旅猫リポート

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 323
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062193887

作品紹介・あらすじ

さあ、行こう。これは僕らの最後の旅だ。一人と一匹が見る美しい景色、出会う懐かしい人々。心にしみるロードノベル。

感想・レビュー・書評

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  • 通勤電車で読んでたけど途中から気付いて家で読了。
    ナナの気持ちが爽やかにアッサリと猫目線で描かれていたので、そんなに暗い話にはなってない。
    こんなに嗚咽したのは久しぶり。
    とってもいい本だった。

    まだ涙が止まらないよ…

  • 猫飼ってるひとはまあ、目を通しておけばいいと思う。
    飼ってない人には、きっと伝わりにくい世界。

  • とある事情で飼えなくなった愛猫・ナナを引き取ってもらうための旅に出た悟。かつての友人たちを訪ね、旧交を温めるほっこりとした旅を描いた小説。ただし、後半になるともう読むのがつらくてつらくてしかたなくなってしまったのだけれど……それももちろん、この作品の良いところだと思うんですよね。「泣ける」ってな売り文句は好きじゃないのだけれど。そうとしか言えないこともあります。ナナが悟の猫でいるためにした選択がもう……ほんっと涙が止まりません。
    そしてもうナナが! 猫好きにとってはもうどうしようもなくたまらない作品なのです。可愛い、かっこいい、そして健気。ユーモアあふれる発言も素敵だし。こんな猫がおうちに来てほしいですよ。飼い主と飼い猫、という関係を超えて、もはや相棒というか半身というか。素敵すぎる作品です。

  • 2日で読み終わり。
    ねこのナナの目線で物語が進んでくのがまたなんともよき

    読み返しはしないけど
    読んでよかったー

  • 誇り高き元野良猫のナナの視点から描いた、飼い主のサトルとのふたり旅の、連作短編集。

    あるやむを得ない事情でナナを手離さなくてはならなくなったサトルは、ナナと一緒に旅に出る。向かう先は、ナナを引き取ってもいいと手を上げてくれた、サトルの友人の住む街。
    けれど、ナナと友人たちのお見合いは、毎回不調に終わる。
    何故なら、ナナはサトルと離れる気は全くないから。
    本当は、サトルもナナと離れたくないから。

    旅の中で語られるサトルの生い立ち、友人たちとのエピソード。
    旅の終わりが哀しいものだとわかっていながらも、サトルとナナの絆が、どこまでも暖かく胸を満たしてくれる。


    以下は、個人的に。
    この本を手にしたちょうど一週間前、猫が好きだった友人が天国に行ってしまった。長い間闘病を続けている友人の事を重ねながら読み進めていたとき、訃報が届いた。

    サトルとナナが出会ったように、私と友人が出会ったように、私とこの本が出会ったのも、巡り合わせだったのかと思う。
    このタイミングでこの本が偶然図書館の棚にあって、ナナの言葉にどれだけなぐさめられたか。
    私も、これからもずっと忘れない。

  • 途中で不覚にも涙が…。
    1つずつのリポートも凄く良かったし、構成も良い。
    サトルとナナの友情はこれからも続いていく。

  • 主人公サトルと飼い猫のナナ。サトルのある事情からナナの新しい飼い主を探す旅にでるお話です。

    ナナの目線で書かれている文章のところは、上から目線の「猫ならこういうこと考えていそう!」と納得できちゃう感じ。猫好きにはたまりません。
    サトルとナナと旅で再会する友人たちとの交流や過去の出来事、そしてサトルの秘密か明らかになるとき。
    その全ての場面でサトルとナナのお互いを想う優しい気持ちが溢れてきて、号泣必至です。こんなに切ない旅はありません。

    <にゃん>

  • 大・号・泣!!!
    有川さんの自衛隊系作品を立て続けに読んでからの旅猫はマジでマジにやばい。゚(゚´Д`゚)゚。
    猫が飼いたくなってしまった( ̄∇ ̄)

  • 待ち時間があり
    車中で読む

    クライマックスに
    差し掛かっており
    やばいなとは思ったけど
    ページを捲る手は止まらない

    行き交う人に車内を
    不審げに覗かれながら
    私は泣いてしまった

    ナナが車中から脱走したところで
    意図がわかってしまったから

    猫好きにとって
    愛しい切ない堪らないお話

    有川先生は映像化が
    好きだと仰っていますが
    このお話もいつか....と
    期待してていいですか?

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著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

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