湖底の城 呉越春秋 第五巻

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  • 講談社
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感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062191531

作品紹介・あらすじ

楚との戦いに大勝した、公子光。楚王の死去をしった伍子胥は呉王・僚をうつ。また太子・諸樊との戦いにも勝った公子光は、呉王闔廬となり、その子・終累は太子となった。その後、子胥は闔廬の使者として延陵にいる季子の元を訪れる。季子は呉の外交を任されていたためだ。季子は斉へ使者を出すよう指示をし、子胥は季子の子・艾らを連れて向かう。子胥は斉で安嬰らと会い、呉が斉に敵対するつもりはないことを伝える。
子胥は楚との本格的な戦いに向けて、介根にいる孫武と、その元に預けた褒小羊を迎えにいく。その後、孫武は闔廬の臣下となった。
孫武の策により、次々と敵を懐柔していく闔廬。そしていよいよ、楚との本格的な戦いを眼前に控える――。

感想・レビュー・書評

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  • まとめての2冊目~伍子胥は孫武を斉に迎えに行き、孫武の著した「孫子兵法」を闔閭に献上し、登用を説いた。孫武は後宮の女官を兵に見立てて指揮せよと闔閭に試され、寵姫を斬首することで、闔閭にその才能を認められ将軍として迎えられた。徐に逃げていた呉の公子・掩余を攻め、鍾吾に逃れていた燭庸を攻め、沈尹戍を右往左往させ、楚と組んだ越を叩いて、楚の令尹子常に痛撃を与えて、楚滅亡の道を開いた~孫武が実践で活躍

  •  孫武を呉に迎え、ドラマは孫武と呉王闔閭が中心になった感じが強い。伍子胥の影は薄くなった。闔閭が後宮の美女180名を軍として統制するようにとの試しに対して、孫武の英断!有名な逸話だが、描き方が絶妙。また徐国への水攻め、その後の同国主・章兎の逃亡誘導、楚の沈尹戌将軍の前の神出鬼没ぶりで翻弄する戦いなど痛快な場面が続く。呉と楚の決戦、つまり伍子胥の復讐へ向けて話は進んでいく。そして呉の南にある越の存在が徐々に大きくなっていくことが、今後の呉越のライバル関係へ向けての序章。

  • 【読了メモ】 (150830 18:00) 宮城谷昌光 『湖底の城』(五)/講談社/2014 Sep 18th/孫武(孫子)のターンです!

  • 第五巻
    久しぶりに読む、全く忘れているが史実なので大きな流れには問題が無い。
    いよいよ孫武を後に迎え楚との戦いが、そして不気味な越が?

  • そういえば、文芸コーナーをしばらく覗いていなかった。年に1巻では忘れてしまう。もっと早く読みたかった孫武の活躍の巻。

  • 中国春秋時代の伍子胥の物語の五巻目。

    いよいよ孫武が呉に仕えます。
    歴史的有名なエピソードの姫兵(本作では女兵)は、いたって普通に描写されていたので、宮城谷さん的ひねりを期待して肩透かしを食らいました。
    本巻はまるっと孫武大活躍の巻で、本家孫子だけありますが、いろいろ種を仕込んでいるところとかは宮城谷さんっぽいと思いました。
    いよいよ時間は伍子胥の大願成就の巻だと思いますが、あのエピソードをいかに描くかを期待して一年待ちます。

  • とても気分良い巻。敵をどんどん倒していく様子は読んでいて楽しかった。主人公の影は若干薄いかもしれない。

  • 孫武登場。待ってました。孫子の鮮やかな、戦さばきに魅了される巻である。
    いよいよ物語は佳境に入ってきた感がある。

  • 孫子で有名な孫武登場。 孫武の呉への登用を助けた子胥と共に楚をたたく。あまりに鮮やかな孫武の兵法に次へ次へとページをめくるがやはり、そのための下準備は大きい。
    よく言われる勝敗は勝つ前の準備と兵を起こさずにその前に全てを整えて戦わずして勝つ、が孫子の兵法で、戦うときは負けないように全ての準備をしてから。そのための奇兵を使うもありという所は現代の社会にも通じるな。じぶんの仕事でも使えそうなことは良くわかるが実践は難しい。
    おもしろい!

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著者プロフィール

宮城谷昌光

一九四五(昭和二十)年、愛知県蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。九一(平成三)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞、九三年『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、二〇〇一年『子産』で吉川英治文学賞、〇四年菊池寛賞を受賞。他の著書に『奇貨居くべし』『劉邦』『三国志』『呉越春秋 湖底の城』『呉漢』『孔丘』など多数。

「2021年 『窓辺の風 宮城谷昌光 文学と半生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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