- Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062193252
感想・レビュー・書評
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もし自分がひとつの前の時代に行ったら、どんな感じになるのかなとワクワクしながら読みました。最後の現代のつながりにほんわかな気持ちなりました。
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小岩井家の人たちが暖かくて、本当のさらちゃんは?と思うと泣ける。
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タイムトラベルもの.行った本人と周りが違和感なくそこが変な感じで,昭和の世界の紹介のような印象.
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表紙のゆめ可愛い感じのデザインに惹かれて。中身は良い感じに裏切られたというか、正しくレトロ可愛い。
中身は2010年代を生きてる11歳(数日で12歳)の美々加が猫を追いかけて昭和49年にタイムスリップしてしまう話。
小岩井家の次女さらとして扱われ、大好きな平成に居るママの元へと帰りたい、と昭和に違和感を抱きワガママを言いながら順応してくわけですが。
世代ドンピシャではないけど、昭和生まれの自分には親戚が住む幼い頃の田舎を思い出して懐かしくなる所が多かった。
それは昭和の数々もそうなんだけど、全然便利じゃない身の回りや、話を聞かない大人やがさつな男子だったりへの苛立ちとか、都会暮らしのひとりっ子の妙な頑固さも含め。
なんだか不思議な読了感の話でした。 -
小学六年生の大森美々加は、学校の帰り道、黒猫の後をつけて神社の木の洞をくぐり抜ける。するとそこは、昭和49年の世界で、美々加は小岩井家のさらちゃんになっていた。結局タイムスリップした理由は、わからないままでしたけど、元の世界では味わえなかった兄弟のいる家族や友達のいる学校生活を味わえたことは、よかったのかな。ラストも、優しい終わり方で良かったんですけど、美々加が来る前のさらはどうなったの?とか、いろいろ疑問も残りました。まぁそんな諸々は気にしないでおくなら、美々加の昭和体験記って感じで面白かったかなと。