泣いたの、バレた?

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 157
感想 : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062190848

作品紹介・あらすじ

涙大賞は、真央ちゃん? オボちゃん? それとも、ののちゃん? 
涙は女の武器だけど、男にも捨て身の涙がある――。
いずれにせよ、泣いた後が問題だ……すべてをチャラにできますか!?
週刊現代人気連載第9弾!

少子化対策のカギはAKB!? (「生殖手帳」か、「恋愛禁止」か?)
活字で「セックス」の効用とは? (中高年のセックスブーム)
朝ドラヒロインにみる「女の武器」 (おしんちゃんと、アキちゃん)
「半沢直樹」は現代の仇討ち物語 (討ち入りの季節ですね)
被災地の書店員達の熱気に触れる (東北の書店にて)
女の涙の見極め方教えます (泣く女)  ……笑いと涙の全48篇!

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらずの鋭い視点に「わかるわかる!」と心の中で連呼しながらも、世知辛い世の中になったものよのぅ…と思う。年を取った証拠かしら(汗)。最近のこのシリーズでは、老いに関する話題が増えてきたなと思っていたのだが、その内容も微妙に変化してるように思う。酒井さん自身両親を見送り、今度は自分がどんな風に年を重ねるのか…にシフトしてきているような。色々、身につまされます。そんな話題でも決して深刻にならず、時々下世話な方向に逸れていくのがオヤジっぽくていい(笑)時事ネタは当然面白いのだけど、個人的には「鉄子」な酒井さんのテツネタがツボでした。今更ながら知る駅のトリビアとか、さすがです。
    いくつか触れられている、東北絡みのエピソードも嬉しかったな。酒井さん、震災に関する本を上梓したこともあり、話題に上ることも少なくなってきた東北に心を寄せてくれることがありがたいです。
    歳を重ねても、ぶれない酒井さんのスタンス。この連載はこれからもずっと続いて欲しいなぁ。いつも一冊にまとまってから読んでいるけれど、たまには週刊現代もチェックしてみようか。

  • 最近似たような話を読んだなぁと考えたら、角田光代さんのエッセイでした。東京もしくは近郊生まれなので、故郷がないのが寂しいというような。
    酒井さんも、ファンならご存知の鉄子さんなので、先日の角田さんの旅エッセイとかぶるかぶる(笑)

    ただ、やはり角田さんは小説家だし、酒井さんは生粋のエッセイスト、男性向け週刊誌連載のまとめということで文体も内容もくだけており、本領発揮の(? 笑)シモ系の艶っぽい話が多いです。

    花柳界の古稀を過ぎたお姉さんがもて男に頼んだ頼み事…という話に感慨深いものを感じましたね。
    花柳界のお姉さまでなくとも、女として生きてたらこういうこと思う時が来るんじゃないかなぁと思います。男の人だってきっとそうでしょう、うちの父はそうでした。助からない病にかかったと知ったとき、70をはるかに過ぎてましたが「死ぬ前にもう一回だけ…」と呟いてましたもの。そういう話結構聞いてます。
    自分だったら、頼みたくても(!?)頼めないなぁ…なんて。

    酒井さんのエッセイは、ご自分もさることながら、様々な人の生き様を楽しく面白くからりと描いて下さっていて同世代としては大変味わい深いですね。

    サカジュンと角田光代さんのガチンコ対談を見てみたい♪

  • さくっと読める。
    浅田真央ちゃんがソチで金メダルをとれないと予想してたことや、ロンブー淳の奥さんに違和感を覚えたことなど、ミーハー的なことを著者自身の目線で書いてるとこが好き。
    NHKスペシャルの老後や認知症の番組とか見てるのもかぶっててうなづきながら読了。

  • いつもながらの安定した論調。安心して読めるエッセー。

  • 週刊誌に連載されたエッセイをまとめた本のいいところは、定期的に、またある程度タイムリーな話題についての著者の意見を知ることができることです。そして、いつも著者の本を楽しみにしているわけですが、毎回「文章が書けるって素晴らしいな」と思います。
    今回も下世話な話題から女性の権利に至る話題まで大いに共感できる1冊だったのですが、やはり著者を一躍有名にした「負け犬」に関連する話題があちこち出てきて、ますますおもしろいものになっています。

  • 酒井さんのエッセイ、面白い。

  • 酒井さん目線での世間のニュースへの感想が
    クスッと笑えたり、
    核心をつく重い言葉で綴られており、
    おしゃべりをしているような感覚で
    楽しんで読むことが出来た。

    未婚子無しの女性の
    一言ではまとめられない想いも
    知ることが出来た。

  • P206
    彼女達(「女に嫌われる女」)は
    何故そうなるのかというと、
    女子校的環境にいたことがないせいで
    「女性の視線管理」
    に慣れていないためではないか
    ------------------
    P218
    その手(見境なく、女性を誘う)の
    モテ男の存在というのは、
    もはや福祉の一環なんかも

  • 週刊現代に一昨年5月から昨年5月まで連載されたもので、もうシリーズ9冊目になるそうです。
    人気があるんですねー。毎週こんな面白いのを書いているって、本当にスゴイです。

    今回一番笑ったのは、『海苔巻きとチョコレート』。
    前者は、節分の日が巻物の日と化している話。
    後者はチョコレート屋さんの販売ブースにガイジンが駆り出されているという話。
    「そうそう」と思いながら吹き出しました。
    自分もイケメン外人に弱いです。

    でもこの本の題にあるように、酒井順子さんが今回とりあげたい第一位は『泣く女』でしょう。
    ピカソの話ではなくて、「もし涙大賞があるとしたら、今年の大賞受賞者は真央ちゃん、と思っていたところに、ここにきて強力な対抗馬、小保方さん。」と書かれているのです。

    しかし!この本を単行本化するにあたり、夏にあとがきを書かれたのですが、その時点でさらに破壊的な力をもつライバルが登場!
    その方の名前はここでは書かないことにします♪

  • *涙大賞は、真央ちゃん? オボちゃん? それとも、ののちゃん? 涙は女の武器だけど、男にも捨て身の涙がある――。週刊現代人気連載第9弾!*

    相変わらずの出来上がり。酒井さんのこの飄々とした世界観、大好きです。

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著者プロフィール

1966年東京生まれ。2003年、『負け犬の遠吠え』で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞を受賞。『オリーブの罠』『子の無い人生』『男尊女子』『百年の女 「婦人公論」が見た大正、昭和、平成』『家族終了』『平安ガールフレンズ』『ガラスの50代』など著書多数。

「2021年 『次の人、どうぞ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井順子の作品

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