白うさぎと天の音 雅楽のおはなし

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  • Amazon.co.jp ・本 (98ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062195225

作品紹介・あらすじ

雅楽は、日本古来の音楽です。
 雅楽では、「笙(しょう)」「篳篥(ひちりき)」「龍笛(りゅうてき)」の三つの管楽器が演奏の中心となり、それぞれ「天」「地」「空」を表現するとされています。
 それぞれの楽器を題材に、その由来と、音楽の喜びを描いた三つのお話。
 楽しみながら、日本の音楽への関心が高まります。

●光り降る音 ~笙のおはなし~
白うさぎには、天から降りてきた鳳凰の、うつくしい音が聞こえます。
その音が聞こえない他の動物たちに、「おまえはうそつきだ」と言われ、ひとりぼっちの白うさぎですが……。

●天つ風の音 ~龍笛のおはなし~
きびしい日でりがつづきました。
白うさぎは、山奥の池で「どうか、ゆたかな雨を降らせてください」と祈ります。
すると、おおきな龍がすがたをあらわして……。

●星月夜の音 ~篳篥のおはなし~
川のほとりで、白うさぎの耳に、やさしい歌声がきこえてきました。
「この川がどうして『涙川』とよばれるようになったのかを
あなたにそっとお話ししましょう」……。

「星月夜の音」(詩・かんのゆうこ、曲・東儀秀樹)オリジナル楽譜収録

※本書は、2002~04年に刊行された『光り降る音』『天つ風の音』『星月夜の音』を再構成したものです。

著者プロフィール

東京都生まれ。東京女学館短期大学文科卒業。児童書に、 「ソラタとヒナタ」シリーズ(絵・くまあやこ)、「はりねずみのルーチカ」シリーズ「りりかさんのぬいぐるみ診療所」シリーズ(ともに絵・北見葉胡)(いずれも講談社)、 『とびらの向こうに』(絵・みやこしあきこ/岩崎書店)など。 絵本に、『はるねこ』(絵・松成真理子)、『はこちゃん』(絵・江頭路子)、プラネタリウム番組にもなった『星うさぎと月のふね』(絵・田中鮎子)(以上、講談社)などがある。

「2023年 『はりねずみのルーチカ 精霊たちのすむところ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

かんのゆうこの作品

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