- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062195270
作品紹介・あらすじ
家出少年が、濡れ衣を着せられた犯罪者が、バツイチの女性弁護士が、右手を上げてタクシーを止める。少年はなぜ失踪し、タクシーが消え、思わぬ真実が待ち受ける。感動と興奮の書き下ろし長編ミステリー!
――子供だろうが老人だろうが、テロリストだろうがロマンチストだろうが、金さえ払ってくれれば誰でも乗せる。そしてどんな人間でも、このタクシーから降りるときには必ず笑顔になる。それがスマイル・タクシーだ。(本文より)
感想・レビュー・書評
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面白い!!最後にしかけがわかった時はさすがと思いました。お客様をスマイルにする、人を幸せにすることで自分も笑えるようになりますね。
しかもタクシー運転手の連携、お見事です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
黄色いプリウスのスマイルタクシー。
運転手の五味は、乗せたお客さんを笑顔にすることがモットー。
ある日、乗車してきた少年がお店で強盗をしでかして…。
女性弁護士を乗せた袴田。
犯罪の濡れ衣をきせられた男を乗せた景子。
3台のタクシーとそれぞれの乗客が絡み合う物語。
超生意気な少年・優が五味のタクシーに乗ってきた理由…。
五味が、人を笑顔にすることにこだわる根底にある後悔…。
読み終えて、心がほわっと温かくなりました。
居酒屋の店員・トムの日本語が面白かった~。
めちゃくちゃなのに、妙にいいところをついてたりしてね。
五味、笑えるようになったんだね。良かった…。
今はまだ、ぎこちない微笑みですけどね。
これで正真正銘のスマイルタクシー♪-
こんにちは~♪
横関大さんの本は読んだことがないです!!
これは面白そうですね~
φ(..)メモメモ、古本屋さんへGo~!!こんにちは~♪
横関大さんの本は読んだことがないです!!
これは面白そうですね~
φ(..)メモメモ、古本屋さんへGo~!!2016/02/28 -
azu-azumyさん、こんばんは~♪
横関大さんの本、4冊目だったかな~たしか(笑)
読後感が爽やかなミステリーが多かったです。
...azu-azumyさん、こんばんは~♪
横関大さんの本、4冊目だったかな~たしか(笑)
読後感が爽やかなミステリーが多かったです。
実は『ルパンの娘』が読みたかったの。
でも貸し出し中で…。
でもこの本も、とても良かったですよ~♪
最近は読みながら、「あっ、この本お好みかも~」と、
azu-azumyさんはじめ、ブクログのお友達を思い浮かべることがあってね。
そして、azu-azumyさんの場合は、
プラス「無事、手に入れられるかしら…」と案じたりしてます(#^^#)2016/02/28
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どんな相手でも、タクシーを降りる時には笑顔になる。その信条を貫いているタクシー運転手、五味。そんな五味がある少年を乗せたところから物語が始まる。タクシー運転手とお客。五味と少年。女性ドライバーと強姦未遂の罪を問われている弁護士。不運な運転手と女性弁護士。
それぞれの物語があり、その物語が収束していく様子は見事!
とにかく、また新たに読んでいきたいと思える作家と出会えたことに感謝。 -
強盗少年とドライバーの全てを懸けた逃走劇!
タイプの違うタクシードライバーさんたちが良い味だしてます。
それぞれの乗客が抱える事情や不測の事態に振り回されるドライバー。三組のタクシー事情がどうつながっていくのか…。
ドタバタしながら見事に伏線回収されスッキリほっこり。
ラストまで楽しみました♪
売り上げよりもお客様を笑顔にすることを大事にしているお人好し「スマイルタクシー」の五味さん。粋でしたねぇ。
タクシーを舞台に繰り広げられる小説は初めてでしたが、軽快で面白かったです。 -
#読了。
個人タクシーの運転手五味は、お客は笑顔で降りて欲しいと思い、スマイル・タクシーを名乗る。ある朝、1人の少年を乗せる。またタクシー仲間の景子と袴田は、それぞれ1人づつのお客を乗せる。3者が交わるとき。。。
当初違和感を感じるが、途中時系列の変化に気付くと、どこで一致するかが楽しみになった。以前も思ったが、伊坂幸太郎さんの影響を受けているのだろうか?安心して読める展開。 -
面白かった。サクサク読んで、
笑顔で読了。
伊坂さんぽくて、ちょっと違う。。
ばらばらの時間とばらばらの登場人物が最後には鮮やかに並ぶ。
楽しくてこういうのは大好きです。
さすがスマイルメーカー!読む人も笑顔。 -
三人のタクシー運転手とそれぞれのタクシーに乗車した三人の客。
前半は物語の全貌が全く見えず?の連続だったけど、つながりが見えてきたあたりから一気にスピードアップ。どんどん収束していく流れにワクワクし、ラストに向けてジェットコースター。
スッキリ笑顔で読み終えた。 -
降りた客を全て笑顔にする、通称「スマイルタクシー」の運転手と、罪を着せられた悪徳弁護士やその息子など、登場人物が微妙にねじれたつながりを持つ人間関係とストーリーで構成されて、
物語が進んで、ストーリーがつながってくる様がなんともハートフルですがすがしい展開となってくる。
一見、悪く、醜い行動のように見えて、実はそれぞれの登場人物の思いがあったりして胸が熱くなる。
それぞれのストーリーが一点に集まった時に、思わずほろりときた作品である。
久しぶりに楽しく、心地よい読後感に満たされた作品である。