恋路ヶ島サービスエリアとその夜の獣たち

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062193320

感想・レビュー・書評

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  • 架空のサービスエリア・恋路ヶ島で起きる一夜の出来事を描いた作品。サービスエリアに集まってくる人間模様を描いたのは、今まで読んだことがないと思って、手に取った1冊だったが…次々に人が死んだり、移動動物園の動物が逃げ出して、歩き回ったり、あまりにも非現実過ぎて、完全に理解不能…この作家自体、まだ読み始めと言うこともあり、私の理解力が足りなかっただけかもしれないけど、2016年最後の1冊かと思うと、完全に選択ミス。

  • そのサービスエリアの売り子のバイトを始めると、1年以内にプロポーズされる。
    そんな伝説がまことしやかにささやかれる、恋路ヶ島サービスエリアを舞台にした長い長い一夜の物語。
    結婚を目前に相手の男の浮気現場を目にした傷心のヒロインは、日常からかけ離れた夜に怒涛のように巻き込まれていくのです…。

    森晶麿さんの作品は好きなのですが、今回はいまいちぴんとこないまま読了したので☆2つ。
    現実離れした様々な出来事がどんな風に収束していくのか、ドキドキしながらページをめくり、クライマックスで「やられた!」とも思ったのです。
    でも、起承転結の「転」の部分が次々と襲い来る勢いについていくには私の体力がもたなかったようです…。

  • いくつもの思惑が入り乱れて、結局うまくまとまらなかった印象。

  • サービスエリアでの一夜の出来事…だけど、わりとなんだこりゃーな…表紙のかわいさとずいぶん違う内容。断章には騙されたけど。

  • 黒猫ならハマる台詞もマキノでは…。
    事件もすっとんきょう。
    心踊らなーい。

  • なんだこれは……ナンセンスすぎる。この人の本は当たり外れの幅が大きすぎる。

  • なにかが起きそうなそんな予感な夜
    わくわく感煽られてでの、コレ…

    事件がきつすぎて……

  • 結婚直前の恋人に浮気された女、務所上がりと噂される清掃員、ジャズマニアの契約社員、人気司会者の不倫旅行、死体を運ぶ異母兄弟、獣臭がする迷彩男、トイレの血痕、動物の氾濫、経過点に聳える観覧車、、
    スタートは結構面白くなりそうという期待もあり、着地はそうきたか、と思わせたのに中盤の不快な人間模様や不自然な事件の印象が強すぎたのかあんまり楽しめなくて残念。
    舞台のような群像劇は好きなほうだけど、登場人物とその事情が煩雑すぎるわりにそれぞれ大した決着がなく、頑張ってつなげてみた輪っかも琴線にふれず・・・それぞれの視点での語りもひとりよがりの作文のよう。ミステリ要素も恋愛要素も低め、人間関係や心情も宙ぶらりんのものが多く、どこにも重点がおかれないふわっとした印象だったかも。

著者プロフィール

1979年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。ライターとして漫画脚本などを手掛けながら小説の執筆活動を続け、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞(早川書房刊)。同作は続刊も刊行され、「黒猫シリーズ」として人気を博している。ほか、『名無しの蝶は、まだ酔わない』(角川書店)の「花酔いロジックシリーズ」、『ホテル・モーリス』(講談社)、『偽恋愛小説家』(朝日新聞出版)、『かぜまち美術館の謎便り』(新潮社)などがある。

「2021年 『使徒の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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