書きたいのに書けない人のための文章教室

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 118
感想 : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062192576

作品紹介・あらすじ

「書けない」悩み、解決します!「書くことがみつからない」「どう書けばいいか分からない」「文章がまとまらない」…そんなあなたに、「自分らしい文章」を書く歓びをガイドする、大人のための文章入門!
活字離れといわれながら、「書きたい」人は減りません。仕事をリタイアし、家事から手が離れて自分の時間を手に入れ、「これからは、自分も文章を書いてみたい」と願う人も多いでしょう。ところが、書きたい気持ちは満々なのに、いざ書こうとすると思ったように書けない、という壁にぶつかる人が少なくありません。
本書は、評論家として活躍する一方、30年来大学やカルチャースクールで文章講座を続けてきた著者が、主に自分と同世代の「書きたいのに、書けない」文章初心者に贈る文章入門。「書けない理由」を解きほぐし、誰もが自分らしい文章を書けるようになるための、6段階のレッスンをまとめました。わかりやすく魅力的な文例を参照しながら、「自分らしい文章」を書くコツと歓びを伝える、大人のための文章講座です。

感想・レビュー・書評

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  • ・書くことは、「新しい自分をつくる」こと。
    →自分という人間を見つけなおし、言葉によってつくりなおすこと。
    ・活字まみれの時代の「自分づくり」。
    →他人の書いた文章にたえまなく侵食されていて、「自分の」境界が保ちにくい。自分が何をどう感じ、何を考えているのかが、はっきりしなってくる。そんなとき「自分」を確かめる一番の方法が、文章を書くこと。書くことによって、一個の考えを持った「自分」がはじめて生まれる。
    ・読んだ本や文章からお気に入りの部分を抜き出して、ノートに書き写す
    →見本にしたい文章のモデルを集める。自分の感性に忠実に。書き写す分量は、1-10行程度で充分。感動しただけでなく、わからない部分があるけど気になる、発想に驚いたという文章も。
    ・「気になる言葉」を集める
    →書き写した文章からノートの余白に抜き出す。関心を引いた言葉(単語)、面白い比喩・形容、特徴的な表記、自分も使ってみたい言葉。
    ・メモ帳を持って街に出る
    →できるだけその場でメモ、内容を増やす、文章を書く前にはメモ帳で着想を確認する、取捨選択や並び替えで作品の構成を検討
    ・メモは箇条書きでなく、紙面全体を使って放射状に書く

  • 文章は「体験」を書く。自分の目から見えたものを描写する。

  • 具体的な書き方よりも書くということはどういうことなのか、書く素晴らしさを訴えてくる本だった。どちらかと言うと、レポートなどの必要のための「書きたい」ではなく、趣味としての「書きたい」人向け

  • 物事を書きたいのに書けない。
    放射状にアイデアを書く、短文から始めるなど目から鱗の内容。

  • とっても読みやすく、文例に応じての解説でとてもわかりやすかった。
    ここに載ってる文章への接し方を、真似して書いてみたい。

  • 2014年11月刊。大人のための文章講座。推敲はほんと大事。

    【引用メモ】
    自分の書いた文章には、どうしても書いたときの思惑や興奮がまだ染みついています。そこに「ちょっとここが分かりづらいかも」とか、「この形容でもっといい言葉はないかな」というふうに、批評的に突き放す視点が必要になるのです。
    推敲をしていると、こういう場合はこういうふうにする、という自分なりの一貫した方針というか、流儀のようなものが次第に出来あがっていくものです。それがひいては、あなた特有の「文体」になっていきます。(p.103 推敲しよう)

  • 題名を見て迷わず図書館で借りる。いろいろとためになったが、とにかく毎日コツコツと書くことが大事だということが決め手だろう。

  • 書きたいのに書けない人のための文章教室 清水良典著

    2015/2/8付日本経済新聞 朝刊

     文章を書くことで自分を見つめなおし、創造しなおすことができる。文芸評論家として活躍する一方、大学などで30年以上文章を指導してきた著者はそう訴える。本書がユニークなのは書けない理由を解きほぐしている点。自分の気に入った文章をノートに書き写そう、きれいごと抜きの自分観察日記をつけよう……。ひょっとしたら自分も書けるかも、と思わせる具体的なアドバイスが盛り込まれている。(講談社・1200円)

  • 最近あまりにも文章がうまく書けない、「書きたいのに書けない」状態なので、何かヒントがあるかと思って購入。本書では「書く」対象(小説、エッセイ、レポート等)は限定されてはいませんが、全体的にはエッセイ的なものを想定しているように思われます。

    まず第1章にて「書きたいのに書けない人」問題が扱われます。著者が実際に出会った「残念な人」(わたしはこのフレーズが大嫌いなのですがそれはともかく)の事例がいくつも紹介され、なるほど人はこうして「書けなく」なるのかということが分かります。

    役立つと思われるのは「推敲しよう」というコラムのような部分。初歩的なことから応用的なことまで簡潔にまとまっていました。

    そういえば、わたしがこのレビューを書く時に引っかかっていたのは一人称でした。一種のブログだと思っているのでできるだけパーソナルなことを絡めて書こうと思っているのですが、そうなるとどうしても「わたし」を連発してしまう。そしてたまに「自分」に置き換えて誤魔化す。そのあたりを改めて認識しました。まだまだ工夫が足りないということでしょう。

    (2015/07/17)

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著者プロフィール

1954年、奈良県生まれ。文芸評論家。愛知淑徳大学教授。1986年「記述の国家 谷崎潤一郎原論」で群像新人文学賞(評論部門)を受賞。著書に『書きたいのに書けない人のための文章教室』(講談社)、『2週間で小説を書く!』 『MURAKAMI龍と春樹の時代』『あらゆる小説は模倣である』(以上、幻冬舎新書)、『増補版 村上春樹はくせになる』(朝日文庫)、『文学の未来』(風媒社) など多数。共著書にロングセラーとなった『高校生のための文章読本』(ちくま学芸文庫)などがある。

「2016年 『デビュー小説論 新時代を創った作家たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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