風の如く 久坂玄瑞篇

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 56
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062195508

作品紹介・あらすじ

松下村塾に入門したことで、後の傑物たちと出会い、日本の将来について考えることになった平九郎。だが吉田松陰は処刑される。師を失った高杉晋作、久坂玄瑞、平九郎たちは集まり、松陰の遺志を継ぐことを誓う。将軍など飾り物に過ぎず、幕府を切り捨てるべきだという極論に彼らはたどり着くが……。平九郎たちは、日本に新たな夜明けを見せることができるのか。

感想・レビュー・書評

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  • 富樫倫太郎の“風の如くシリーズ”の2冊目。久坂玄瑞篇。

    架空の長州藩士 風倉平九郎の目を通して描く、激動の幕末。坂本龍馬、西郷吉之助、徳川慶喜が長州の視点で登場。

    吉田桐蔭亡き後、村塾の意思を継ぐ久坂。桜田門外の変から蛤御門の変まで、冷静だった彼が攘夷熱の頂点で25年の生涯を自ら断つまでを追う。

    次のバトンは高杉晋作へ。乞うご期待。

  • 吉田松陰編から続く2作目。

    幕末の動乱の中で迷走、そして暴走する長州藩。終盤はまさに四面楚歌状態になってしまう玄瑞達が気の毒すぎます。
    平九郎の、“・・この国を救いたい、少しでもよくしたい・・そう思っているだけなのに・・・”との悲痛な心の叫びが胸に刺さります。
    次は晋作兄貴がメインですかね。

  • 「風の如く」シリーズ、2作目。今回は久坂玄瑞が中心。前作の中心人物・吉田松陰が安政の大獄で処刑された後から、久坂玄瑞が亡くなる蛤御門の変までを主人公・風倉平九郎の視点から描く。

    この時代の本をこれまでも読んではいるものの、いずれも新選組の方からでしか読んでなかったためか、長州藩側からの視点は新鮮だった。主人公を架空の人物に置くことで、歴史の動きが見やすくなってるのかな。読みやすくて、勉強になりました。
    次は高杉晋作篇になるのかしら?次篇も楽しみ。

  • 最後がちょっとあっさり。
    でも、玄瑞かっこいい。

  • 久坂玄瑞だけでネタが足りなかったのか、周りを取り囲む何人かのエピソードを寄せ集めた作りになっている。
    平九郎の話のほうが面白かったな。
    彼は明治まで生き残ったんだろうか...
    (↑架空の人物らしいね。)

  • 綺羅星のごとく登場した幕末の志士たちで早々に退場した人々は名は知られていても、その生涯の詳細は正直、よくわかっておらず、動乱の時代に至る前までの話かつ動乱の真っただ中にない人々が騒動の中心からもたらされる話を受け、その限られた情報と時間差がさけえない地理的制約の中で、どう考えていたのかという話はなかなか新鮮である。

  • 蛤まで
    続きが待ち遠しい

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著者プロフィール

富樫倫太郎

1961年、北海道生まれ。98年に第4回歴史群像大賞を受賞した『修羅の跫』でデビュー。「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室」「生活安全課0係」「スカーフェイス」など多くの警察小説シリーズで人気を博す。そのほか、「陰陽寮」シリーズなどの伝奇小説、「軍配者」「北条早雲」「土方歳三」シリーズなどの時代・歴史小説と、幅広いジャンルで活躍している。

「2021年 『北条氏康 大願成就篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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