おばあさんの しんぶん

著者 :
制作 : 岩國 哲人 
  • 講談社
4.08
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本棚登録 : 70
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062195652

作品紹介・あらすじ

新聞少年のてっちゃんに新聞を読ませてくれていた老夫婦。その、おばあさんが亡くなり、てっちゃんがはじめて知った事実は・・・。

感想・レビュー・書評

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  • 戦後の苦しい時代、新聞をとる余裕のある家は多くありませんでした。どうしても新聞が読みたくて配達を始めたてつおに、新聞を読ませてくれる老夫婦がありました。時はたち、おじいさんに次いでおばあさんも亡くなったとき、てつおは思いがけない事実を知ります。
    「新聞配達に関するエッセーコンテスト」最優秀作を絵本化。静かに胸を打つ絵本です。

  • おばあさんの優しさは見えないところにありました。

    その優しさこそ教育だったのではないでしょうか。

    おばあさん、彼は立派な人に育ちましたよ。

    私もおばあさんみたいな人になりたいと思いました。

    同時におばあさんみたいな人を育てたいとも思いました。

  • 新聞が読みたい為に、新聞配達していた少年にいつも自宅で真新しい新聞を読ませていたおばあさん。
    実はおばあさんは字が読めなくて、亡きご主人が可愛がっていた彼に読ませる為だけに新聞を取っていたことを、少年はおばあさんの死後に知る、というお話。

    戦前生まれの政治家さんの実話だそうです。この話を読んで、アマゾン創始者のJ・ベゾスの「賢さは才能、優しさは選択」という言葉を思い出しました。そして、これからの世代に伝えることは、やはり「優しさ」なんだなと。
    日々の生活で中々出来ていない部分だけに、私も自省とともに読み聞かせした本。

    松本さんの絵も柔らかいタッチで、四季の自然がとても生き生きと描かれています。

  • 戦争で大阪から出雲へ疎開したてつおの家族は、父を亡くし、母が三人の子どもたちを抱えていた。(絵本で見てとれる)生活が苦しいなか、小学5年生のてつおは新聞配達をする事にした。みはらのおじいさんが、夕方、新聞を読んでいいと言ってくれて、それも毎日楽しみにしていた。てつおは毎日新聞を配達した。三原おじいさんが亡くなっても、おばあさんがてつおに新聞を読ませてくれた。夕方でも、きれいな新聞。
    おばあさんも亡くなってから知ったのは、おばあさんは字が読めなかったこと。おばあさんは、てつおが喜んで新聞を読む姿をみるのを楽しみに、新聞を取り続けてくれたのだ。「しっかり勉強して、えらい人になるんだよ」と。

    作者は東大法学部を卒業後、証券マンなどを経て、出雲市長となり、国会議員になる。

  • 気がつかない内に人の優しさを受けている。
    あたたかい気持ちになりました。

  • とっても暖かくていい絵本。いいなぁ。
    2016/02/14

  • 久しぶりに絵本で感動しました。
    図書館で、たまたま立ち読みしたのですが、
    落ち着いたらゆっくり読みたいと思います。
    お年寄りとの交流の無い世代への読み聞かせに最適だと思います。

  • 戦争直後は 新聞をとる 余裕がない家も たくさんあったんでしょうね。毎日読めることに 感謝。

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プロフィール

東京都生まれ、多摩美術大学卒。絵本『ふくしまからきた子』、『ふくしまからきた子 そつぎょう』、『Life(ライフ)』、『おとうと』。挿絵に『がれきのなかの小鳥』など。また、NHK「モタさんの”言葉”」「みんなのうた」など、出版だけでなく映像の世界でも活躍中。

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