習近平は必ず金正恩を殺す

著者 :
  • 講談社
3.78
  • (0)
  • (7)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 34
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062191234

作品紹介・あらすじ

中朝開戦の必然――アメリカがバックに控える日本、ベトナム、フィリピンとは、絶対に戦争ができない中国……国内に鬱積する不満を解消するためには、中国で最も嫌われている人物、すなわち金正恩を殺すしかない!
 1989年の天安門事件や1990年の金丸訪朝を直接取材し、2002年と2004年の小泉訪朝団に随行した著者の、25年にわたる中朝取材の総決算!!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 北朝鮮問題(というか、金正恩問題)と、それに向き合う習近平中国がよく判る。
    見てきたように書いてるが、どっから情報取ってるのかはよく判らない。

    どの本を読んでも、一番この先怖いの中国に間違いない。本気でやらかすつもりなんだろう。「アメリカ」が弱ったら、えらいことになるよな。

  • これまで「血盟関係」と言われてきた中国と北朝鮮。しかし、金正恩は習近平の制止を振り切り、核実験を行ったり、ミサイルを発射したりするだけでなく、中鮮の橋渡し役をしてきた北朝鮮ナンバー2の張成沢の処刑を行った。言うことを聞かない金正恩に激怒した習近平は、原油・食糧・化学肥料の三大援助のストップを行うなど、両国の関係は悪化している。
    一方、中国国内に目を向けると、毛沢東を崇敬する習近平は、第二次文化革命ともいうべき、粛清に乗り出すが、これまで賄賂を貪ってきた人民解放軍ら国内役人の不満を生みます。一方、不動産バブル等、経済成長は停滞がちで、人民の不満も高まってきます。
    では、求心力を高め、権力の座を勝ち取るために、どうすべきか。ここで、他国への戦争というカード=アメリカの手前、習近平といえども、アメリカの同盟国には手が出せない。では、消去法で残る国は、どこか。そう、北朝鮮なのです。そして、それを嗅ぎ付けた金正恩は、日本になびいてきている。

  • 内容は週刊誌的で面白いが、史実・分析の真贋については近藤大介氏のバックボーンをよく知った上で判断すべきというところか。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1965年生まれ。埼玉県出身。東京大学卒業。国際情報学修士。講談社入社後、中国、朝鮮半島を中心とする東アジア取材をライフワークとする。講談社(北京)文化有限公司副社長を経て、現在、『週刊現代』編集次長(特別編集委員)。Webメディア『現代ビジネス』コラムニスト。『現代ビジネス』に連載中の「北京のランダム・ウォーカー」は日本で最も読まれる中国関連ニュースとして知られる。2008年より明治大学講師(東アジア論)も兼任。2019年に『ファーウェイと米中5G戦争』(講談社+α新書)で岡倉天心記念賞を受賞。他に『アジア燃ゆ』(MdN新書)『パックス・チャイナ 中華帝国の野望』『ファクトで読む米中新冷戦とアフター・コロナ』(以上、講談社現代新書)など著書多数。

「2023年 『日本人が知らない!中国・ロシアの秘めた野望』 で使われていた紹介文から引用しています。」

近藤大介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×