話す! 聞く! おしゃべりの底力 日本人の会話の非常識

著者 :
  • 講談社
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感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062193269

作品紹介・あらすじ

2000人以上、生番組でインタビューしてきた堀尾正明さんが、一生役立つ会話の常識を初めて披露します。
じつは、就職までアナウンサーになるなどとは少しも考えていなかった堀尾さん。就活で初めて面接のために人前で話す練習をしたほどですから、人前だと話が面白くなくなるパターンの典型でした。
しかし、いつしか「おしゃべり」の力に目覚め、「紅白歌合戦」や「冬季・夏季オリンピック」でメインキャスターを務めるほどの国民的アナウンサーになるのです。
クレームも失敗も成長の肥やしにしてつかんだ「聞く力」「話す力」「うちとける力」「会話の常識・非常識」「人前で話すときの7つの呪文」ほか、感動・爆笑エピソードとともにおしゃべり力がつく1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • コミュニケーション能力は家族以外の人との交わりで磨き上げられていく。その時に必要となるのが相手への質問・あいづちだ。他人との会話が続かない人は相手に何を聞けばいいか分からない、もしくは相手に何かを聞く前に自分のことばかり話してしまっている。その結果、話が続かないということになる。自分のことを伝えるよりも先に相手に興味を持っていることを示した方が会話はうまく運ぶ。質問をする時は自分の感情をうまく乗せながら相手の気持ちに寄り添う(共感できる)言葉で聞くと相手の本音を引き出すことが出来る。上手いあいづちとは相手の言葉を反復して先を促すあいづち、同意・驚き・疑問を示す相槌を組み合わせながら話を聞くとよい。役に立つ話を聞いた時は相手をほめると良い。ほめる、という行為は幸福感へとつながる。色々な人との交わりの中で自分の苦手な人も出て来るだろう。そういった時は相手自身・相手の行動に興味を持つと良い。

    何か活動を始める際に成功するかどうかは次のアイウエオによる。
    ユニークな発想(アイデア)・多くの人の興味(インタレスト)・実際に歩いて取材(ウォーク)・継続できる情熱(エキサイト)・自分の信念を貫けるか(オーナーズシップ)

    人前で話す時に考えるべきポイントは目的意識、相手によって場面をしっかり想定、自分の置かれた立場を意識、話す時間、事実・感想なのか意識・誰かを傷つけないか・笑いを起こす努力が必要となる。説明をする時は数字・色・形と言った客観的事実を交えると伝わりやすい。話し上手になるには新聞コラムの音読が有効である。まずは音読から始め、次に声に表情・身振り手振りを付け加えると良い。音読の録音を聞き直し修正しながら練習を重ねていくと良い。

    【気になった単語】
    イタリア人のファティック

  • 人前で話すときの7箇条。何のために話すか。どんな場所で話すか。どんな立場で話すか。話の長さ。事実なのか感想なのか。誰かを傷つけないか。笑い。これらを意識して話すのが基本。とりわけ大事なのがパッション。原稿を丸暗記してもリポートに感情がこもらない。言い直したり噛んだりしても生のおしゃべりの方が寧ろ伝わる。心しなければならない。

  • たまたま書き言葉の大切さを書いた本2冊並行読み。
    書き言葉の教育に終始するので話し言葉、聞く力の大切さがなかなかわかっていない。
    ご近所の底力などの番組で有名な元NHKの堀尾さん。
    話し言葉の極意をまとめておられる。
    会話は相手の立場に寄り添って、共感をしめすことで話が広がる。
    日本人の曖昧な会話、説明がわかりにくい。おべんちゃらの約束なのか、たまたまなのかは別として、あの店行きましょうねなどのお誘い、外人は必ず約束と思う。この辺りはなるほどといったところ。後半のスピーチのまとめ方は参考になる。

