もみ消しはスピーディーに

著者 :
  • 講談社
3.23
  • (2)
  • (10)
  • (13)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 71
感想 : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062191685

作品紹介・あらすじ

警察組織を監視するはずの監察官が不祥事を起こしてしまう。たまりかねた警察トップは、アメリカで発展を続ける諜報企業「リスクヘッジ社」を、監察を含めた組織全体を監視する役割で、第三者機関として採用する。リスクヘッジ社vs監察。組織内の不正をどちらが先に発見するか。監察が先んじれば不祥事がまたまた明るみに出て、リスクヘッジ社は不要、日本から撤退ということになる。しかもリスクヘッジ社は、警察トップのほんの一握りしか知らない密命を帯びていた。即ち、監察を出し抜いて不祥事を隠蔽し、不正を「無かったこと」にしなければならないのだ。情報社会における国民生活の安全をも揺るがす、壮大なスケールのインテリジェント・バトルがはじまった!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 警察の不祥事。揉み消す民間企業。
    アメリカの意向を受けた監視社会への地ならし。
    結果、不祥事が減ることは良いのか。
    監察官のプライド。自浄能力の無さ。
    どちらが主人公なのか分からない。
    揉み消しを阻止して「奴等を出し抜いた」も情けない。暗躍するので活躍も少ない。スーパー能力過ぎる気もする。アイアンメイデンが思わせ振り過ぎた。エンターテイメントだけであってほしい。

  • 警察の不祥事を揉み消す民間会社と監察やマスコミがからんでもっとスリリングな展開を期待したけれど、わりとあっさりだった。揉み消しで警察を辞めた人たちが出会う場面はブラックで良かった。

  • 帯にあったほどの面白さはないが、暇つぶし程度にはなる。もう少し攻防が面白いと良かったかな。

  • (収録作品)不祥事、もみ消します/二つの不正/酸っぱい葡萄

  • ★★☆☆☆
    見えない"もみ消し"
    【内容】
    警察の監査官の不祥事が発覚し、監査官を見張る、「リスクヘッジ社」が導入された。
    この「リスクヘッジ社」の真の目的は不祥事を"もみ消す"ことだった。

    【感想】
    本書で読みたいのは、"もみ消し"だと思う。
    しかし、"もみ消し"はあっさり終わります。てか、もう終わっちゃってます。
    読者が読むころには、ハッキングして終わっておきましたけどなにか?って感じ。

    そりゃないわー。
    大事な所をすっ飛ばしたご都合小説の出来上がりです。

  • 惜しいなぁ、なんか惜しい…。主人公男のが良かったんじゃないか?硬派か軟派かなんかこの中途半端感は何なんだろか。ちぐはぐなんだよね、何かが。題材がいいだけにもったいない。

  • うーん、テーマは面白いけど結構野放しなイメージ

  • 不正をもみ消すリスクヘッジ社vs不正を暴いて明るみにする監察官。

    そもそもリスクヘッジ社側から見たストーリーなので、リスクヘッジ社の方に分がある形で話は進んでいくのだけれど、ウ~ン、それでもリスクヘッジ社のやり方を正当化するにはまだまだ描写が足りない、、、。爽快感を覚えるほど、仕事の捌き方がスマートでもないし、怜良たちも表面上のキャラが描かれているだけで深みがない。絶対正義とは言えない組織なので、キャラに深みがないとどうも共感しづらいんだよね、、、。続編ありきで、少しずつでも内面性を追加して描いていただけると、また印象が変わってくるかも。

  • 不正をもみ消すために雇われたリスクヘッジ社の前に、もみ消しを許せない監察官・和久井が立ちふさがる。
    不正をもみ消すといいながら、説得して証文を書かせて終了って感じで、そんなんでなかったことにできるのだろうかと不思議でならない。
    リスクヘッジ社と和久井のどちらのスタンスにたっても、共感できるようになのか、中途半端で物足りない。

  • 和久井に感情移入してたのでもやもやする。

全18件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1985年神奈川県生まれ。25歳のときに書いた『グレイメン』で2011年に国際的小説アワードの「ゴールデン・エレファント賞」第2回大賞を受賞。’12年に同作品が日米韓で刊行となり、26歳で作家デビューを果たす。『エウレカの確率 経済学捜査員 伏見真守』は、経済学を絡めた斬新な警察小説として人気を博した。また’18年に『60(ロクジユウ) 誤判対策室』がドラマ化され、本書はそれに続く作品。その他の著書に『小鳥冬馬の心像』『法廷外弁護士・相楽圭 はじまりはモヒートで』『ため息に溺れる』『キリングクラブ』『第三者隠蔽機関』『本と踊れば恋をする』『この色を閉じ込める』『断罪 悪は夏の底に』『いたずらにモテる刑事の捜査報告書』など。現在は医療系企業に勤めながら、執筆活動に励む。

「2021年 『20 誤判対策室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石川智健の作品

ツイートする
×