講談社のおはなし絵本箱 おおかみと 七ひきのこやぎ

  • 講談社
3.09
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本棚登録 : 123
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062192002

作品紹介・あらすじ

お母さんやぎから「絶対に玄関のドアを開けてはいけない」と言われて、留守番をしている七ひきの子やぎたち。そこへおおかみがやってきます。子やぎたちは、おおかみの足を見て、おかあさんの足ではない、とドアを開けませんでした。するとおおかみは足に小麦粉をぬって、ドアを開けさせようとしますが……。子やぎたちとおおかみとのやりとりや、最後におおかみが子やぎにこらしめられるところなど、読みどころもたっぷりなグリムの名作。

感想・レビュー・書評

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  • 何冊も絵本が出てるお話しに挑戦するのは凄く勇気がいるだろうなと思います。特にこのお話しは、福音館のあの本が大きすぎて。
    この本は、福音館のバージョンをすこーしマイルドにして、絵を柿本さんの可愛い絵にした感じ。
    でも、なんかその、すこーしマイルドにした部分というか、変えてある部分が妙に気になる。
    子やぎたちがお母さんに「そんなに心配しなくてもがんばるよ」と言うところとか…。「がんばる」って変だよ、「大丈夫だよ」ならまだわかるけど、留守番を「がんばる」の?
    そして最後の「おおかみはもういない」という言い方も。なんか妙に堅くて違和感がある。
    やっぱり「おおかみしんだ!」の方が、子供らしい素直な表現じゃないかなあって思うのです。

    でもまあ、そんなのは福音館版に親しんできた人間の言うことだから、最初からこれを読んだなら、そんな違和感はないのかも。

    しかし、そうして最初の印象を作り上げてしまうからこそ、有名な昔話に挑むのはとても勇気がいるだろうなあって思うのです。

    私はやっぱり福音館版のあの絵と言葉の方が好きかなあ。オオカミ怖そうだもの。
    年よりの言うことかしら。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/689202

  • 図書館本。年明けの再開を首を長くして待っていた長女。2023年、図書館生活、スタートです。

  • これは大人の意見ですが、こやぎが食べられるのは受け入れられるんだけど、眠ったオオカミのお腹をハサミで割くっていうのが、もうグロテスクすぎて受け付けない。大人になるとこうも感覚が変わるのかと自分で焦った。麻酔もないのにお腹切られて寝ているとか、石詰められるとか・・・悪いのはオオカミだけど、やぎのお母さんシリアルキラーに見えてきた。(3歳8か月)

  • 2017.10 こういう物語も、最後まで聞けて 理解もして、怖がったりホッとしたりするようになってるんだなあと、成長に感動した。

  • 基本を押さえてある「おおかみと 七ひきのこやぎ」。

    特に目立った改変はない。

    絵が今風でかわいいくらい。

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著者プロフィール

1959年浜松市生まれ。著作に「ペーターという名のオオカミ」(小峰書店、産経児童出版文化賞、坪田譲治文学賞)など多数。日本ペンクラブ会員。日本YA作家クラブ会員。和光大学非常勤講師。

「2021年 『10歳までに読みたい世界名作 第4期 既3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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