    いくつかポイントをメモ
    時代で言葉は変わる
    全然、なになに、、この後にはないと思うが、昔(漱石の頃)全然なになにだも多くあった。

    70秒スピーチの練習、時間感覚をつける。

    人前で話すときの7つの呪文
    何のために話すのか
    どんな場所で話すのか
    あなたは相手に対してどんな立場で話すのか
    長く話すのか短く話すのか
    その話は事実なのか感想なのかをはっきりさせる
    その話は誰かを傷つけていないか
    笑を起こす努力をする

    以下目次

    話す!聞く!おしゃべりの底力
    日本人の会話の非常識
    堀尾正明

    目次
    はじめに
    第1章 おしゃべりの底力を見た
    五輪招致を達成させたスピーチコンサルタントの教え
    イ・ビョンホンさんのナイスフォロ
    ヘレン・ケラーの「伝える力」
    長屋で身につけたコミュニケーションのイロハ
    アナウンサーにだけはなりたくなかった
    アナウンサーはお笑い芸人やタレントに勝てない
    第2章 聞く12000回のインタビューでつかんだコツ
    相手とすぐにうちとける秘密兵器
    新人時代に受けた視聴者からのクレーム
    みんなこれで失敗する「決めつけ聞き」
    雑談がうまい人はじつは「聞き上手」
    「すぐ解決したがる男」「話を聞いてほしい女」
    第3章 外から見た日本人の会話の非常識さ
    外国人の心を折る「曖昧な日本人」
    ボケとツッコミは日本的な会話
    サッカー用語を変えた手倉森監督
    英語の国NlPPONという可能性
    福沢諭吉の「話し言葉」の改革
    日本教育史上初の「花まる授業」
    第4章 人生の明暗を分けるそのひと言
    「孤独になる装置」に囲まれている日本人
    ご近所コミュニケーションの底力
    言葉は「凶器」にも「ゆりかご」にもなる
    マイナス思考の日本人を変える「ほめ言葉」
    第5章 会話を冷ます「気になる話し方」
    クレームを受ける間違った言葉の使い方
    相手に気持ちのいい日本語の予備知識
    若者の100%が敬語を必要と考えている
    言葉遣いが誰より気になる職業ですが
    第6章 すぐにうちとけられるおしゃべりの秘訣
    「話を温めるあいづち」を身につける
    勘三郎さんから教わったミラーリングの法則
    「聞く力」が上達する3分トレーニング
    英語が上達しないのは無駄話ができないから
    第7章 話す!日常会話でおしゃべりを鍛える
    相手の集中力は70秒しか続かない
    メモを作れ、でもメモは読むな
    人前で話すときの「7つの呪文」
    役者やアナウンサーは「外郎売り」で滑舌を特訓
    話す内容も話し方も変わる「新聞コラム」の音読
    天野祐吉さんに教わった人を惹きつけるコツ

  • 話すこと、聞くことの大切さがよくわかる本です。
    アナウンサーとしてたくさんの人にインタビューしてきた著者ならではのエピソードもおもしろくて、誰かとおしゃべりしたくなりました。

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著者プロフィール

堀尾正明(ほりお・まさあき)
フリーキャスター。
1955年に生まれる。早稲田大学第一文学部哲学科卒業後、1981年NHK入局。2008年に退社するまで「スタジオパークからこんにちは」「NHKニュース10」「難問解決! ご近所の底力」「第55回紅白歌合戦」(総合司会)、「サタデースポーツ」「サンデースポーツ」など、NHKの顔として活躍。
2014年まで日本体育大学客員教授。第10回徳川夢声市民賞受賞(2010年度)。
現在出演している番組は、TBS系列「Nスタ ニュースワイド」 、日本テレビ系列「誰だって波瀾爆笑」 、TBSラジオ「土曜朝イチエンタ。堀尾正明+PLUS!」がある。

「2015年 『話す! 聞く! おしゃべりの底力 日本人の会話の非常識』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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