- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062194860
感想・レビュー・書評
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どんでん返しありの小説
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まさかのどんでん返し、、
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唯一、コーヒーを淹れる事だけが得意な、平凡なサラリーマン・深瀬和久は、自宅近くにある「クローバー・コーヒー」に通う事がただ一つの楽しみだった。
その店に来るようになった、越智美穂子との出会いで、つまらない日々が、華やかな日々に変わっていった。
ある日、美穂子が、一通の封書を携えてきた。
その中に書かれていた一言で、ある過去の出来事を思い出す。
結末は結構早いうちにわかったが、その先は、想像もつかなかった。
深瀬の陰気さ、自信のなさに、途中、閉口気味だったが、何故か、一気読みしてしまった。 -
主人公の考え方がネガティブ過ぎてちょっと嫌だなと思いつつも続きが気になり読み進めていたら、最後のオチでゾワっとした。
元々ネガティブな人が抱えて生きていくにはつら過ぎる事実だ。
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深瀬と美穂子、広沢のことを心に抱えながらもハッピーエンドなのかなと思いきや、ラストにわかる真実に衝撃を受けた。深瀬には辛すぎる。受け止めきれるのだろうか。
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なかなか面白くならないなぁ、と思いながらずっと読んでいた。
犯人も途中で見当がついてしまった。
あぁ、やっぱり、、、。
このまま終わってしまうのか?
終わらなかった。
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「この人は隣には置いてくれたけど中には入れてくれていなかったんだって気が付いた」
友達のこと知った気になってないか?
自分だけに心を開いてくれていると思ってないか?
自分が1番理解していると思ってないか?
間違っても自分と似ているなんて思わない方がいい
そう思うことで思考を停止して自分だけ楽してるだけ
一緒にいて楽だなと思う人との関係ほど見直した方がいいかもしれない
そう思ってるのは自分だけかもしれないから
ずいぶん淡々と進んでいくなと思ってたらこれ
油断してた -
表紙はコーヒー豆柄。
主人公の深瀬が得意なことは、美味しいコーヒーを入れること。そんな彼が、出会ったコーヒー豆の専門店。気付けば常連客に。そこで出会った1人の女性。逢瀬を重ねる内に恋人同士になる。
しかし、順風満帆そうに見えた二人の間に、一通の手紙が届く。そこには、彼が人殺しだと書かれてあり…。深瀬の過去に何があったのか、過去を遡り判明していく謎。そして最後に待ち受けていた衝撃の事実。まさに大どんでん返しの物語だった。
読んでいく内に、ふとコーヒーの香りがするような不思議な気持ちになる。 -
湊かなえの中ではまだ毒が少ないんじゃないかな、と思った。ただちゃんと毒はある。
表現される人間像が深すぎてたまにきつかった。
そして装丁が好き、だから単行本で買ってしまいました。