大奥の座敷童子

著者 : 堀川アサコ
  • 講談社 (2015年3月18日発売)
3.56
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062194068

作品紹介

柔らかく、楽しく! お江戸で包み込んでくれる物語です。ーー畠中恵(作家)
泣けて、笑えて、ほっこりできる物語は、すべての読者の期待に応えてくれる。――末國善己(書評家)

ときは一八五四年、徳川家定十三代将軍の時代。
野笛藩一の美女・14歳の今井一期は、江戸城大奥に潜入し、野笛出身の座敷童子を連れ戻してくるよう命じられる。仲良しの御次“茜”、伊賀者同心の”唐次”、枕絵の妖怪“サダさん“、人が死ぬと泣く妖怪”泣きジジさま”、妙にイチゴになつく犬・猫・狆たち、そして厳しく恐ろしい御年寄りの”嵐山”など、個性ゆたかな面々に囲まれて、イチゴは座敷童子を探す。
噂がとびかう大奥と秘密あふれる江戸の街を駆けまわり、イチゴが知った座敷童子の正体とは?

大奥の座敷童子の感想・レビュー・書評

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  • (15-56) 「私の藩から江戸大奥に荷物に紛れて連れ去られた座敷童子を捜しに来ました。」と言ってる部屋子が存在できるなんてありえないのに、面白かった。座敷童子の謎は最初に私が「こうなんじゃない?」と思ったとおりだった。いつの時代とも特定しない書き方だって出来るはずなのに、あえて幕府が崩壊するほんの少し前の家定の時代にしたのは作者に何か思うことがあるのだろうか。ちかぢか大奥に上がる薩摩の姫はあの方。その後の歴史に思いをはせ読み終わった。

  • 逼迫した藩の財政を立て直すため
    大奥に座敷童を探しに行く
    主人公イチゴ。
    どのくらい逼迫してるかといえば
    一杯16文のソバ6億5千万杯分。
    もう、のっけから、大笑い。
    楽しませるためだけに作られた舞台を
    見ているよう。
    イチゴがとてもかわいらしい。

  • 座敷童子を探しに大奥に来た女の子のお話。堀川さんの本はちょっと不思議だけど不思議だけで終わらないところがあると思う。
    2018/2/3

  • う~んイマイチよう分らんかった。
    最後の方は面白くなったけど、ちょっと期待外れ。

  • 座敷童子を連れて帰ってこいという命を受けて大奥に来たイチゴ。イチゴってすごい当時はDQNネームだろって思ったけど、一期ねw
    サダさんがかっこよい、だが変態(?!)。なんだか黒い渦が見え隠れしながらも、お志賀様をはじめとするほんわかした雰囲気にちょっと癒されました。

  • 幕末の大奥を舞台にした、幻想シリーズの1篇、という感じでしょうか。読後感が幻想シリーズでした。
    メーテルリンク、かな。
    座敷童子自体がそうなんだけど、棄老の話とか、その他、遠野物語感もあって、隅から隅まで、印象的でした。
    時々出てくる、イチゴの名前を漢字表記で一期となっている個所、なるほどなあ、そうかあ、と感じ入りました。
    ゆっくり、ほっこりしたいときに読みたい本。ゆっくりした気持ちで読めるのですが、読み終わるまではあっという間でした。

  • 『月夜彦』とか『芳一』に近いテンションだったよ~。
    田舎からお江戸大奥に突如放り込まれた純朴美少女イチゴちゃん(14)・・・唐次さんがすげーナチュラルにロリコンだと思ったけど14ならセフセフってことなのか・・・??
    とりあえずサダさんイケメン。

  • ときは一八五四年、徳川家定十三代将軍の時代。
    野笛藩一の美女・14歳の今井一期は、江戸城大奥に潜入し、野笛出身の座敷童子を連れ戻してくるよう命じられる。
    仲良しの御次“茜”、伊賀者同心の”唐次”、枕絵の妖怪“サダさん“、人が死ぬと泣く妖怪”泣きジジさま”、妙にイチゴになつく犬・猫・狆たち、そして厳しく恐ろしい御年寄りの”嵐山”など、個性ゆたかな面々に囲まれて、イチゴは座敷童子を探す。
    噂がとびかう大奥と秘密あふれる江戸の街を駆けまわり、イチゴが知った座敷童子の正体とは?

  • まさか大奥に座敷童子を探しに行ったイチゴ自身が座敷童子だったとは驚いた…!
    正しくは座敷童子の生き神だけど。
    本人も無自覚だから、全く分かんなかった。
    ただ、やたら動物に好かれ過ぎてるなぁとは思ってたが、それが神通力故とはな。

    サダさん、やっぱり公方様だったか(笑)
    大体変質者っぽいのとか正体不明なのがこういうのでは公方様なこと多いよな。
    サダさんがイチゴが座敷童子って気付いたのはびっくりした。
    が、家康の時の話が代々受け継がれてたらそりゃ分かるか。
    サダさんといえば、御台所が輿入れしてくるみたいだけど、お志賀の方のこと結構気に入ってたっぽいのにちょっと切ないなぁ。
    寝所に連れて行きなくないのは大事にしてるからだよね、サダさん…。

    唐次とイチゴは良い感じだな。
    あの二人はちゃんと結ばれてほしいな。
    そうなったら、唐次は座敷童子を嫁に迎えることになるのか。
    ある意味玉の輿だな(笑)

    家康と座敷童子の話が私的に凄く好きな設定で良かった!
    野笛の祖がその座敷童子だから、野笛は自覚無くともずっと特別扱いされてきてたんだな。
    治水等のお手伝いを永久免除ってかなりの特別扱いだよな。
    しかも、野笛の祖の座敷童子が三万石鹿受け取らなかったから、家康が城と城下町も作ってあげるとかほんとに特別扱い。
    要所要所で助けてくれたから贔屓したくなるよな。
    家康と座敷童子の縁が良い。

    旗五郎じいさんの話切なすぎる。
    しかも、サダさんの義母のお美代の方が旗五郎の実の娘で小さい時に人攫いに合ってたとは…。

    続編かスピンアウトでこの世界観をまだ味わいたいなぁ。出ないかな?

  • 大奥が舞台の江戸時代の話なのに軽いなとか思いながら読み始めたが、かわいらしく面白く纏まっててすぐ読み終えた。イチゴちゃんと唐次の今後が気になる。

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