炎を薙ぐ

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 19
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062190589

作品紹介・あらすじ

秘剣・氷柱折り、みたびの斬撃!
中山義秀文学賞受賞の『雲を斬る』、『風を断つ』に続く
剣客浪人・由比三四郎シリーズ、待望新作!

「先生――生きていくって辛いね。
悲しいことですね」
両手両脚を切断された若い女の惨殺死体が発見され、
瓦版には連日「達磨美女」の文字が踊る。
同じころ、名人花火師・与次郎の拷問死体も大川にあがった。
与次郎の一人娘・おゆきの用心棒となった貧乏浪人・由比三四郎は、
迫りくる敵を迎え撃ち、憎き下手人を追う。
「それでも人間は生きてゆかねばならん」
人の世の悲しみを乗り越え、三四郎の剣が閃く。

感想・レビュー・書評

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  • 秘剣 氷柱折りの貧乏浪人の由比三四郎が、主人公で、通い妻(?)のおさとの関係が、始め、少し理解できなかったのだが、、、

    目次を見ると、8つに分かれており、短編なのか?と、思っていたのだが、「雲を切る」「風を断つ」の前作から続いている作品のだと、理解した。


    不思議ちゃんのようなおさとの考えが、この時代の風景にマッチしていないのだが、本の中では、ホンワカとしたいい味を出していて、読んでいても、楽しい。

    最初から、両手両足切断された若い女性の惨殺事件から始まるので、どのような展開になって行くのか?と、思ってしまう。
    三四郎へ、次から次へと、刺客が現れるのだが、囲われ者の刺客、老いぼれ刺客は、何故か、虚しく、悲しい結末であるが、、、おようは、死んだわけではないと、、、思いたい。

    最後に、おさとが、三四郎とおゆきの事を知り、「生きて行くって辛いね。悲しい事ですね。・・・」と、
    それに対して三四郎は、「生きて行くことは、辛くて悲しい事だが、それでも人間は生きてゆかねばならんからな・・・」と、、、
    これが、本題であろう。

    しかし、生きていて、辛い事、悲しい事だけでなく、楽しい事、嬉しい事もある事も沢山あることを・・・・期待したい私である。

  • 相変わらず刺客に狙われる三四郎さん。
    これまでの2作品は、あからさまに人の死が描かれていたけれど、オブラートに包まれた感があります。
    カルロスがもっと早く己の過ちに気づいていれば、と思う。

  • う〜ん…
    誰にも共感できず。

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著者プロフィール

1998 年「走るジイサン」で第11 回小説すばる新人賞受賞。2002 年「コンビニ・ララバイ」で注目を集める。06 年「雲を斬る」で第12 回中山義秀文学賞受賞。その他著書多数。

「2021年 『おっさんたちの黄昏商店街 それぞれの恋路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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