夕張再生市長 課題先進地で見た「人口減少ニッポン」を生き抜くヒント

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062191401

作品紹介・あらすじ

2040年には、523の市町村の人口が1万人を割り、まちが消滅するという衝撃的な報告が話題になっています。人口減少ショックが日本を覆い、行政サービスの低下、経済規模の縮小、年金破綻、行きつく先は「地方消滅」「日本の消滅」だと喧伝されています。
 悲観論がかまびすしい中、<世界で類を見ない課題先進国・日本の課題先進地>で、まちの消滅と闘っている若者がいます。30歳で財政再生団体・夕張市の市長になった鈴木直道氏です。
 就任以来、財政破綻による巨額の借金返済、1万人を下回る人口、日本で最も高い高齢化率46.9%、全国最低の15歳以下の子供の数、過酷な自然環境……「ニッポンの未来」を先取りし、これ以上ないと言うくらいのハンデを背負った環境下で、コンパクトシティ化と住民参加型のまちづくりを推し進め、新しい夕張のカタチを見出そうと奮闘しています。
 その挑戦には世界が注目し、2013年には「世界経済フォーラム」からヤング・グローバル・リーダーズに選出されました。これから世界が直面する課題に真っ先に取り組んでいる若者だとして、その期待を一身に背負っているのです。
 CBMによるエネルギー問題解決、新公共交通DMVの導入、夕張メロンの海外輸出を実現、 若さとアイデアで前だけを向いて進む青年は、日本の未来を変える可能性を秘めています。すべての日本人必読の1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 夕張の再生について興味があり、手に取った。
    鈴木元市長、現知事の考えが報道などで語られることはあまりないが、この本にはその思いがしっかりと詰まっている。今後は北海道活性をどんどん推進していただきたい。

  • 東京都職員から夕張市長、そして2019年の知事選で北海道知事になった鈴木直道氏の、夕張市長としての本。
    いろんな評価があるようだが、氏が東京都職員として派遣されていた期間で地域に溶け込み、自ら二年目を志願し、市民から市長への待望論があったということはまぎれもない事実であるわけで、積極的に動く人にはやはりチャンスが来るんだと思った。頭と体を動かす、ということが政治家には求められるのだと思う。

  • 夕張!地方再生!真っ直ぐな道直道くん。良い本だった、

  • 以前から読みたかった一冊だったが,随分先延ばしになってしまった.旅行の機会があったのでついでに読もうと持って行ったところ,休憩中にいい感じで通して読むことができた.アツい文章だけれども必要以上に深刻になる事もなく軽く読めるので,十分おすすめできる.

  • 都庁職員という安定した地位を投げ打ってまでも夕張市のために働きたいと市長になった鈴木直道市長。自分とあまり年齢が変わらないのに、なぜそんなことを考えたのか興味があって読んだ一冊。行動力はもちろんのこと、しっかりと住民の意見に耳を傾けて、事業を進めていくところは素晴らしいなぁとただただ感心した。

  • 著者(市長)には手間かもしれないが、是非、続刊をお願いしたいかと思います。
    確かに、夕張ならではの成功例もあるかとは思いますが、『取り組む意識の作り方』を知っているのと知らないのでは、全然違うかと。
    縮んでいく日本の中で、新しい自治の形が見えて来るかもしれません。
    引き続き、関心を持って見続けたいかと。
    というより、我が田舎も何とかしないと…。

  • 151028読了

  • 大崎Lib

  • 1/28読了。「地方創生」と「再生」のヒント満載。行政の仕事を本気でやるのは並大抵の気持ちでは出来ないものだと思う。若い夕張市長を応援したい。

  • 夕張は我が国で唯一破綻をした自治体だ。イメージは暗い。日本で1番高齢化が進む場所。

    しかし本書を読むとそのイメージは一新される。

    夕張には希望がある。

    希望の種がたくさん蒔かれている。
    種を蒔くのは著者である鈴木直道夕張市長だ。

    彼の筆致は常に前向き。まるで絶望を絶望とも思っていないかのようだ。彼の言葉には勇気をもらう。

    意志とビジョンをはっきり提示する。
    これは有能な人間なら出来ること。鈴木市長もしかり。しかし難しいのはそのビジョンの実現へのプロセスである。

    彼はそれを真正面と搦め手からと両面から攻めているようだ。国を動かすためには王道だけでは不可能。彼の繰り出す“作戦”は決してテキストには書いていない。彼の持つ発想と環境を最大限活かすこと。

    これは社会をサバイブすることに必須のスキルだ。這い上がりたい人間は限りある環境の中でこそ自由を追求しなければならない。


    そんな人物が前向きに見据える夕張は希望の街である。

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著者プロフィール

1981年3月14日生まれ。埼玉県三郷市出身。1999年、東京都庁入庁。2004年、法政大学法学部法律学科卒業(都庁に勤めながら4年間で卒業)。2008年、夕張市へ派遣、2010年4月、東京都知事本局総務部より内閣府地域主権戦略室へ出向(同年、夕張市行政参与に就任)、2010年11月、夕張市市長選出馬の決意を固め東京都庁を退職。2011年4月、30歳1ヵ月(当時全国最年少)で夕張市長に就任。2013年の「ヤング・グローバル・リーダーズ(YGL)」に選出。2014年10月、財務省・財政制度等審議会(財政制度分科会)に有識者として参加。人口減少社会を見据えた夕張市での具体的な事例をもとに国へ各種提言を行う。
著書には『やらなきゃゼロ!』(岩波ジュニア新書)がある。

「2014年 『夕張再生市長 課題先進地で見た「人口減少ニッポン」を生き抜くヒント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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