深紅の断片 警防課救命チーム

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 講談社 (2015年5月26日発売)
3.60
  • (10)
  • (32)
  • (36)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 225
感想 : 34
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (330ページ) / ISBN・EAN: 9784062195041

作品紹介・あらすじ

舞川市中央消防署・警防課救急第二係の隊長・真田健志。真面目で責任感の強い彼は、血気盛んな後輩・工藤、運転のエキスパート・木佐貫と三人一組を組み、救急車で出動する日々をおくる。ある晩、「少女を閉じ込めた。早く助けないと死ぬ」という匿名の通報が! 傷つけられた少女の姿を見て、かつてない怒りを覚えた三人は、事件に関わることを決意。彼らは、人々の命と街の平穏を守ることができるのか!?


命を弄ぶ凶悪犯に立ち向かうのは、
命を助ける術しか持たない、救急隊!

舞川市中央消防署・警防課救急第二係の隊長・真田健志。
真面目で責任感の強い彼は、血気盛んな後輩・工藤、
運転のエキスパート・木佐貫と三人一組を組み、救急車で出動する日々をおくる。
ある晩、「少女を閉じ込めた。早く助けないと死ぬ」という匿名の通報が!
犯人と思しき相手が告げた通り、監禁された少女は衰弱しており、
その背中にはトリアージタッグを模したシールが貼られていた。
黒、赤、黄、緑に色分けされた紙片は本来、災害現場などでの治療優先順位を示す。
しかし、犯人が残した紙片は、被害者をどれだけ痛めつけたのかを表し、
次の事件を示唆するものだった。かつてない怒りを覚えた三人は、
事件に関わることを決意。彼らは、人々の命と街の平穏を守ることができるのか!?

みんなの感想まとめ

命を救う救急隊が、凶悪犯に立ち向かう姿を描いたミステリーが展開されます。真田隊長とその仲間たちは、匿名通報を受けて少女を救出するために奔走し、過去の事件とつながる真相に迫ります。物語は、救急隊の日常や...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 救急隊が主役のミステリー。冷蔵庫監禁され衰弱した少女には黄色、焼却炉に入れられ腹を刺されたお父さんに赤、床下収納の中で2か所刺された女に黒、のタッグが張られていた。救急隊が非番にいろいろ調べまわってこの3人をつなげる5年前の事件にたどり着く、犯人は誰なのか。というストーリー。救急隊の仕事内容を常習者のエピソード、病院の医師とのかかわり等も取り入れつつわかりやすく書いており、よく取材しているという印象。しかし、非番週休に捜査みたいなことしたり、搬送した人に何回も会いに行ったりしない、というか駄目じゃない?トリアージについて、事件関係者がみんな詳しいのが、都合とはいえ出来すぎだ。最後の犯人はお前だ!のあともあっさり犯人は完落ちしてくれる。

  • 警防課救急第二係 真田隊に出場要請が入る。
    「少女を閉じ込めた。早く助けないと死ぬ」
    匿名通報で出動した現場には、鎖で閉じられた冷蔵庫があった。
    冷蔵庫より休出した少女の背中にはドイツ国旗のようなシールが。
    3色のシールをトリアージタッグではないかと考え始めた彼らに第2の匿名通報が入る。
    真面目で正義感の強い救急救命士の真田隊長。
    温厚なベテラン運転士の木佐貫。
    ムードメーカーな若手の工藤。
    真田隊の当番日を狙ったような匿名通報に3人は事件を解明しようと動き出す。

    「神様のカルテ」や海堂さんの本で救急病院の切実さを読んできたけれど、今回はその病院へ急患を運ぶ救急隊視線での物語。
    「ときどき悔しくなるんです。僕たちは一分一秒を争って搬送しているのに、病院とは気持ちの温度差がありますよね。」
    週に何度も救急を呼ぶ自傷の女性や住所不定のアル中の男性。病院の受入拒否に悶々とする。
    普段目にすることもないけれど、確実に存在しているそんな問題がリアル。
    消防士、救急隊、警察、教師、社会に影響力のある方々が誇りをもって仕事ができるように、この職業に憧れと尊敬をもたなくては。
    そのためにこういう小説がもっと描かれるとよいな。
    「真面目にやっている人間は、きちんと評価されるべきだと思う」
    救助活動の助けにと行ったはずの行動が悲劇に。
    途中でなんとなく結末が見えてきちゃうし、犯人への説得のあたりが強引な気もするけど、登場人物が生き生きと描かれていて最後まで楽しめた。
    過去の事件も解決したけれど、なんともせつない余韻を残す。
    「俺は毎回、後悔しないような仕事をしているつもりだよ。それを積み重ねれば、いずれ周りが評価してくれる。」
    そんな真田さんの言葉に励まされつつ。

    読み終わって、ふと思う。
    一番かっこよかったのは工藤さんのお祖父さんだったかも?

