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本 ・本 (40ページ) / ISBN・EAN: 9784062194754
作品紹介・あらすじ
●日本子どもの本研究会「第2回作品賞」受賞!
●絵本学会2018年「BOOK END」が選ぶ「次世代に残したい絵本(国内絵本)」!
●2019年度児童福祉文化賞受賞!
「骨の旅」をたどりなおしていくことは、私たちと、たくさんの生きものたちとのつながりを、みつけなおす旅でもあるのです。
どんなことにも「はじまり」というものがあります。「はじまり」があるから「いま」がある。「遠いところ」や、「はるかな時」のことを考えるのは、「いま」とか「ここ」とか「じぶん」とか、そういうものを知りたいからだと思ってきました。
この絵本は「科学絵本」と呼ばれる分野に入るかと思います。でも、私がほんとうに伝えたかったことは「知識」ではありません。願ったことは、「いま」「じぶん」が「ここ」にいることが、どれほどかけがえのないことなのか、それを感じてほしいということでした。人間同士だけではなく、あらゆる生き物がつながりあっている、その「つながり」に対する感覚や想像力こそが、これから最も大切なことだと思えてなりません。「骨の旅」とは、私たち自身の、そして、私たちとたくさんの生き物たちとのつながりを見つけなおす旅でもあるのです。
(著者コメント)
感想・レビュー・書評
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地球の生き物の骨の歴史を、的確な文と正確でありながら味わい深い絵で描き出した素晴らしい科学絵本。最後の解説もなかなか詳しい。海に溶けだしたミネラルから生物が生まれ、余った酸素からコラーゲンができて多細胞が可能になった。脊索が登場して背骨のもとになった。多すぎてよくないカルシウムを取り除くため体に取り込んでできたのが骨。背骨、顎ができる。塩分を調節する腎臓を発達させて淡水に進出。そして陸に上がるために、肺や骨が発達する。骨は血を作る。血にはミネラルが含まれていて、いわば海を持ち込んでいるようなものなのだ。
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私には面白い!こういうのすごく好き!
古生物とか恐竜とか、楽しいですよね♪
でも3歳には少し早かったみたい、また挑戦します! -
3歳6ヶ月息子
思っていたより深い内容だしまだ息子には難しいが、噛み砕いて説明できるところはした。特に下の3つ↓
①地球はマグマが冷えて〜…
②陸に上がった生き物は身体を支えるために背骨がしっかりして〜…
③赤ちゃんもお腹の水の中にいたけど外に出てという流れは、生き物が陸に上がってきたのと同じ〜…
の3つは息子の興味に合わせてしっかり読んだ。あとは軽く読み飛ばしたり。
一冊の本の中でも本人の興味に合わせて読めばいいのかな。 -
”私たちは、体の中に「海」をもつことで、
地上を生きていくことができるのです。” -
小1夏。
地球の誕生、生命の誕生、生物の分類、生物の進化等の知識あり。
「せいめいのれきし」のような流れではありますが、骨にフォーカスしている点が面白かったです。
娘は、お腹の中での赤ちゃんの成長と生物の進化との比較に興味を持っていました。
あと、血を作る骨が子どもと大人とで違う点。
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[墨田区図書館]
図書館で立ち読み。
細かい内容はともかく、よかった本であった印象は覚えている、、、、
その本の内容よりもその際に気になったのが絵柄。
イラストを手掛けた川上和生さんは、宮沢賢治の絵本、「やまなし」を描いた方らしい。
そして筆者の松田素子さんは、「ムーミンのたからもの」などを書いた方で、まだ読めていないけれど"読みたい"登録していた本二冊の訳者さんでもあった。
「ナマケモノのいる森で」
https://booklog.jp/edit/1/4877587098
「オセアノ号、海へ!」
https://booklog.jp/edit/1/4877587195
まどみちお
これから? -
生き物がいかにして骨を獲得したかについて、地球の誕生、最初の生物の誕生から書いてある。子ども向けでとてもわかりやすいが、先カンブリア時代から古生代についてのマニアックな生き物が見開きのイラストで描かれていて、その時代にハマっている子ども達が大喜びだった。
著者プロフィール
松田素子の作品





