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- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062193238
感想・レビュー・書評
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小学校を卒業して、いきなり大人でもない子どもでもない中途半端な「中学生」という「身分」になる不安と苦しさと悲しさと期待が入りまじる気持ち。自分もこんなことを感じたな、こんなことがあったなと思いながら読んだ。自分のことを思い出しながら、進級して落ち着かない子どもたちの心のなかを想像してみよう。彼らは今どんな気持ちだろうか。
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両親の念願のマイホームが完成して、6年の途中で土矢小学校の隣の校区に引っ越した鉄男だが、卒業までは土矢小学校に通うことにした。
しかし、中学からは地元の瀬谷中学校に通わなければならないことを知り、鉄男は超びびっていた。
それは、小学校時代に対立していた瀬谷小学校の後藤と同じ中学校に通うことになったわけで、敵陣にたった一人で乗り込むことは、鉄男には耐えられないプレッシャーなのだ。
親友との楽しい小学校生活と、相反して中学校での緊張の毎日。
鉄男のビビリな性格に共感しながら、成長を見守りました。 -
おかんがいい味出してる。この頃って学校だけが世界の全てで学区が変わるだけで、世界の終わりだったんだよな、と読んで気付いた自分も無神経な大人になったってことか。