いつも心に立川談志

著者 :
  • 講談社
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感想 : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062195904

作品紹介・あらすじ

本書の内容(本文より)
 それにしても師匠、いい笑顔ですね。毒舌を一瞬にして相殺して余りある笑顔は昔から売りでしたが、それにしてもいい笑顔です。しかも柔和です。
 入門してすぐ、笑顔のよさには気づきました。でもそれは普段怖いからこそ効く笑顔で、弟子にとって師匠、あなたは怖い存在であり続けました。そしてそれが師匠が病を得るまで続いたのです。

師匠と私とは十五歳違います。いまだに十五歳違いってのはネタですが、この年の差は親子ではなく、やはり兄弟でしょう。師匠はものすごく切れる長兄です。で弟達がゴロゴロいるわけですが、私はいずれゆっくり深い話ができると思っていました。年の想定は師匠が八十で私が六十五です。芸や生きるということについて、ちょっと突っ込んだ話ができると思っていたのです。しかしその夢が叶わないことは、三年前に実証されてしまいました。もっと懐に飛び込んでおけばよかったと言っても後の祭り、後悔先に立たずです。でまあご指名を受け、手紙のような形で話をさせてもらったわけですが、本当によかったと思い、感謝しています。蓮二さん、編集部にですが、やはり師匠、あなたにです。あなたがいてくれたからこそ弟子になり、こういう機会に恵まれたのです。

感想・レビュー・書評

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  • 橘蓮二・写真,立川談四楼・文。晩年の談志から写真撮影を認められた橘蓮二(すでに写真集を出している)の未発表の写真と,小説家としても広く知られる弟子談四楼が亡き師匠に宛てた書簡スタイルで書き連ねた文。師匠を安心させるべく「師匠亡き後も弟子たちはしっかりやっています」とアピール。老化現象に悩んだり親友が相次いで他界して落ち込んだりしている当時の談志をおもんぱかる弟子の気持ち。談幸の立川流脱退といった寂しい話題にも触れざるを得ないのだが。写真も文章も素晴らしい。

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著者プロフィール

落語家

「2016年 『師匠!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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