  • (図書館)救急隊員である真田隊長がそこまでやる?というのはあるけども結果的には間違った判断、解釈などでそれぞれの人の思惑もあって起こった出来事、災害でもある事件

  • 過去のトレーラートラック横転事故のトリアージミスが引き起こした連続傷害事件の真相に救急隊員が迫っていくという今までになかったストーリー。タイトルの意味も最後にちゃんと判明して、作品の出来自体は悪くないけど、やはり救急隊員が刑事の役割をしちゃうところが現実味がなかった。

  • 命をもてあそぶ凶悪犯に立ち向かうのは、命を助けるすべしか持た救急隊救急隊

  • 「オンラインブックトーク紹介図書2021」

    ▼配架・貸出状況
    https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00523483

  • 救急隊、大変なお仕事なのね。
    こんな大変なお仕事、チームワークが影響するのもわかる気がする。
    それなのに、変に勘違いされてもなぁ。

  • 刑事もののシリーズを手掛ける方の救急隊もの
    大きな交通事故によって大切な人を失ってしまった後、どう生きるかというのが根底のテーマだったと思う
    人は弱いゆえに誰かのせいにしたいと思ってしまう
    現場に居合わせた人々は決して悪かったと思えないのだけど、誰かを悪人にすることで無駄な正義感を満足させている人がいるなーともんやりと感じたり
    残された人たちに救済の道があるといいと思う

  • 救急隊が事件究明するのが新鮮だった。

  • 2018/8/28 50

  • 82
    最後の種明かしより少しづつ明らかにして欲しい。でも構成とプロットは上手いです

  • 前隊長の病気による長期休暇により、若くして救命チームの隊長になった真田。3人一組の彼らのチームに、事件性のありそうな匿名の通報があり、出動することに…すると業務用冷蔵庫に閉じ込められた少女がいた。二件目は廃校の焼却炉内に中年男性が、そして更にリストカットの常習者で真田たちのチームもよく知っている女性が自宅の床下収納庫に閉じ込められていた。連続する事件、そこには5年前のトレイラー横転事故が関わっていた。
    現状の救急車の出動やトリアージ、トレイラーの事故、いろいろな社会問題が出てきて読みごたえがあった。

  • 二時間ドラマにそのままOKな筋。私は好きだな。

  • 消防士さんです
    事件に巻き込まれます
    誤解からスタートしたのですが、狡猾な犯人に振り回され・・・というか、事件解決にむかう不思議な主役
    この人の作品は特徴があるのですが、事件の謎を解く人のモチベーションがわからない
    おせっかい?
    2016.4.29読了
    2019.10.30再読
    読み返したことを忘れているkitanoであるが
    面白い、前回のややトゲのある感想が嫌だ
    400Pを超す長編ですが一日で読んでしまった

  • 麻見さん作品、初読。
    救急隊のお話。
    さらーっと終わってしまったので、続編も期待してます。

    麻見さんのほかの作品も読んでみようと思います。

  • 舞川市中央消防署・警防課救急第二係の隊長・真田健志。
    真面目で責任感の強い彼は、血気盛んな後輩・工藤、
    運転のエキスパート・木佐貫と三人一組を組み、救急車で出動する日々をおくる。
    ある晩、「少女を閉じ込めた。早く助けないと死ぬ」という匿名の通報が!
    犯人と思しき相手が告げた通り、監禁された少女は衰弱しており、その背中にはトリアージタッグを模したシールが貼られていた。
    黒、赤、黄、緑に色分けされた紙片は本来、災害現場などでの治療優先順位を示す。
    しかし、犯人が残した紙片は、被害者をどれだけ痛めつけたのかを表し、次の事件を示唆するものだった。
    かつてない怒りを覚えた三人は、事件に関わることを決意。
    彼らは、人々の命と街の平穏を守ることができるのか!?
    (アマゾンより引用)

    なかなか面白かったけど、「こいつ犯人じゃないの?」ってのが予想通り犯人だった。
    犯人の立ち位置からして、不自然に存在がピックアップされてるもんだから(笑)
    でも、内容としては面白かった(*´∀`*)

  •  最初は、少し固いというかこなれていないというか、そういう印象を持った。
     しかし、読み進めていくうちに、それが味になった。
     トリアージタッグを題材とするミステリーというアイデアは十分活かされている。理に勝るような創話という感じは、多少するけれど。

  • トリアージタッグになぞらえて、どんどん被害がひどくなる事件、真相を追うのは、救急隊の真田・後輩の工藤、謎の医師茂刈。
     新しいシリーズが出た。麻見和史の作品は安心して読めるから好きだ。今回は塔子のような女性が主要登場人物にないのが新鮮。でも、チームワークで事件を解決していくところが読後感よし。

  • 救急隊員の目線から事件を解決していく。

    今まで読んだことのないシチュエーションだし、救急隊員の内情なども詳しく描かれていて、お仕事小説としては興味深く読めた。もちろんミステリとしても面白かったのではあるが、やはり救急隊員が刑事さながらに独自に捜査していくのはちょっとなぁ、、、と違和感を覚えざるを得ない。単なる好奇心で動いているようにしか見えなくて、使命感・正義感云々を掲げられても、白けちゃう。あくまでも刑事捜査のお手伝い程度に収めてほしかったかな。
    犯人の動機にしても、わざわざこんなややこしい復讐の仕方するのかな、なんて思ってしまった。謎めいた事件なだけに、掴みは良かったんだけど、最終的に事件の動機とのバランスは悪いように感じた。

  • 麻見さんの最新作。
    今回は消防署警防課救急救助隊が探偵役。連続殺人未遂事件の真相を究明していく物語。
    救急救助隊の内幕を良く取材している。抜群の構成力で作品に仕上げている。人物像もしっかりしているが、役柄が職業の違いでライフスタイルに変化が出ているだけで、性格的には似た雰囲気かな!
    物語構成が基本的に同じパターンに成りつつある。麻見ワールドでそれも一興なのだが、別の角度で本格をやってみる時期かも!

全27件中 1 - 20件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

1965年千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。『石の繭』から始まる「警視庁殺人分析班」シリーズで人気を集める。その他著書に「警視庁文書捜査官」シリーズ、「特捜7」シリーズ、「重犯罪取材班・早乙女綾香」シリーズ、『深紅の断片 警防課救命チーム』『共犯レクイエム 公安外事五課』『骸の鍵』『擬態の殻 刑事・一條聡士』などがある。

「2023年 『琥珀の闇 警視庁文書捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

麻見和史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×