かわいい結婚

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 594
レビュー : 85
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062194051

感想・レビュー・書評

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  • 初・山内さん。「かわいい結婚」「悪夢じゃなかった?」「お嬢さんたち気をつけて」の3編。

    ポップでファンシー、そしてコミカル。どの作品にも本音と建前や矛盾点。男女の性差が漂っていました。些細なことだけど積み重なっていくと大きいよね…。つき合っている頃ならまだしも結婚しちゃったら、馴れ合いになっちゃうし長いし…。


    まーくんとぴかりんのおままごとみたいな可愛らしい結婚。ぴかりんは素敵な結婚生活を夢見るも現実はうまくは進みません。「かわいい結婚」20代の新婚生活時代を思い出しました。ドタバタコメディ。

    「悪夢じゃなかった?」澤村裕司版お笑いカフカ。ショッピングの楽しみにに目覚めていく澤村が面白くって、ページをめくり続けてしまった。澤村の高スペックさがおかしかった。いちばん好き。

    「お嬢さんたち気をつけて」あや子とユリ。高い共感性と親和動機。女同士のあるあるは佳彦さんには一生理解できないと思う。

    「かわいい結婚」での家事ノウハウ、特にお掃除の仕方はわかりやすくて、『前田さんの家事・お掃除ノウハウ』作品を書いてほしいな~と思いました。作品全体笑えるけど結婚の本質をズバッと突いていて視点が鋭いなぁ~と思った。

  • 20短編で気になった山内マリコさんのこちらを。

  • 短編集でした。
    『かわいい結婚』
    『悪夢じゃなかった?』
    『お嬢さんたち気をつけて』

    の3篇が収録されています。


    どれもわりと毒気がある感じです。

    『かわいい結婚』は全く家事ができないのだけど、専業主婦をしているひかりの話。
    なかなか想像を超えるダメ主婦ぶりなんだけど、ちょっと意識を変えてからのひかりは生き生きしていた。
    たぶん、外で働いた方がひかりにとってはいいんだろうけど、夫の両親に専業主婦になれと言われた手前、逆らえなかったんだろうな。向き不向きがあるから無理に専業主婦をやる必要もないと思うんだけど。。


    『悪夢じゃなかった?』は起きたら女性になっていた裕司のお話。
    裕司は四年間付き合っていた彼女と別れた翌日に急に女性の体になる。
    少し男尊女卑気味な思考の裕司だけど、自らが女性の体に変化したことで女性の気持ちが手に取るようにわかるようになる。
    別れた彼女が働いているアロママッサージ店に客として出向き、そこで客とマッサージ師として会話し、彼女の本心を知り…
    ラストの展開はかなり突飛だったけど、おもしろかった!
    自分の身に降りかからないとわからないことって多い。
    裕司はいい経験ができたと思う。現実の世界じゃ無理だと思うけど(笑)


    『お嬢さんたち気をつけて』は田舎の女子大で仲良くなったあや子とユリのお話。
    二人は双子のように似ていていつも一緒にいたけど
    あや子は地元に残って就職し
    ユリは東京で就職する。

    何でも一緒だった二人がどんどん状況も服装も価値観も変わっていくんだけど、最後はやっぱり親友ってこうだよなあってラストだった。

    ユリのあや子への気持ちにほろりとしました。

  • 男女が付き合い、一緒に暮らす中での「ん?」と感じる男尊女卑をいらやしくなくさらり描いていてクスリと笑えました。すぐ読めます

  • 女性の滑稽さ

  • 新婚だけど家事がきらい、あまりにうまくいかず家事代行サービスで働きはじめる妻
    朝起きるとスタイルの良いきれいな女性になっていた女のきもちがすこしもわからなかった男性
    双子みたいに趣味の似通った親友のふたりの行く末

    どの話もすらすらと読め、ユーモアが散りばめられている、自分自身に共感できる主人公はいなかったものの女性心理をわかりやすく書いていているいるとなる

    コメ兵にバッグを売りに行き、売ったお金と財布にあったお金を親友がもしも使う時が来なければよいなと願いながら口座に振り込む姿にぐっときた

  • 中編3編。

    3編目の『お嬢さんたち気をつけて』でユリがコメ兵に行った瞬間に胸が熱くなり★1個プラスになりました。

  • 山内マリコさんの「かわいい結婚」、2015.4発行、可愛い結婚、悪夢じゃなかった?、お嬢さんたち気をつけて の3話が収録されています。事故で死んだ母親が娘の身体に蘇ったのは東野圭吾さんの「秘密」だったでしょうか~。パパ、ママ、娘がそれぞれ変換したのは、五十嵐貴久さんの「パパママムスメの10日間」でした(^-^) 「悪夢じゃなかった?」は、27歳の男性が夢から覚めると、妙齢の女性の体に変わっていて、女性として一日を過ごす物語ですw。女性の気持ちが痛いほど理解でき、深く反省したのか・・・、それとも・・・w。

  • 男と女の考え方の違いをうきぼりにしてる、女性のためのお話。
    男も大変だけど、女も女だからこそ大変よ、
    根本的に違うんだよなあ。
    女なら誰しも思ったことがあるであろう、特有の想いをリアルに描き出してるけど、可愛らしくて面白かった。
    ふわふわして可愛くて、でもどこかどんよりする雰囲気は、表紙のイメージぴったり。軽く読めます。

  • なるほど

著者プロフィール

山内 マリコ(やまうち まりこ)
1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業後、京都でのライター生活を経て上京。
2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞し、12年8月連作短編集『ここは退屈迎えに来て』でデビュー。同作は2016年映画化された。ほか映画化された作品に『アズミ・ハルコは行方不明』。ほか、著作に『メガネと放蕩娘』『選んだ孤独はよい孤独』など。

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