見解を打ち出した。岩楯警部補はじめ、捜査本部は被害者の所持品から、赤堀はウジと微物から、それぞれの捜査が開始された!
    これもシリーズ通じて安定して面白い。
    次が楽しみ。

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著者プロフィール

1970年、福島県生まれ。文化服装学院服装科・デザイン専攻科卒。服飾デザイン会社に就職し、子供服のデザイナーに。デザインのかたわら2007年から小説の創作活動に入り、’11年、『よろずのことに気をつけよ』で第57回江戸川乱歩賞を受賞して作家デビュー。ロングセラーとなった人気の「法医昆虫学捜査官」シリーズには、『147ヘルツの警鐘』(文庫化にあたり『法医昆虫学捜査官』に改題)『シンクロニシティ』『水底(みなぞこ)の棘(とげ)』『メビウスの守護者』『潮騒のアニマ』『紅のアンデッド』『スワロウテイルの消失点』の7作がある。そのほかにも『桃ノ木坂互助会』『女學生奇譚』『フォークロアの鍵』『テーラー伊三郎』『賞金稼ぎスリーサム!』など多彩な題材のミステリー、エンタメ作品がある。

「2021年 『スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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