絵本「旅猫リポート」

著者 :
  • 講談社
3.89
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本棚登録 : 221
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062193917

作品紹介・あらすじ

当代きってのストリーテラー・有川浩が、「コロボックル」シリーズの画家・村上勉の絵とともに届ける、初めての絵本。
心優しい青年とかぎしっぽの猫は、二人で最後の旅に出る。

感想・レビュー・書評

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  • 身震いするような怖い本(夕木春央さんの方舟)
    をいったん閉じてピアノ→図書室で
    気分転換しようとふらふらしていたら、
    この本と出会いました

    猫さんの行く先々で
    やりとりをした人たちのエピソードに
    鼻をグズグズ…まさか図書室で泣くとは

  • 2021年7月4日
    大好きな有川浩と大好きな村上勉さんのコラボ。
    小説がぐっと凝縮されてて挿絵がふんだん。贅沢な本だ。
    そうだった、そうだったと思いながら、ナナに同化し、終盤、自然と涙が流れてしまった。
    愛情深いサトルがほんと健気すぎる。

  • 絵本、というくくりはどうなんだろう。
    児童小説という感じだと思った。

    この絵本の小説版は
    有川さんの作品の中で、一番好きな話。

    絵本もやっぱりとてもよかったなぁ。

    誰でもいい、誰かに愛されることって
    人間だって猫だって素敵なことだ。

    誰かを愛せることもやっぱり素敵なことだ。

  • 良い話ですね。良い話過ぎますね。絵もちょっと苦手…

  • 期待し過ぎた
    残念

  • 猫のナナとサトルくんのお話し。
    登場人物が全員いい人。ナナの新しい飼い主をさがす旅なのかなと思って読み進めていくと、そうではなくて悲しい内容なのに心がほっこりします。大切な人はそばにいてもいなくてもかわらず大切で、みえなくてもいつも見守っている。そう思います。
    ペットや人との温かいつながりが好きな方におすすめな本です。

  • 小説版がとても良かったので、絵本版もつい買っちゃいました。文章は小説の簡略版だけど、やや違う点もあって、単に端折っただけという感じはしません。物語として読むにはやはり小説版の方が良いなあ、とは思いますが。イラストで雰囲気も楽しめるし、小説版を読んで気に入った人にはお勧めかな。逆にこれを読んで小説版、というのもありだなあ。

  • 映画公開に備えて読む。原作の方はずいぶん前に読んだが、映画化されるの知って絵本の方で復習してみたのだが、絵本はやはりダイジェスト過ぎた、絵の方もコロボックルシリーズの流れから仕方ないのかもしれないが、村上勉の絵は好きになれない、かえって絵が不気味で子供が怖がりそうだ。その点NHK・FMの青春アドベンチャーのラジオドラマの方はなかなか良かった。映画の予告でナナが出てくるだけで泣けてくるのに、いざ本番でちゃんと映画を正視出来るかいまから心配だ。

  • 途中からなんとなく結末も見えてくるけれど、ナナと主人公の関係もだんだん深まっていく様子に引き込まれます。
    猫に気持ちが伝わって、ホロリと。

  • 図書館にてすぐ読める。
    確かに旅猫レポートのエッセンスは入っているのだが、大人だったら絵本じゃない方を読むほうがおすすめ。

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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