大奥の座敷童子

著者 :
  • 講談社
3.58
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本棚登録 : 105
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062194068

作品紹介・あらすじ

柔らかく、楽しく! お江戸で包み込んでくれる物語です。ーー畠中恵(作家)
泣けて、笑えて、ほっこりできる物語は、すべての読者の期待に応えてくれる。――末國善己(書評家)

ときは一八五四年、徳川家定十三代将軍の時代。
野笛藩一の美女・14歳の今井一期は、江戸城大奥に潜入し、野笛出身の座敷童子を連れ戻してくるよう命じられる。仲良しの御次“茜”、伊賀者同心の”唐次”、枕絵の妖怪“サダさん“、人が死ぬと泣く妖怪”泣きジジさま”、妙にイチゴになつく犬・猫・狆たち、そして厳しく恐ろしい御年寄りの”嵐山”など、個性ゆたかな面々に囲まれて、イチゴは座敷童子を探す。
噂がとびかう大奥と秘密あふれる江戸の街を駆けまわり、イチゴが知った座敷童子の正体とは?

感想・レビュー・書評

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  • (15-56) 「私の藩から江戸大奥に荷物に紛れて連れ去られた座敷童子を捜しに来ました。」と言ってる部屋子が存在できるなんてありえないのに、面白かった。座敷童子の謎は最初に私が「こうなんじゃない?」と思ったとおりだった。いつの時代とも特定しない書き方だって出来るはずなのに、あえて幕府が崩壊するほんの少し前の家定の時代にしたのは作者に何か思うことがあるのだろうか。ちかぢか大奥に上がる薩摩の姫はあの方。その後の歴史に思いをはせ読み終わった。

  • 逼迫した藩の財政を立て直すため
    大奥に座敷童を探しに行く
    主人公イチゴ。
    どのくらい逼迫してるかといえば
    一杯16文のソバ6億5千万杯分。
    もう、のっけから、大笑い。
    楽しませるためだけに作られた舞台を
    見ているよう。
    イチゴがとてもかわいらしい。

  • 可愛がられているイチゴや、将軍家定公のサダさんという呼び名や、イチゴが動物たちに好かれまくることも相俟って、微笑ましい雰囲気。幽霊の泣きジジさまもコミカルで可愛かった。昔ドラマで見た春日局や水戸の光圀公が名前だけだけれど登場して嬉しくなった。後半の真相とか肝心な部分で上手く入り込めなかったことが残念。

  • 大奥で座敷童をつかまえてこい、と藩のえらい人に言われた純朴な女の子が、大奥の女性たちに可愛がられながらいろんなところに行く話。主人公のイチゴちゃんがとにかくかわいらしくて、イラストとか見たいわ〜。面白かった。

  • 座敷童子を探しに大奥に来た女の子のお話。堀川さんの本はちょっと不思議だけど不思議だけで終わらないところがあると思う。
    2018/2/3

  • う~んイマイチよう分らんかった。
    最後の方は面白くなったけど、ちょっと期待外れ。

  • 座敷童子を連れて帰ってこいという命を受けて大奥に来たイチゴ。イチゴってすごい当時はDQNネームだろって思ったけど、一期ねw
    サダさんがかっこよい、だが変態(?!)。なんだか黒い渦が見え隠れしながらも、お志賀様をはじめとするほんわかした雰囲気にちょっと癒されました。

  • 幕末の大奥を舞台にした、幻想シリーズの1篇、という感じでしょうか。読後感が幻想シリーズでした。
    メーテルリンク、かな。
    座敷童子自体がそうなんだけど、棄老の話とか、その他、遠野物語感もあって、隅から隅まで、印象的でした。
    時々出てくる、イチゴの名前を漢字表記で一期となっている個所、なるほどなあ、そうかあ、と感じ入りました。
    ゆっくり、ほっこりしたいときに読みたい本。ゆっくりした気持ちで読めるのですが、読み終わるまではあっという間でした。

  • 『月夜彦』とか『芳一』に近いテンションだったよ~。
    田舎からお江戸大奥に突如放り込まれた純朴美少女イチゴちゃん(14)・・・唐次さんがすげーナチュラルにロリコンだと思ったけど14ならセフセフってことなのか・・・??
    とりあえずサダさんイケメン。

  • ときは一八五四年、徳川家定十三代将軍の時代。
    野笛藩一の美女・14歳の今井一期は、江戸城大奥に潜入し、野笛出身の座敷童子を連れ戻してくるよう命じられる。
    仲良しの御次“茜”、伊賀者同心の”唐次”、枕絵の妖怪“サダさん“、人が死ぬと泣く妖怪”泣きジジさま”、妙にイチゴになつく犬・猫・狆たち、そして厳しく恐ろしい御年寄りの”嵐山”など、個性ゆたかな面々に囲まれて、イチゴは座敷童子を探す。
    噂がとびかう大奥と秘密あふれる江戸の街を駆けまわり、イチゴが知った座敷童子の正体とは?

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著者プロフィール

堀川 アサコ(ほりかわ あさこ)
1964年生まれ、青森県出身の小説家。
2002年、『芳一――鎮西呪方絵巻』が第15回小説すばる新人賞の最終候補。2006年、『闇鏡』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、デビュー。
文庫化されている『幻想郵便局』が書店員たちの後押しもあって大ヒットし、「幻想」シリーズとして人気を誇る代表作となった。

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