人生を考えるのに遅すぎるということはない

  • 講談社
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本棚登録 : 92
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062191906

作品紹介・あらすじ

いくつになっても、人生を考えるのに遅すぎるということはありません。
安藤忠雄   1941年生まれ 建築家
三國清三   1954年生まれ 洋食料理家
金田一秀穂 1953年生まれ 言語学者
山極寿一   1952年生まれ 人類学・霊長類学者
C・W ニコル 1940年生まれ 作家・環境保護活動家
小菅正夫   1948年生まれ 旭山動物園元園長
瀬戸内寂聴 1922年生まれ 作家・僧侶
吉本隆明   1924年生まれ 詩人・思想家
益川敏英  1940年生まれ 理論物理学者
日野原重明 1911年生まれ 医師
――10人の賢人たちがすべての日本人に贈る、人生指南書です。

感想・レビュー・書評

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  • 人生の大先輩10人(帯には十賢者と紹介されている)の味わい深い言葉の数々が身にしみて、久しぶりに感動するアンソロジーだと思いました。

    ●安藤忠雄「人生のつくり方」建築家なのでデザインされた建物をググりつつ読破。「光の教会」の美しさに感動しました。自分の頭で、一からデザインをたて、形にすることに夢を感じた。

    ●三國清三「ホスピタリティが仕事の原点」ハンバーグからすべてが始まる。がむしゃらに突き進む若さと、くじけない粘り。奉仕の気持ち(ホスピタリティー)がとても大切。

    ●金田一秀穂「よりよく生きるための日本語教室」むっちゃ面白かった~。言葉の大切さ、何気ない会話、くだらない会話でも意味はあまりないけど、コミュニケーションとして人と人とをつなぐ言葉の重要さを知ることが出来ました。

    ●山極寿一「ゴリラが語る「ヒトとは何か」」これも面白くってゴリラの行動学から学ぶことが多くって、人間社会って…虚しいって感じた。「受け入れる」ということの大切さ。

    ●C・Wニコル「森づくりは未来づくり」日本の森(特に東北…)は何で針葉樹(しかもスギ!!)が多いのか、これを読んでやんわりとわかった。一度崩れた自然の生態系を復活させるのは、容易ではないことだと知ることが出来た。

    ●小菅正夫「「いのち」を思いやる」旭山動物園の(元)園長の体験談。人の想像を超えた動物たちの奇跡。「いのち」の大切さを学べました。面白かった。

    ●瀬戸内寂聴「もっと自由に生きればいい」一つ一つの言葉に感銘を受けました。今度はまじめに寂聴さんの本を読んでみるつもり。「慈悲の心」と「愛」感慨深い。

    ●吉本隆明「沈黙の力を信じる」いや~…深い。なぜか涙が出てきてじーんとした。反骨・無骨精神にしびれた。

    ●益川敏英「人生の「基礎力」を鍛える」難しかったけどわかりやすく説明されていて、物理・科学ってロマンチックなことなんだと思ったりしたけど、軍事に利用されたりするので複雑な気分になった。

    ●日野原重明「善意を伝える」アメリカ映画「ペイ・フォワード」の話に感動しました。「思いやりの心」「奉仕の心」の大切さ。「欲望」から「善意の気持ち」→「奉仕の気持ち」さすが言っていることがまろやかで柔らかい。言葉に癒される。

    素敵なアンソロジーを満喫することが出来ました。先輩方々の言葉が奥深い。感動しました。どのお話にも「他人を思いやる気持ち」ということに触れられていて、「思いやり」という言葉自体最近薄いなぁ…と。道徳の授業ってやっぱり大事だよなぁ…と改めて思いました。

  • 「人生を考えるのに遅すぎるということはない」15歳の寺子屋 の抜粋版。

    瀬戸内寂聴、吉本隆明、日野原重明、CWニコル、安藤忠雄ら 10人の著名人の 若い人に向けた講話集。若い時の苦労は 無意味でないことが わかる。一流の人の自発性という共通点を見出せる

    ゴリラから人間社会を見る話は 説得力がある。どの話も 多様性を養うのに 役に立つ

  • 「学ぶ」とは新しい価値観を身に着けること
    ー益川敏英ー

    私は益川さんが好きなことに一直線になっている所が一番印象に残りました。また、基礎力の大切さを
    改めて考えることができました。
    他にもさまざまな賢人たちの生き方がわかる作品
    です。
    ぜひ一度手に取ってみてください。

  • 38歳です。

    これを読んで、
    やはり遅すぎるんだなと思いました。

    何もやっていなかったわけではないけれど、どうでもいいことをやっていた時間、見当ちがいのことをやっていた時間が長すぎて、それは取り戻せない。

    こうするしかたなかったんだというような消極性で人生が決まってきたという吉本隆明さんの言葉が私には一番響いた。

  • 図書館で、偶然新着コーナーで見かけて読んだだけやけど、めっちゃおもしろかった。わくわくする話が多かったな。これも、ぜひ変わっていく途中の子どもに読んでほしい。やっぱり、こういう先を歩いてる大人の生きざまを書いてくれる本は、絶やしてはいけない。

  • 資料番号:011618311
    請求記号:159.7 /ジ

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著者プロフィール

せとうち・じゃくちょう 
1922年、徳島市生まれ。東京女子大学卒。1957年に「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、1961年『田村俊子』で田村俊子賞、1963年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。1973年に平泉中尊寺で得度、法名寂聴となる(旧名晴美)。1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、1998年『源氏物語』現代語訳を完訳。2001年『場所』で野間文芸賞、2006年、文化勲章受章。2017年度朝日賞、2018年、初の句集『ひとり』で第6回星野立子賞を受賞


「2019年 『97歳の悩み相談 17歳の特別教室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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