激動 東京五輪1964

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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062196062

作品紹介・あらすじ

昭和三十九年十月――。
オリンピックに沸く東京を舞台に、ミステリーの最前線を走る七人の思惑が交錯する。

激動の昭和史をひもとく競作シリーズがここに開幕
変わりゆく街で、男たちは何を目指したのか
究極のミステリー・アンソロジー、全編書き下ろし!!

「不適切な排除」 大沢在昌
八ミリフィルムの技術者は、なぜ殺されたのか!?

「あなたについてゆく」 藤田宜永
二十一年前のあの日、私も日の丸を背負っていた。

「号外」 堂場瞬一
特ダネは、よりによって開会式の日にぶつかった。

「予行演習(リハーサル)」 井上夢人
国立競技場に持ち越された、幽霊屋敷の死体騒動。

「アリバイ」 今野 敏
五輪の輪が四つ――死刑求刑は一転して無罪に。

「連環」 月村了衛
黒澤明が降りたオリンピック記録映画を狙え!

「陽のあたる場所」 東山彰良
華やいだ街の片隅で、おれは死の淵に立っていた。

感想・レビュー・書評

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  • 1964年の東京五輪をスパイスとしたアンソロジー。井上夢人さん目当てで読了。刑事、記者、ヤクザなど舞台は様々で面白かったです。今野敏さん、井上夢人さんが面白かった。特に井上さんの最後のオチはとっても嬉しかったです。

  • R4/12/29

  • この手の「あるテーマに関連する複数作家さんの短編小説集」はやはり面白くないことがよくわかる。ハッキリ言って作家さんのネームバリューに頼ってるだけで、質は全く伴っていない。やっつけ仕事にしかみえない。一応月村作品のみ少し読み応えあったので、それが救い。

  • オリンピックに乗せられて借りてみた.... 次もいってみよう、オリンピック☆(真保さんの)

  • (収録作品)不適切な排除(大沢在昌)/あなたについてゆく(藤田宜永)/号外(堂場瞬一)/予行演習(井上夢人)/アリバイ(今野敏)/連環(月村了衛)/陽のあたる場所(東山彰良)

  • オリンピックの話ではなく、その時期に起きた事件など。読みなれない作家陣のせいか、あまり好みではなかった。

  • なんとなく読める。 2017.5.9

  • 東京五輪が開催された1964年を中心に描かれた、様々なドラマのアンソロジー。

  • 決戦シリーズの波及版だろうと思い手に取った。
    一度も読んだことのない作家ばかり。
    可もなく不可もなくといったところか。

    暗い話ばかりなのに驚いた。
    もっとプロジェクトX的なものを想像していたのだけれど。
    どんなに明るく湧き上がっていても、闇の部分が、まだまだ残っている時代だったということか。

  • 東京五輪が少し関わるくらいで、あまり関係していないため、ある話では時代背景だけというものもある。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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